ノーザンホースパークを完全攻略!北海道の大自然で馬とふれあう至福の時間【割引あり】

本記事にはプロモーションが含まれています。
北海道 ノーザンホースパーク
  • URLをコピーしました!

添乗員ライターがお届けする旅行情報。今回は、新千歳空港からわずか15分という抜群のアクセスで、北海道旅行の初日や最終日にも立ち寄りやすい「ノーザンホースパーク」を徹底解説します。

約50ヘクタールという東京ドーム約10個分の広大な敷地に、約80頭の馬たちが暮らすこのテーマパークは、1989年の開園以来、馬と大地と人との絆をテーマに、訪れる人々に特別な体験を提供し続けています。競走馬の生産・育成で知られる社台グループが運営するこの施設では、引退した名馬たちとのふれあいや、四季折々の北海道の自然を満喫できる多彩なアクティビティが魅力です。

小さなお子様から大人まで、馬に触れたことがない方でも安心して楽しめる体験プログラムが充実しており、家族旅行やカップル、友人同士での訪問にも最適なスポットとして、国内外から多くの観光客が訪れています。

目次

事前予約が必要な理由と注意点

ノーザンホースパークは北海道でも屈指の人気観光施設であり、特に夏季シーズンや連休期間には多くの来園者で賑わいます。当日券での入場も可能ですが、混雑時には入場制限がかかる場合があるため、せっかくの旅行プランが台無しになってしまうリスクがあります。

特に注意が必要なのは、人気のアクティビティ体験です。観光ひき馬やホーストレッキング、体験乗馬レッスンなどは定員制となっており、当日受付では満員で参加できないケースも少なくありません。週末や祝日、夏休み期間などは特に混雑が予想されるため、確実に楽しむためには事前準備が欠かせません。

ノーザンホースパークの観光ひき馬の出発地点とコース
ノーザンホースパークの観光ひき馬の出発地点とコース

また、料金面でも当日券購入は不利です。現地での購入では定価での支払いとなりますが、オンライン予約サイトを利用することで割引価格での入園が可能になります。旅行の予算を少しでも節約したい方にとって、事前のチケット購入は大きなメリットとなるでしょう。

さらに、パークまでの移動手段についても計画が必要です。新千歳空港からは無料シャトルバスが運行されていますが、便数に限りがあるため、レンタカーやタクシーの手配を含めた総合的な旅行計画を立てることをおすすめします。

施設の歴史と魅力:競走馬の聖地が生んだ癒しの空間

ノーザンホースパークの歴史は、日本競馬界に大きな足跡を残してきた社台グループの理念と深く結びついています。競走馬の生産・育成で世界的に知られる同グループが、1989年に「馬と大地と人との絆」というコンセプトのもと、この自然公園を開園しました。

施設が位置する苫小牧市は、北海道の中でも特に馬産地として知られるエリアです。温暖な気候と豊かな牧草地に恵まれたこの地で、数々の名馬たちが育てられてきました。ノーザンホースパークには、競走馬として活躍した後、第二の馬生を送る引退馬たちが多数暮らしており、かつて競馬場で輝きを放った名馬たちとふれあえる貴重な機会を提供しています。

パーク内には約12種類、80頭以上の馬たちが生息しており、サラブレッドはもちろん、ポニーやクォーターホース、道産子など、様々な品種の馬たちに出会えます。それぞれの馬には個性があり、スタッフの方々が一頭一頭を大切に管理されている様子が伝わってきます。

開園から35年以上の歴史を重ねる中で、施設は常に進化を続けてきました。馬とのふれあいだけでなく、北海道の四季を感じられるガーデン、地元食材を活かしたレストラン、競走馬の歴史を学べる展示施設など、多角的な魅力を備えた総合型のテーマパークへと成長しています。

馬とのふれあい体験エリア:初心者でも安心の充実プログラム

観光ひき馬:乗馬デビューに最適な5分間の体験

ノーザンホースパークの観光ひき馬の券売所
ノーザンホースパークの観光ひき馬の券売所

観光ひき馬は、ノーザンホースパークで最も気軽に楽しめる乗馬体験です。専門スタッフが馬をひいてくれるため、乗馬経験がない方でも安心して参加できます。所要時間は約5分間で、馬の背中に乗って園内の指定コースをゆっくりと歩きます。

馬に乗ると、その体温や大きさ、筋肉の動きを肌で感じることができ、生き物とのふれあいの素晴らしさを実感できます。馬の歩く速度は人の歩行速度よりもゆったりとしており、心地よい揺れが体全体に伝わってきます。高い位置から見る景色は普段とは異なる視点を与えてくれ、新鮮な驚きがあります。

