岡山県和気町「わけまろパーク」と和気鵜飼谷温泉でファミリー満喫!子連れ旅行ガイド

岡山県和気町「わけまろパーク」と和気鵜飼谷温泉でファミリー満喫!子連れ旅行ガイド
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温泉ソムリエの添乗員ライターがお届けする旅行情報。今回は、岡山県和気町にあるファミリーに大人気のスポット「わけまろパーク」と「和気鵜飼谷温泉」をご紹介します。

子どもたちが思い切り遊べる充実した施設と、家族みんなで癒される温泉を一度に楽しめる和気町は、週末のお出かけや小旅行にぴったりの目的地です。この記事では、施設の魅力を詳しくお伝えするとともに、温泉ソムリエの視点から泉質の魅力を解説いたします。

目次

和気町の魅力と歴史的背景

和気清麻呂の生誕地として知られる歴史ある町

岡山県南東部に位置する和気町は、奈良時代から平安時代にかけて活躍した政治家・和気清麻呂の生誕地として知られています。和気清麻呂は733年に現在の和気町で生まれ、桓武天皇に仕え、794年の平安京遷都では都づくりの責任者として1200年以上続く京の都の基礎を築きました。

町内には和気清麻呂を祀る和気神社があり、子どもの守り神として多くの家族連れが訪れています。古代から官道に沿う要衝の地として栄えた和気町には、3世紀から7世紀にかけて築かれた大小100基以上の古墳が存在し、鉄を精錬した製鉄跡も数多く残されています。

吉井川が育む豊かな自然環境

中国地方最大の河川である吉井川が南北に貫流し、標高200メートルから400メートルの山々に囲まれた自然豊かな環境が和気町の特徴です。温暖な気候で地震や台風などの自然災害が少なく、電車や高速道路などの交通アクセスにも恵まれています。

明治時代の山陽本線開通、大正時代には柵原鉱山の鉱石を運搬するための片上鉄道が整備され、交通の要所として発展してきました。現在、片上鉄道の廃線跡は「片鉄ロマン街道」としてサイクリングロードに整備され、歴史ロマンを感じながら自転車で走ることができます。

わけまろパークで子どもたちが大興奮

わけまろパークの遊具の全景
わけまろパークの遊具の全景

2025年4月にリニューアルした新しい施設

旧和気鵜飼谷交通公園がリニューアルし、2025年4月1日から新愛称の「わけまろパーク」として生まれ変わった施設です。町のマスコットキャラクター「わけまろくん」にちなんで名付けられたこの公園は、小さな子どもから大人まで楽しめる充実した設備が魅力です。

吉井川近くの山のふもとにある白くて丸い屋根の和気ドームが目印で、山陽自動車道の和気インターチェンジから車で約10分、JR和気駅から徒歩約30分の場所にあります。駐車場は約200台収容可能で、週末のファミリーでのお出かけにも安心です。

大型遊具エリア:わくわくドキドキの冒険が待っている

わけまろパークの遊具とSL
わけまろパークの遊具とSL

2024年春に新設された大型コンビネーション遊具は、わけまろパークの目玉施設です。鮮やかな赤いSL機関車と黄色のヘリコプターを模した遊具が子どもたちの目を引き、乗り物好きにはたまらない空間となっています。

遊具の頭上には和気町のマスコットキャラクター「わけまろくん」と「フジコちゃん」が設置され、子どもたちを見守っています。滑り台だけでなく、ぐるぐるの変形ハシゴ、ボルダリング、渡り遊具など、遊び要素が盛りだくさんで、体を動かすことが大好きな子どもたちが夢中になって遊べます。

浮遊感が体験できるトランポリンマウンテンも設置されており、ジャンプする感覚を楽しめる人気の遊具となっています。

アスレチックエリア:自然の中で冒険体験

大型遊具から少し離れた場所には、「スペースシャトル」という名の大きなローラーすべり台が設置されています。その名の通り空に飛んでいきそうなスペースシャトルの形をしており、子どもたちに大人気です。

子どもたちに大人気のターザンロープも完備されています。傾斜が緩やかで安全性に配慮されており、小さな子どもでも保護者と一緒に楽しめます。ターザンロープの奥には、登るのもぶら下がるのも楽しい太鼓橋があり、バランス感覚を養いながら遊べます。