ノーザンホースパークの観光ひき馬の乗馬風景
ノーザンホースパークの観光ひき馬の乗馬風景

このアトラクションは一年を通して実施されており、季節ごとに異なる表情を見せる北海道の自然を馬上から楽しめます。春は新緑、夏は青々とした草原、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の美しさを味わえるのも魅力です。

小さなお子様から高齢の方まで幅広い年齢層に対応しており、身長や体重の制限内であれば多くの方が体験可能です。記念撮影にも適しており、家族での思い出作りにもぴったりです。

観光馬車:家族みんなで楽しめるクラシックな移動体験

観光馬車は、馬が引く馬車に乗って園内を周遊する人気アトラクションです。最大20名ほどが一度に乗車でき、家族連れやグループでの利用に最適です。馬車の座席は向かい合わせになっており、同行者と会話を楽しみながらゆったりとした時間を過ごせます。

馬車が進む際の「カポッカポッ」という蹄の音は、都会では決して聞くことのできない癒しのサウンドです。エンジン音のない静かな移動手段ならではの心地よさがあり、自然との一体感を味わえます。馬車からの眺めは高い位置にあるため、園内の景色を一望でき、写真撮影にも絶好のポジションです。

ノーザンホースパークの観光馬車
ノーザンホースパークの観光馬車

コースは園内の主要エリアを巡る設定になっており、約15分から20分程度の乗車時間です。ガイドスタッフが馬や施設についての解説をしてくれることもあり、ノーザンホースパークへの理解が深まります。

天候に左右される部分はありますが、雨天時でも屋根付き馬車での運行が行われる場合があります。冬季には馬そりへと姿を変え、雪景色の中を滑るように進む特別な体験ができるのも北海道ならではの魅力です。

体験乗馬レッスン:本格的な乗馬技術を学ぶ30分

体験乗馬レッスンは、インストラクターの指導のもと、馬場内で実際に手綱を持って馬を操る本格的なプログラムです。所要時間は約30分で、乗馬の基本となる姿勢や手綱の持ち方、合図の出し方などを丁寧に教えてもらえます。

レッスンは初心者向けに設計されており、馬に乗ったことがない方でも段階的に学べるカリキュラムとなっています。最初は静止した状態で馬に慣れることから始まり、徐々に歩く練習へと進みます。インストラクターが常に馬を制御しているため、安全面でも配慮されています。

馬とのコミュニケーションの取り方を学ぶことで、馬という動物への理解が深まります。馬は非常に賢く、人の気持ちを察する能力に長けているため、緊張せずリラックスして接することが大切だと実感できるでしょう。

体験後には修了証をいただけることもあり、乗馬デビューの記念品として持ち帰ることができます。本格的に乗馬を始めたいと考えている方にとって、その第一歩となる貴重な機会です。

ホーストレッキング:大自然の中を馬と散策する上級者向けプログラム

ホーストレッキングは、乗馬経験者や体験乗馬レッスンを修了した方を対象とした、より本格的なアクティビティです。園内の自然豊かなトレッキングコースを、馬に乗って散策する約45分から60分のプログラムとなっています。

森の中を抜けたり、広い草原を進んだりと、変化に富んだルートが魅力です。馬の背中から眺める北海道の大自然は格別で、四季折々の植物や野鳥との出会いもあります。特に春から夏にかけては新緑や花々が美しく、秋には紅葉が織りなす色彩の世界を堪能できます。

経験豊富なガイドが同行するため、万が一のトラブルにも対応できる体制が整っています。コース途中では馬を止めて写真撮影の時間も設けられており、思い出に残る瞬間を記録することができます。

このアクティビティを通じて、馬との信頼関係を築く喜びや、自然の中で生きる馬本来の姿を感じ取ることができるでしょう。都会の喧騒から離れた静寂の中で、馬と共に過ごす時間は心身ともにリフレッシュさせてくれます。

ハッピー ポニーショー:日本初の無料ポニーショーは必見エンターテイメント

ノーザンホースパークの目玉アトラクションの一つが、毎日無料で開催される「ハッピー ポニーショー」です。日本初のポニーショーとして1989年の開園時からスタートし、35年以上にわたって来園者を魅了し続けている人気プログラムです。

ノーザンホースパークのハッピー・ポニーショーにある無料で見られる屋内ステージ
ノーザンホースパークのハッピー・ポニーショーにある無料で見られる屋内ステージ

手綱なしで演技する驚きのパフォーマンス

このポニーショーの最大の特徴は、トレーナーが手綱を持たずに演技を行う点です。一般的なホースショーでは必ず使用される手綱ですが、ハッピー ポニーショーでは、ポニーたちが自らの意思で演技を披露します。まるでトレーナーの言葉を理解しているかのように、音楽に合わせてダンスをしたり、障害物を飛び越えたり、台の上でバランスを取ったりと、多彩な技を次々と繰り出します。

この手綱なしの演技を実現しているのは、動物行動学に基づいた「成果報酬型」のトレーニング方法です。ポニーたちは演技が成功するたびにご褒美の餌をもらえるため、自発的に技を覚え、パフォーマンスを磨いていきます。この方法により、ポニーたちはストレスを感じることなく、楽しみながら演技に臨んでいることが伝わってきます。

個性豊かなポニーたちが日替わりで出演

ショーには11頭のポニーたちが登録されており、日替わりで出演します。それぞれが得意技を持ち、個性的なキャラクターで観客を楽しませてくれます。

人気者のチッチくんは、小さな体とかわいい顔からは想像できないほどのいたずらっ子。得意技の「ほっぺにチュー」でたくさんのゲストを魅了しています。観客席に近づいてきて、選ばれたゲストの頬に鼻をすり寄せる姿は、会場を笑顔と歓声で包みます。

まじめな性格のキンちゃんは、ダンスが得意です。音楽がスタートすると、トレーナーと息ピッタリのキレのあるダンスを披露します。リズム感抜群の軽快なステップは、プロのダンサーのような完成度です。

のんびり屋でマイペースのセサミくんは、白い身体に小さなゴマ模様があることが名前の由来です。台乗りバランスの安定感はポニー界随一で、高い台の上でも全くぐらつくことなく、堂々とした姿勢を保ち続けます。

どのポニーが出演するかは当日のお楽しみです。1日に2回から3回開催されるため、複数回鑑賞すれば、異なるポニーたちの演技を楽しむことができます。

屋内会場と屋外会場で通年開催

ハッピー ポニーショーは、季節に応じて2つの会場で開催されます。屋内会場のパラッツォ・ベガ ポニー館では、天候に左右されることなく快適にショーを鑑賞できます。特に冬季や雨天時には、暖かい室内で座ってゆっくりと楽しめるのが嬉しいポイントです。

ノーザンホースパークのハッピー・ポニーショーの屋外ステージ
ノーザンホースパークのハッピー・ポニーショーの屋外ステージ

夏季には屋外会場のサニーステージでも開催されます。青空の下、北海道の爽やかな風を感じながら見るポニーショーは、開放感があり格別です。広々とした会場では、ポニーたちがのびのびと演技を繰り広げます。

会場内には階段状の観覧席が設けられており、どの位置からでもショーが見やすい設計になっています。小さなお子様でも前が見えやすいよう配慮されており、家族全員でショーを楽しめます。

ゲスト参加型の演技で一体感を演出

ハッピー ポニーショーの魅力は、観客がただ見るだけでなく、実際にショーに参加できる点にもあります。トレーナーが観客の中から何名かを選び、ポニーとの共演を体験できる演目が用意されています。

選ばれたゲストは、ポニーに餌をあげたり、一緒に記念撮影をしたり、簡単な指示を出してポニーを動かしたりと、特別な体験ができます。特に子どもたちにとっては、ポニーとの直接的なふれあいは忘れられない思い出となるでしょう。

ショーの進行は、トレーナーとポニーたちの掛け合いが中心です。トレーナーの軽快なトークとポニーたちの予想外の反応が絶妙にマッチし、会場は常に笑いと驚きに包まれます。失敗してしまうこともありますが、それすらも愛嬌として楽しめるのがこのショーの良さです。

季節ごとの特別イベントショー

クリスマスやハロウィンなどの季節イベントには、特別バージョンのポニーショーが開催されることがあります。ポニーたちがサンタクロースやお化けなどの可愛らしい衣装を身にまとい、テーマに合わせた特別な演技を披露します。

これらの衣装は、施設スタッフが手作りしたもので、ポニーたちの体型に合わせて丁寧に作られています。訪問者を喜ばせたいという思いから生まれたアイデアで、今では季節の風物詩として定着しています。