トンボの形をしたスプリングシーソーもあり、小さな子どもたちがゆらゆら揺れる感覚を楽しんでいます。

ミニSLとゴーカート:乗り物体験で交通マナーを学ぶ

わけまろパークのSL乗り場とゴーカート乗り場
わけまろパークのSL乗り場とゴーカート乗り場

わけまろパークの大きな特徴は、子どもたちが実際に乗れるミニSLとゴーカートです。土日祝日の午前10時から午後5時まで運行されており、子どもから大人まで一緒に楽しめます。

ミニSL は1周200円で、実際に線路の上を走る本格的な体験ができます。ゆっくりと公園内を周回し、ちょっとしたプチ旅行気分が味わえると家族連れに人気です。

わけまろパークのゴーカート
わけまろパークのゴーカート

ゴーカート は1周200円で、子どもたちがハンドルを握って運転する楽しさを体験できます。また、ゴーカートとは別に、2分間100円で楽しめるバッテリーカー(電動ゴーカート)もあり、小さな子どもでも安全に楽しめます。

わけまろパークのバッテリーカー(電動ゴーカート)
わけまろパークのバッテリーカー(電動ゴーカート)

これらの乗り物体験を通じて、子どもたちは楽しみながら交通マナーを学ぶことができます。

子どもひろば:赤ちゃんも安心の室内遊び場

わけまろパークにある子どもひろば
わけまろパークにある子どもひろば

室内施設「子どもひろば」は、天候に左右されずに遊べる安心・安全・快適な空間です。営業時間は午前9時30分から正午、午後1時から午後4時で、定休日は毎週火曜日と年末年始です(火曜日が祝日の場合は翌日が休館)。

クッション滑り台、発泡スチロール素材のブロック、ボルダリング、砂場など、小さな子どもが安全に遊べる遊具が充実しています。特に0歳の赤ちゃんから就学前の子どもまでが対象で、柔らかい素材の遊具が多いため、ハイハイやよちよち歩きの赤ちゃんも安心です。

幼児用トイレや授乳室も完備されており、赤ちゃん連れのファミリーに配慮された設計となっています。

スケートパーク:アクティブな子どもたちに

わけまろパークのゴーカートとスケートパーク
わけまろパークのゴーカートとスケートパーク

2024年に新設されたスケートパークでは、スケートボード、インラインスケート、ローラースケートが利用できます。利用時間は午前9時から午後5時で、利用料金は無料です。

ミニランプが設置されており、初心者から経験者まで楽しめます。利用の際は必ずヘルメットを着用し、小学生低学年以下は保護者が見守る必要があります。スケートボードおよび防具のレンタルはありませんので、持参する必要があります。

レンタサイクル:片鉄ロマン街道を走ろう

わけまろパークではレンタサイクルサービスも提供されており、1日300円で自転車を借りることができます。ここから片上鉄道の廃線跡を利用したサイクリングロード「片鉄ロマン街道」へアクセスでき、歴史と自然を感じながらサイクリングを楽しめます。

片鉄ロマン街道は備前市から柵原まで続く約34キロメートルのルートで、吉井川沿いののどかな風景や、かつての駅舎跡などを巡ることができます。家族でゆっくりサイクリングを楽しむのにぴったりです。

わけまろパークでは気になる施設利用料金は無料が基本

わけまろパークの遊具とその周りを走るSL
わけまろパークの遊具とその周りを走るSL

わけまろパークの大きな魅力の一つが、多くの施設を無料で利用できることです。入園料も不要で、気軽に訪れることができます。

無料で楽しめる施設:

  • 入園料
  • 大型遊具
  • スケートパーク
  • 子どもひろば
  • 公園内の遊具全般

有料の施設:

  • ミニSL(1周):200円
  • ゴーカート(1周):200円
  • バッテリーカー(2分):100円
  • レンタサイクル(1日):300円
わけまろパークのチケット券売機
わけまろパークのチケット券売機

基本的な遊具や施設は無料で利用でき、乗り物系のアトラクションのみ有料となっています。リーズナブルな料金設定で、家族みんなで一日中楽しめるのが魅力です。

公園内にはベンチや休憩スペースがあり、お弁当などの持ち込みも可能です。ピクニック気分で食事を楽しむのもおすすめです。駐車場も無料で約200台収容可能なので、週末でも比較的余裕があり、車でのアクセスも安心です。