特別イベント時には、会場の装飾も華やかになり、写真撮影にも最適です。インスタ映えする瞬間が随所にあり、SNSへの投稿にも喜ばれる内容となっています。

ポニーの賢さと向上心を実感できる貴重な機会

ハッピー ポニーショーを見ると、ポニーという動物の知能の高さと学習能力の素晴らしさに驚かされます。複雑な技を覚え、音楽のリズムに合わせて動き、トレーナーの合図を的確に理解する姿は、単なる訓練された動物という枠を超えています。

ポニーたちには向上心があり、新しい技に挑戦することを楽しんでいるようにも見えます。時には自分から新しい動きを試してみたり、観客の反応を見て嬉しそうにしたりと、生き生きとした表情を見せてくれます。

このショーを通じて、馬という動物への理解が深まり、命あるものとの共生の大切さを学ぶことができます。子どもたちにとっては教育的価値も高く、動物への優しさや思いやりの心を育む機会となるでしょう。

ショー観覧のポイントと注意事項

ノーザンホースパークで無料で見られるハッピー・ポニーショーのスケジュール案内板
ノーザンホースパークで無料で見られるハッピー・ポニーショーのスケジュール案内板

ハッピー ポニーショーは毎日2回から3回開催されており、各回約20分程度です。開催時間は季節や曜日によって変動するため、入園時に確認しておくことをおすすめします。人気のショーのため、開演の15分から20分前には会場に到着し、良い席を確保しましょう。

ショー中の写真撮影は可能ですが、フラッシュの使用は禁止されています。ポニーたちが驚いてしまう可能性があるためです。動画撮影も許可されているため、家族での思い出として記録を残すことができます。

ショーの最後には、ポニーたちとのふれあいタイムが設けられることもあります。直接触れ合えるチャンスですが、ポニーたちの体調や状況により、実施されない日もあります。優しく接し、無理に触ろうとしないマナーを守りましょう。

ショー会場の2階には、ノーザンホースミュージアムが併設されています。馬の生態や気持ちをパネル展示やハンズオン展示で学べる施設で、ショーの前後に立ち寄ると、より深く馬について理解できます。馬のうんちを持って重さを実感できる展示など、ユニークな体験型展示が充実しています。

きゅう舎見学エリア:馬たちの日常生活を間近で観察

ノーザンホースパークのきゅう舎1
ノーザンホースパークのきゅう舎1

きゅう舎とは、馬たちが日常生活を送る厩舎のことです。ノーザンホースパークでは、このきゅう舎を一般公開しており、馬たちがどのような環境で暮らしているのかを見学することができます。

きゅう舎内は清潔に保たれており、一頭一頭に個別のスペースが設けられています。馬房と呼ばれるこの空間には、それぞれの馬の名前や年齢、性格などが記されたプレートが掲示されており、馬についての情報を得ることができます。引退した競走馬の場合は、現役時代の成績や出走したレースの情報なども記載されていることがあり、競馬ファンにとっては感慨深い出会いとなるでしょう。

ノーザンホースパークのきゅう舎1にいるポニー
ノーザンホースパークのきゅう舎1にいるポニー

馬たちは訪問者に慣れており、近づくと興味深そうに顔を出してくれることもあります。間近で見る馬の表情は豊かで、耳を動かしたり、鼻息を出したりと、生き生きとした様子を観察できます。ただし、馬は繊細な動物でもあるため、大きな音を立てたり、急な動作で驚かせたりしないよう配慮が必要です。

きゅう舎見学では、馬の世話をするスタッフの方々の姿を見ることもできます。馬房の清掃や餌やり、ブラッシングなど、日々の世話は非常に丁寧に行われており、馬への深い愛情を感じることができます。施設スタッフが常駐しているため、馬についての質問をすることも可能です。

ノーザンホースパークのきゅう舎1でスタッフからブラッシングを受ける馬
ノーザンホースパークのきゅう舎1でスタッフからブラッシングを受ける馬

冬季には暖房設備の整った環境で馬たちが過ごしており、北海道の厳しい寒さからしっかりと守られていることがわかります。このような配慮が、馬たちの健康と幸福を支えているのです。

ノーザンホースパークで会える名馬たち:競馬ファン必見の引退馬情報

ノーザンホースパークの大きな魅力の一つが、日本競馬史に名を刻んだ名馬たちと実際に会える点です。2025年現在、パーク内では複数の重賞勝ち馬が第二の馬生を送っており、競馬ファンにとっては夢のような空間となっています。ここでは、特に人気の高い名馬たちをご紹介します。

キンシャサノキセキ:高松宮記念連覇の快速スプリンター

きゅう舎3で会えるキンシャサノキセキは、2003年生まれの鹿毛の牡馬です。父フジキセキ、母ケルトシャーンという血統で、オーストラリア生産の外国産馬として日本競馬で輝かしい実績を残しました。

現役時代の最大の功績は、2010年と2011年の高松宮記念を連覇したことです。この偉業は史上初めての快挙であり、短距離界における圧倒的な存在感を示しました。2010年には最優秀短距離馬のタイトルも獲得しています。

高松宮記念以外にも、阪神カップを2010年と2009年の2年連続で制覇、2009年のスワンステークス、2010年のオーシャンステークス、2008年の函館スプリントステークスなど、重賞タイトルを次々と手にしました。通算31戦12勝、総収得賞金は約7億8530万円という輝かしい成績を残しています。

種牡馬としても10年以上活躍した後、2022年に種牡馬を引退し、ノーザンホースパークで功労馬として余生を送っています。現在は穏やかな表情で来園者を迎えており、かつての快速スプリンターの面影を残しながらも、リラックスした日々を過ごしています。

ブラストワンピース:有馬記念を制した3歳馬の快挙

2015年生まれのブラストワンピースは、ノーザンホースパークで会える名馬の中でも特に人気が高い存在です。父ハービンジャー、母ツルマルワンピースという血統で、2018年の有馬記念を3歳馬として制覇した歴史的快挙で知られています。

有馬記念でブラストワンピースが見せた勝利は、ダービー馬レイデオロや菊花賞馬キセキなど、実績のある古馬たちが揃う中での快挙でした。直線で繰り出した鋭い差し脚は、多くの競馬ファンの記憶に深く刻まれています。この功績により、2018年のJRA最優秀3歳牡馬のタイトルを獲得しました。

その後も競走生活を続け、2019年には札幌記念、2020年にはアメリカジョッキークラブカップと、GII級競走を2勝追加。さらに2018年には毎日杯と新潟記念も制しており、通算17戦7勝、総収得賞金約5億8942万円という立派な成績を残しました。

2022年に右前球節の状態が回復せず引退となりましたが、有馬記念優勝馬としては異例の種牡馬入りをせず、ノーザンホースパークで乗馬として第二の人生を歩むことになりました。関係者によれば、ブラストワンピースの性格が非常に優等生で素直なため、乗馬としての適性が高いと判断されたそうです。

現在は優しい眼差しで来園者を見つめ、きゅう舎の外に顔を出すことも多く、ファンサービス精神旺盛な姿を見せています。額の流星と輝く瞳がチャームポイントで、晴天時には特に美しい姿を撮影できます。

レインボーライン:天皇賞春を制した中長距離の雄

2013年生まれのレインボーラインは、父ステイゴールド、母レーゲンボーゲンという血統を持つ鹿毛の牡馬です。天皇賞春という春の長距離王座決定戦を制した実績を誇ります。

天皇賞春以外にも、阪神大賞典とアーリントンカップという重賞タイトルを獲得しており、中長距離路線で安定した強さを発揮しました。ステイゴールド産駒らしいタフな走りが持ち味で、長い距離でも最後まで粘り強く走る姿は多くのファンを魅了しました。

現在はノーザンホースパークのきゅう舎3で穏やかな時間を過ごしており、かつての雄姿を偲ばせる堂々とした体格を維持しています。

ユーキャンスマイル:阪神大賞典を制したステイヤー

2015年生まれのユーキャンスマイルは、父キングカメハメハ、母ムードインディゴという血統の鹿毛牡馬です。阪神大賞典というGII級競走を制したほか、ダイヤモンドステークスと新潟記念という重賞タイトルも獲得しています。

長距離戦で真価を発揮するステイヤーとして活躍し、粘り強い走りが特徴でした。現在はブラストワンピースやレインボーラインと同じきゅう舎3で余生を送っており、訪問者に安らぎの時間を提供しています。

ワールドエース:ディープインパクト産駒の実力馬

2009年生まれのワールドエースは、父ディープインパクト、母マンデラという豪華血統の鹿毛牡馬です。読売マイラーズカップというGII級競走を制したほか、きさらぎ賞も勝利しています。

ディープインパクト産駒らしい洗練された走りが持ち味で、マイル戦を中心に活躍しました。現役時代の輝きを今も保ちながら、ノーザンホースパークで穏やかな日々を送っています。

ハヤヤッコ:白毛の美しきアルゼンチン共和国杯馬

2016年生まれのハヤヤッコは、父キングカメハメハ、母マシュマロという血統を持つ、非常に珍しい白毛の牡馬です。アルゼンチン共和国杯というGII級競走と、函館記念というGIII級競走を制しました。