また、わけまろパークは屋外施設が中心ですが舗装された道もあり、ベビーカーでの移動も可能です。子どもひろばはバリアフリー対応で、小さなお子様連れでも快適に過ごせます。

わけまろパークで気をつけたい点

わけまろパークのSL
わけまろパークのSL

土日祝日のみの乗り物運行

ミニSLとゴーカートは土日祝日の午前10時から午後5時のみの運行です。平日に訪れる場合は、これらの乗り物に乗ることができませんので、乗り物体験を目的とする場合は週末の訪問をおすすめします。ただし、平日でも大型遊具やスケートパークなどは利用できるので、のびのび遊べるメリットもあります。

子どもひろばの利用時間と休館日

子どもひろばは毎週火曜日が定休日(火曜日が祝日の場合は翌日)で、年末年始も休館します。また、営業時間が午前9時30分から正午、午後1時から午後4時と、昼休憩の時間帯があります。

雨の日でも遊べる貴重な屋内施設ですので、小さなお子様連れで子どもひろばの利用を予定している場合は、営業日と営業時間を事前に確認しておきましょう。

パン工房「メープルハイム」は日月火がお休み

わけまろパークにあるパン工房「メイプルハイム」
わけまろパークにあるパン工房「メイプルハイム」

わけまろパークに併設されたパン工房「メープルハイム」は、遊び疲れた子供のお腹を満たすのにちょうどよいお店です。ガラス張りの工房ではパン作りの様子を間近に見学でき、焼き立ての香ばしい香りが来訪者を迎えます。

障がいを持つ方々が主体となって運営し、地域に温かな交流を生み出しているのも特徴ですが、定休日に注意が必要です。営業日は水~土曜日となっているため、日曜日や祝日などの多くの人が集まる日は営業をしていません。

和気鵜飼谷温泉で家族みんなでリフレッシュ

和気鵜飼谷温泉の建物と正面入口
和気鵜飼谷温泉の建物と正面入口

わけまろパークから小川を挟んで隣に位置する和気鵜飼谷温泉は、30年の歴史を持つ地域の憩いの場です。1995年の開業以来、地域住民や観光客に愛されてきた温泉施設です。徒歩でも5分程度、車では駐車場を経由するため少し大回りになりますが、アクセスは非常に便利です。2025年11月には開業30周年を迎え、記念イベントや特別宿泊プランが用意されています。

古くは鮎漁に使う鵜を飼育していたことから「鵜飼谷」と呼ばれたこの地域は、吉井川沿いの自然豊かな環境に恵まれています。

泉質の特徴:温泉ソムリエが注目する高アルカリ性温泉

和気鵜飼谷温泉の最大の特徴は、運営元が泉質に自信を持っているという点です。温泉ソムリエの視点から見ても、この温泉には注目すべき魅力があります。

泉質はpH9.5のアルカリ性単純温泉で、一見すると無色透明に見えますが、よく観察すると薄く濁りがあるように見える独特のお湯です。この微妙な濁りこそが、この温泉の個性を物語っています。

泉質データ:

  • 泉質:アルカリ性単純温泉
  • pH:9.5(高アルカリ性)
  • 泉温:40度(岡山県内では珍しい高温)
  • 湯量:日量150トン

温泉ソムリエの専門的な目線で解説すると、単純温泉とは温泉水1kg中の溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg未満の温泉を指します。和気鵜飼谷温泉は、泉質名が付く基準(1,000mg以上)ほどの溶存物質はなかったものの、他の一般的な単純温泉とは見た目が明らかに異なります。

この薄く濁りがあるように見える湯は、イオウ分を含んだ成分によるものと考えられます。透明無臭ながら、湯の中で肌をすり合わせると少しとろみを感じ、お肌がすべすべになると評判です。数値上は単純温泉でありながら、このような特徴的な湯質を持つことから、他の単純温泉と比べて期待値が高い温泉と評価できます。

pH9.5という高アルカリ性は、肌の古い角質を柔らかくする作用があり、いわゆる「美肌の湯」として期待できる数値です。女性に特に人気があるのも納得です。また、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進などに効果があるとされ、健康増進活動にも広く利用されています。

屋内温水プールで一年中水遊びを楽しもう

和気鵜飼谷温泉の温水プール
和気鵜飼谷温泉の温水プール

和気鵜飼谷温泉には、誰でも気軽に利用できる有料の屋内温水プールがあります。天候に左右されず、一年中快適に水遊びができるのが魅力です。

プール利用案内:

  • 営業時間:午後1時から午後8時まで(月曜日は午後4時まで)
  • 定休日:水曜日
  • 利用料金:一般500円/2時間、中学生以下250円/2時間

25メートルプールと子ども用プールが完備されており、家族みんなで楽しめます。わけまろパークでたっぷり遊んだ後、温泉とプールの両方を楽しむこともできます。子どもたちは屋内プールで水遊びを満喫し、大人は温泉でゆっくり疲れを癒すという使い分けも可能です。

プールは通年営業ですが、メンテナンス期間は休館となります。訪問前に営業状況を確認することをおすすめします。夏はもちろん、冬でも温水で快適に泳げるのが嬉しいポイントです。

和気鵜飼谷温泉の日帰り入浴

和気鵜飼谷温泉は宿泊施設ですが、日帰り入浴も可能です。わけまろパークで遊んだ後に気軽に立ち寄れるのが魅力です。

入浴料金:

  • 大人:800円
  • 小人:450円
  • 幼児:250円

入浴時間:

  • 日帰り入浴:午前9時から午後10時まで(最終受付午後9時)

入浴の際は、発券機で入浴券を購入し、自動改札機にQRコードをかざして入場します。回数券や各種サービス券、PayPay払いを利用する場合は、2階フロントで発券してもらえます。

タオルは有料レンタルがあり、フロントで申し込めばバスタオルとフェイスタオルを借りることができます。持参すれば費用を抑えられますので、荷物に余裕があればタオルを持参するのがおすすめです。

宿泊客は宿泊中何度でも入浴でき、夜と朝の両方で温泉を楽しめます。ゆっくり和気町を満喫したい方には宿泊プランもおすすめです。

和気鵜飼谷温泉は宿泊施設としても利用可能

和気鵜飼谷温泉のフロント
和気鵜飼谷温泉のフロント

和気鵜飼谷温泉は29室の客室を備えた宿泊施設でもあります。和室と洋室が用意されており、家族構成や人数に応じて選べます。宿泊すれば、温泉を心ゆくまで堪能でき、旅の疲れをしっかり癒すことができます。

施設全体がバリアフリー設計で、車椅子での利用にも配慮されています。お年寄りから小さなお子様まで、誰もが快適に過ごせる環境が整っています。

和気鵜飼谷温泉のレストラン

和気鵜飼谷温泉のレストランメニュー
和気鵜飼谷温泉のレストランメニュー

和気鵜飼谷温泉内のレストランでは、地元食材を使った料理を楽しめます。定食メニューやうどん、そばなど、家族みんなで食べられるメニューが揃っています。宿泊客以外でも利用できるので、わけまろパークで遊んだ後の食事場所として最適です。

ハンバーグ定食、天ざる、カツ丼、うどんなど、子どもが喜ぶメニューも充実。ボリューム満点で、遊び疲れたお腹をしっかり満たしてくれます。特に子供に人気なのがお子様ランチで、2種類のメニューが用意されており、食後にガチャガチャができる楽しみもあります。

営業時間は昼の部が午前11時30分から午後2時、夜の部が午後4時から午後8時30分(ラストオーダー)で、月曜日の夜は休みです。

その他の充実した付帯施設

和気鵜飼谷温泉の日本庭園
和気鵜飼谷温泉の日本庭園

スポーツ・レジャー施設:

  • 屋外テニス場(照明施設完備の4面のオムニコート)
  • 日本庭園

テニスコートは本格的な設備で、グループでのスポーツを楽しむのに最適です。風情のある日本庭園も整備されており、池のほとりを散策しながら四季折々の景色を楽しめます。温泉入浴後の散策にぴったりです。

わけまろパークと和気鵜飼谷温泉を組み合わせた理想の1日プラン

わけまろパークの遊具
わけまろパークの遊具

午前:わけまろパークでたっぷり遊ぶ

9:30 到着 開園時間に合わせてわけまろパークに到着。駐車場は約200台収容可能なので、週末でも安心です。まずは子どもひろばで遊ぶのがおすすめ。午前中の早い時間帯は比較的空いており、小さな子どもものびのび遊べます。