白毛という希少な毛色は、きゅう舎でも一際目を引く存在です。真っ白な美しい馬体は写真映えすることもあり、多くの来園者がカメラを向けます。現役時代の華やかさを今も失わず、パークの人気者となっています。

名馬たちに会うためのポイント

ノーザンホースパークのきゅう舎1の内部
ノーザンホースパークのきゅう舎1の内部

これらの名馬たちは、主にきゅう舎3エリアで暮らしています。ただし、馬たちの体調や天候、トレーニングスケジュールなどにより、見学できない場合もあります。確実に会いたい場合は、複数回の訪問や長めの滞在時間を確保することをおすすめします。

馬たちは基本的に人に慣れていますが、大きな声を出したり、急な動作をしたりすると驚いてしまうことがあります。静かに近づき、穏やかな態度で観察することが大切です。スタッフの方に質問すれば、それぞれの馬の性格や好物、日々の様子などを教えてもらえることもあります。

写真撮影は基本的に可能ですが、フラッシュの使用は馬を驚かせる可能性があるため控えましょう。自然光での撮影が、馬たちの美しさを最も引き出せます。特に晴天時の午前中は、光の加減が良好で素晴らしい写真が撮れるチャンスです。

競馬ファンにとって、かつて競馬場で輝きを放った名馬たちと実際に対面できる機会は貴重です。レース映像でしか見たことがなかった馬が、目の前で穏やかに草を食む姿を見ると、引退馬の幸せな第二の人生を実感でき、深い感動を覚えることでしょう。

ホースギャラリー:競走馬の歴史と感動の軌跡

ノーザンホースパークのノーザンホースミュージアム
ノーザンホースパークのノーザンホースミュージアム

ホースギャラリーは、ノーザンホースパークの中でも特に競馬ファンに人気の展示施設です。ここでは、日本競馬史に名を刻んだ名馬たちの功績や歴史を、豊富な資料や展示物を通じて学ぶことができます。

館内には、数々の重賞レースを制した馬たちのゼッケンや鞍、優勝カップなどの記念品が展示されています。これらは実際にレースで使用されたもので、馬主や関係者から寄贈された貴重な品々です。写真パネルやビデオ映像も充実しており、レース時の迫力ある走りを追体験することができます。

特に印象的なのは、引退馬たちの第二の人生を紹介するコーナーです。競馬場で輝きを放った後、ノーザンホースパークで穏やかに暮らす馬たちのストーリーが綴られており、彼らが今も多くの人々に愛されていることが伝わってきます。現役時代の勇姿と、現在の穏やかな表情を比較できる展示もあり、馬の生涯を通じた物語に心を打たれます。

競馬の基礎知識を学べる教育的な展示も充実しています。馬の品種や体の構造、調教方法、レースの種類など、競馬に詳しくない方でも理解しやすい内容となっており、馬への興味がさらに深まるでしょう。

ギャラリー内には小さなシアターも設置されており、ノーザンホースパークの四季や馬たちの日常を映した映像作品を鑑賞できます。美しい映像と音楽に癒されながら、しばし休憩することもできる空間です。

アウトドアアクティビティエリア:馬以外の楽しみも充実

サイクリングコース:広大な敷地を自転車で快適散策

ノーザンホースパークのかるがもサイクル
ノーザンホースパークのかるがもサイクル

ノーザンホースパークの広大な敷地を効率的に回るには、レンタルサイクルの利用がおすすめです。園内には整備された舗装路が巡らされており、安全に自転車で移動することができます。

レンタサイクルは通常の自転車のほか、電動アシスト付き自転車も用意されており、体力に自信がない方や小さなお子様連れの家族にも便利です。自転車に乗りながら北海道の爽やかな風を感じ、広々とした景色を楽しむのは格別の体験です。

サイクリングコースは起伏が少なく設計されているため、普段あまり運動をしない方でも無理なく楽しめます。コース途中には休憩スポットやフォトスポットが設けられており、自分のペースで散策できるのが魅力です。

春から秋にかけては、色とりどりの花々が咲き誇るガーデンを自転車で通り抜けることができ、まるで絵画の中を走っているような感覚を味わえます。

ガーデン散策:四季折々の花々が彩る癒しの空間

ノーザンホースパーク内には、プロの庭園デザイナーが手掛けた美しいガーデンが複数あります。春にはチューリップやスイセン、夏にはラベンダーやヒマワリ、秋にはコスモスやダリアなど、季節ごとに異なる花々が訪れる人々を楽しませてくれます。