10:00 大型遊具エリアへ 子どもひろばを楽しんだら、屋外の大型遊具エリアへ。赤いSL機関車と黄色のヘリコプターの遊具で子どもたちは大興奮。ボルダリングやターザンロープ、トランポリンマウンテンで体をたっぷり動かします。

10:30 ミニSLとゴーカート体験 土日祝日なら、ミニSLとゴーカートの運行が始まります。まずはミニSLに乗って公園内を一周。次にゴーカートで運転体験を楽しみましょう。

12:00 昼食 公園内にはベンチや休憩スペースがありますので、持参したお弁当を食べるのもおすすめです。

午後:和気鵜飼谷温泉でリラックス

14:00 和気鵜飼谷温泉 わけまろパークから小川を挟んで隣にある和気鵜飼谷温泉へ移動。徒歩でも5分程度、車なら駐車場経由で少し大回りになりますが、すぐに到着します。たっぷり遊んだ後の温泉は格別です。

14:15 入浴またはプール 2階フロントで入浴券を購入し、大浴場へ。露天風呂でゆったりと疲れを癒しましょう。プールを利用する場合は、子どもたちはプールで水遊びを楽しみ、大人は温泉でリラックスという使い分けもおすすめです。

17:00 レストランで食事 レストランで食事を楽しみましょう。宿泊客以外でも気軽に利用でき、ハンバーグ定食や天ざる、丼ものなど豊富なメニューから選べます。お子様ランチは2種類あり、食後のガチャガチャも子どもたちに大人気です。たっぷり遊んで温まった後の食事は格別です。

18:00 帰路へ リフレッシュして帰路につきます。山陽自動車道の和気インターチェンジへは車で約10分とアクセスも便利です。

和気鵜飼谷温泉のレストランのかつ丼
和気鵜飼谷温泉のレストランのかつ丼

このプランなら、子どもたちは午前中にたっぷり体を動かし、午後は温泉やプールでリラックス、そして美味しい食事で締めくくるという、理想的な一日を過ごせます。わけまろパークの無料施設(一部有料)と温泉の入浴料、レストランでの食事だけで、充実した家族の時間を楽しめるのが魅力です。

アクセスと各施設情報

わけまろパークの駐車場と奥に見える建物は和気鵜飼谷温泉
わけまろパークの駐車場と奥に見える建物は和気鵜飼谷温泉

電車でのアクセス:

  • JR和気駅から車・タクシーで約10分
  • JR和気駅から徒歩約35分

車でのアクセス:

  • 山陽自動車道 和気ICから約10分
  • 中国自動車道 美作ICから約45分
  • 岡山空港から車・タクシーで約60分

わけまろパーク

住所: 岡山県和気郡和気町益原681-1
駐車場: 約200台(無料)

和気鵜飼谷温泉

住所: 岡山県和気郡和気町益原666-1
電話: 0869-92-9001
定休日: 不定休
駐車場: 150台(無料)

周辺観光スポット

和気神社と藤公園

わけまろパークから車で約15分の場所にある和気神社は、和気清麻呂を祀る神社で、子どもの守り神として信仰を集めています。赤ちゃんの初宮参りでは、石の表面に赤ちゃんの氏名を、裏面に生年月日を記入し、健やかな成長を祈願します。

隣接する藤公園は、全国から約100種類の藤が集められた日本一の品種数を誇る公園です。4月下旬から5月上旬にかけて色鮮やかな藤の花が咲き誇り、多くの観光客で賑わいます。

岡山県自然保護センター

標高200メートルの丘陵地に位置する岡山県自然保護センターは、1991年11月に開園した自然観察施設です。センター棟、タンチョウ飼育センター、自然観察路などがあり、家族で自然について学べます。

四季折々の動植物を観察でき、自然に親しみながら環境について考える機会を提供しています。

片鉄ロマン街道

大正12年に開通した片上鉄道の廃線跡を利用したサイクリングロードです。備前市から柵原まで約34キロメートルのルートが整備されており、吉井川沿いの美しい景色を楽しみながらサイクリングできます。

かつての駅舎跡や鉄橋など、鉄道の面影が残る場所もあり、歴史ロマンを感じながらのサイクリングが人気です。わけまろパークでレンタサイクルを借りて、片鉄ロマン街道の一部を走るのもおすすめです。