ガーデン内は遊歩道が整備されており、ゆっくりと歩きながら花々を鑑賞できます。ベンチも随所に配置されているため、お気に入りの場所で座って景色を眺めたり、読書をしたりと、思い思いの時間を過ごすことができます。

特に人気なのは、バラ園です。様々な品種のバラが植えられており、色とりどりの花びらと芳香が訪れる人を魅了します。見頃の時期には写真撮影を楽しむ人々で賑わい、ウェディングフォトの撮影地としても利用されています。

ガーデンの設計には北海道の気候が考慮されており、寒冷地でも美しく育つ植物が選ばれています。そのため、春から秋まで長期間にわたって花々を楽しむことができるのです。

冬季限定アクティビティ:雪国ならではの特別な体験

冬季のノーザンホースパークでは、北海道ならではの雪遊びアクティビティが充実します。ミニスノーモービル体験では、お子様でも安全に運転できる小型のスノーモービルで雪上を走行でき、スピード感と爽快感を味わえます。

雪原での馬そり体験も冬季限定の人気アトラクションです。馬が引くそりに乗って雪景色の中を進む様子は、まるで北欧のおとぎ話の世界に迷い込んだような幻想的な雰囲気があります。凍てつく寒さの中でも、馬の体温と動きから伝わる温もりが心地よく、冬の北海道旅行の特別な思い出となるでしょう。

スノーラフティングやチューブ滑りなど、家族みんなで楽しめる雪遊びも用意されています。雪質の良い北海道だからこそ味わえる、ふわふわのパウダースノーでの遊びは、子どもから大人まで夢中になれる体験です。

冬季は入園料が無料になる時間帯もあるため、コストを抑えて楽しみたい方にも適した季節です。雪景色の中で過ごす静かな時間は、夏場とはまた違った魅力を持っています。

グルメ:北海道の味覚を堪能できるレストランとカフェ

ノーザンホースパークのバックヤードグリルの厨房カウンター
ノーザンホースパークのバックヤードグリルの厨房カウンター

レストラン:地元食材を活かした本格洋食

園内のメインレストランでは、北海道産の新鮮な食材をふんだんに使用した料理を提供しています。広々とした店内は大きな窓が特徴で、開放的な空間から北海道の大自然を眺めながら食事を楽しめます。

人気メニューは、北海道産の牛肉を使用したハンバーグやステーキです。柔らかくジューシーな肉質は、一度食べたら忘れられない味わいです。また、地元の野菜をたっぷりと使ったサラダやスープも好評で、素材本来の甘みと旨みを感じることができます。

お子様向けのメニューも充実しており、家族連れでも安心して利用できます。キッズプレートは栄養バランスが考えられた内容で、見た目も可愛らしく仕上げられています。

シェフが腕を振るう日替わりランチや季節限定メニューもあり、何度訪れても新しい味に出会えるのが魅力です。北海道の食材の豊かさを実感できる、本格的なレストランです。

カフェ:軽食とスイーツで一息

ノーザンホースパークのハッピー・ポニーショーの建物とカフェ
ノーザンホースパークのハッピー・ポニーショーの建物とカフェ

園内のハッピーポニーショーの建物外側には、気軽に立ち寄れるカフェも併設されています。散策の合間に休憩したい時や、軽めの食事を取りたい時に便利です。

カフェで人気なのは、北海道産の牛乳を使用したソフトクリームです。濃厚でありながらさっぱりとした後味が特徴で、夏場には特に多くの人が注文します。その他、地元の素材を使ったケーキやクッキーなども販売されており、お土産としても喜ばれます。

ドリンクメニューも充実しており、コーヒーや紅茶はもちろん、北海道ならではのトウモロコシを使ったスープなども味わえます。テラス席も用意されているため、天気の良い日には外の空気を感じながらのティータイムも楽しめます。

テイクアウトにも対応しているため、購入した飲み物や軽食を持って園内を散策することも可能です。ベンチに座って自然を眺めながら味わう一杯のコーヒーは、日常の喧騒を忘れさせてくれる贅沢な時間となるでしょう。

ショップ:オリジナルグッズと北海道土産が充実

ノーザンホースパークでレストランがあるK'sガーデン
ノーザンホースパークでレストランがあるK’sガーデン

ノーザンホースパークのK’sガーデンにあるショップでは、ここでしか手に入らないオリジナルグッズや、北海道らしいお土産品が豊富に揃っています。

馬をモチーフにしたぬいぐるみやキーホルダー、文房具などは、訪問の記念品として人気です。特に子どもたちには、可愛らしいポニーのぬいぐるみが大人気で、旅の思い出として大切に持ち帰る姿が多く見られます。