和気町で開催される魅力的なお祭り

わけまろパークにある和気ドーム
わけまろパークにある和気ドーム

わけまろパークや和気鵜飼谷温泉への訪問に合わせて、和気町で開催される季節のお祭りに参加するのもおすすめです。和気町では一年を通じて様々なイベントが開催されており、地域の魅力を存分に感じられます。

藤まつり(4月下旬〜5月上旬)

和気神社に隣接する藤公園で開催される「藤まつり」は、和気町を代表する春のイベントです。広さ7,000平方メートルの園内には、幅7メートル、総延長500メートルの藤棚が配され、北海道から鹿児島まで全国46都道府県の著名な藤や中国・韓国の藤が栽培されています。

約100種類、150本の藤が咲き乱れる「種類日本一の藤公園」として知られ、紫・ピンク・白、花房の長いものや八重のものなど、様々な色や形の藤が咲き競います。日没後(午後6時頃から)はライトアップも行われ、幻想的に彩られた藤を楽しめます。

期間中は弁当の販売や露店が並び、ステージイベントも開催されます。太鼓合戦、大正琴の演奏、傘踊り、銭太鼓、民舞など、伝統芸能を間近で鑑賞できるのも魅力です。

和文字焼きまつり(8月16日)

毎年8月16日午後8時、京都の五山の送り火の代表的な大文字焼きと時を合わせて開催される「和文字焼きまつり」は、和気町の夏の風物詩です。和気町の観音山に縦65メートル×横75メートルの「和」の火文字が点火される壮大なイベントです。

「和」とは、「和気町」の「和」の字を表すとともに、「大文字」の火文字とあわせ「大和(やまと)」をも意味しています。

会場となる吉井川河川公園グラウンドには、さまざまな屋台が出店し、各種アトラクションも開催されます。和文字の点火前には、会場の照明は屋台も含めすべて消され、夏の夜の闇の中、「和」の文字が少しずつ現れていく様は、厳かな儀式のようでもあり、にぎやかな会場もこのときばかりは静まり返ります。

和文字が完全に浮かび上がると、今度は約1,200発の花火と十数基の仕掛け花火が和気の夜空に打ち上げられ、炎の祭典は最高潮に達します。清麻呂太鼓の公演もあり、和気町の歴史と文化を感じられるイベントです。

和気町ふるさとまつり(11月23日)

わけまろパークにある和気ドームで行われた和気ふるさと祭りの和太鼓ステージ
わけまろパークにある和気ドームで行われた和気ふるさと祭りの和太鼓ステージ

毎年11月23日の勤労感謝の日に開催される「和気町ふるさとまつり」は、地域の魅力が一堂に集まるイベントです。地元の特産品や、屋台・フリーマーケットなど約50店が出店し、買い物や食べ歩きを楽しめます。

メインステージではショーや演奏、ダンスなど楽しいステージイベントが催され、家族みんなで楽しめる内容となっています。わけまろパークや和気鵜飼谷温泉への訪問と合わせて、秋の和気町を満喫するのにぴったりのタイミングです。

これらのお祭りに合わせて和気町を訪れれば、施設での遊びだけでなく、地域の文化や伝統、人々の温かさに触れることができ、より思い出深い旅行になるでしょう。

周辺観光スポット

和気神社と藤公園

わけまろパークから車で約15分の場所にある和気神社は、和気清麻呂を祀る神社で、子どもの守り神として信仰を集めています。赤ちゃんの初宮参りでは、石の表面に赤ちゃんの氏名を、裏面に生年月日を記入し、健やかな成長を祈願します。

隣接する藤公園は、全国から約100種類の藤が集められた日本一の品種数を誇る公園です。4月下旬から5月上旬にかけて色鮮やかな藤の花が咲き誇り、多くの観光客で賑わいます。

岡山県自然保護センター

標高200メートルの丘陵地に位置する岡山県自然保護センターは、1991年11月に開園した自然観察施設です。センター棟、タンチョウ飼育センター、自然観察路などがあり、家族で自然について学べます。

四季折々の動植物を観察でき、自然に親しみながら環境について考える機会を提供しています。

片鉄ロマン街道

大正12年に開通した片上鉄道の廃線跡を利用したサイクリングロードです。備前市から柵原まで約34キロメートルのルートが整備されており、吉井川沿いの美しい景色を楽しみながらサイクリングできます。

かつての駅舎跡や鉄橋など、鉄道の面影が残る場所もあり、歴史ロマンを感じながらのサイクリングが人気です。わけまろパークでレンタサイクルを借りて、片鉄ロマン街道の一部を走るのもおすすめです。

ファミリー旅行を成功させるポイント

和気鵜飼谷温泉のお土産ショップ
和気鵜飼谷温泉のお土産ショップ

持ち物チェックリスト

わけまろパークであると便利なもの:

  • 動きやすい服装(特に子ども)
  • 着替え(汗をかいたり汚れたりする可能性)
  • 帽子、日焼け止め(屋外遊具が多いため)
  • 水筒やペットボトル飲料
  • タオル
  • 絆創膏などの簡単な救急用品
  • レジャーシート(お弁当を食べる場合)
  • ウェットティッシュ

温泉であると便利なもの:

  • タオル、バスタオル(有料レンタルもあり)
  • 着替え
  • 化粧水などのスキンケア用品
  • ヘアブラシ
  • 赤ちゃん連れの場合:おむつ、おしりふき

季節ごとのおすすめの楽しみ方

春(3月〜5月): わけまろパーク周辺では桜が咲き、4月下旬から5月上旬には和気神社の藤公園が見頃を迎えます。温暖な気候で屋外遊びに最適な季節です。ただし、ゴールデンウィークは混雑が予想されるため、早めの時間帯の訪問がおすすめです。

夏(6月〜8月): 暑い季節ですので、わけまろパークでは水筒を持参し、こまめな水分補給を心がけましょう。早朝や夕方の涼しい時間帯に遊ぶのもおすすめです。

秋(9月〜11月): 過ごしやすい気候で、一年で最も観光に適した季節です。紅葉シーズンには温泉から見える山々が色づき、美しい景色を楽しめます。屋外での遊びも快適で、ファミリー旅行のベストシーズンと言えます。

冬(12月〜2月): 寒い季節ですが、温泉が一層気持ち良く感じられます。わけまろパークの屋内施設「子どもひろば」なら、寒い日でも快適に遊べます。冬は観光客が少なめなので、ゆったり過ごせるメリットもあります。

小さな子ども連れの注意点

授乳・おむつ替えスペース: わけまろパークの子どもひろばには授乳室と幼児用トイレが完備されています。和気鵜飼谷温泉にも設備が整っており、赤ちゃん連れでも安心です。

食事について: わけまろパークにはレストランはありませんが、持ち込みのお弁当を食べられるスペースがあります。和気鵜飼谷温泉にはレストランがあり、食事の選択肢が豊富です。アレルギーがある場合は、事前に確認するか、持参すると安心です。

疲れ具合を見ながら: 子どもは遊びに夢中になると疲れに気づかないことがあります。定期的に休憩を取り、水分補給をさせましょう。無理なスケジュールは避け、子どものペースに合わせた旅行計画を立てることが、楽しい思い出作りの秘訣です。

まとめ:家族の思い出作りに最適な和気町

わけまろパークの遊具
わけまろパークの遊具

岡山県和気町の「わけまろパーク」と「和気鵜飼谷温泉」は、子どもから大人まで家族みんなが楽しめる理想的なファミリー旅行先です。

わけまろパークでは、大型遊具、ミニSL、ゴーカート、子どもひろばなど、多様な遊びが充実しており、基本的に無料で利用できるのが大きな魅力です。屋内外の施設があるため、天候に左右されず一年中楽しめます。

和気鵜飼谷温泉は、pH9.5の高アルカリ性温泉で美肌効果が期待でき、広々とした大浴場、露天風呂、サウナなど充実した設備で、遊び疲れた体を癒してくれます。開業30周年を迎える老舗温泉施設として、地域に愛され続けてきた確かな品質があります。

屋内温水プールは一年中利用でき、レストランでは宿泊客以外でも地元の味を堪能できます。わけまろパークで遊んだ後の食事場所としても最適で、一日の締めくくりにぴったりです。

歴史ある和気清麻呂の生誕地という文化的背景と、吉井川が育む豊かな自然に恵まれた和気町。片鉄ロマン街道でのサイクリング、和気神社の藤公園、岡山県自然保護センターなど、周辺観光スポットも充実しています。

わけまろパークで子どもたちの笑顔がはじける一日を。和気鵜飼谷温泉で家族みんなが癒される時間を。和気町で、かけがえのない家族の思い出を作りませんか。

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