競馬ファン向けには、名馬の写真集やグッズも販売されています。レア度の高いアイテムもあり、コレクターにとっては見逃せないラインナップです。

北海道の特産品コーナーでは、地元メーカーのお菓子や加工食品が揃っています。バターや乳製品、海産物の加工品など、北海道ならではの味覚を自宅に持ち帰ることができます。パッケージも洗練されており、贈答用としても適しています。

オリジナルのお菓子も人気商品です。パークのロゴが入ったクッキーやチョコレートは、職場や友人へのお土産にぴったりで、配りやすい個包装タイプも用意されています。

アパレルコーナーでは、Tシャツやキャップ、トートバッグなどの実用的なアイテムも販売されています。シンプルなデザインのものが多く、日常使いしやすいのが特徴です。

アクセスと周辺情報:旅行計画に役立つ実用情報

ノーザンホースパークの無料シャトルバス
ノーザンホースパークの無料シャトルバス

新千歳空港からのアクセス

ノーザンホースパークの最大の利点は、新千歳空港から車でわずか15分という抜群のアクセスの良さです。北海道旅行の初日や最終日に組み込みやすく、フライトの前後の時間を有効活用できます。

新千歳空港からは無料シャトルバスが運行されており、予約不要で利用できます。ただし、運行本数や時間帯は季節によって変動するため、事前に確認しておくことをおすすめします。

ノーザンホースパークの空港行き無料シャトルバスの園内乗り場
ノーザンホースパークの空港行き無料シャトルバスの園内乗り場

レンタカーを利用する場合は、道央自動車道の千歳インターチェンジまたは苫小牧東インターチェンジから国道36号線を経由し、道道10号線に入ると案内看板が見えてきます。カーナビゲーションシステムに施設名を入力すれば、スムーズに到着できるでしょう。

タクシーを利用する場合も、新千歳空港から約3000円前後で到着します。グループや家族での移動であれば、割り勘することで比較的リーズナブルに利用できます。

駐車場と施設設備

パーク内には広大な無料駐車場が完備されており、乗用車約500台を収容可能です。繁忙期でも駐車場が満車になることは少なく、安心して車で訪れることができます。

施設内はバリアフリー設計が進んでおり、車椅子やベビーカーでの移動にも配慮されています。授乳室やおむつ交換スペースも完備されているため、小さなお子様連れの家族も快適に過ごせます。

コインロッカーも設置されており、荷物を預けて身軽に園内を散策することができます。特に空港に向かう前や到着直後の訪問では、この設備が非常に便利です。

服装と持ち物のアドバイス

ノーザンホースパークは広大な敷地を持つ屋外施設のため、動きやすい服装と歩きやすい靴での訪問をおすすめします。特にスニーカーやトレッキングシューズなど、長時間歩いても疲れにくい履物が理想的です。ヒールやサンダルは避けた方が無難でしょう。

季節に応じた服装選びも重要です。夏季は日差しが強いため、帽子やサングラス、日焼け止めを持参すると快適に過ごせます。北海道といえども夏は気温が上がることがあるため、水分補給用の飲み物も忘れずに。一方、春秋は朝晩の気温差が大きいため、羽織れる上着を一枚持っていくと安心です。

冬季に訪れる場合は、防寒対策が必須です。厚手のコートや手袋、マフラー、帽子など、しっかりとした冬装備が必要になります。雪の上を歩くことも多いため、滑りにくい靴や防水加工のあるブーツを選びましょう。

馬とふれあう際には、汚れても良い服装を選ぶのが賢明です。馬は大きな動物で、体を擦り寄せてきたり、鼻息で服が少し汚れたりすることもあります。また、きゅう舎見学では藁や泥がつく可能性もあるため、洗濯しやすい素材の服がおすすめです。

カメラや双眼鏡を持参すると、馬たちの表情や遠くの景色をより詳しく観察でき、思い出作りに役立ちます。ただし、高価な機材を持ち歩く場合は管理に注意が必要です。

周辺の観光スポットとの組み合わせ

ノーザンホースパークの周辺には、旅行プランに加えたい魅力的なスポットが点在しています。苫小牧市内には、樽前山や支笏湖といった自然景観が楽しめる場所があり、アウトドア好きには特におすすめです。

支笏湖は日本最北の不凍湖として知られ、透明度の高い美しい水が特徴です。ノーザンホースパークから車で約40分の距離にあり、湖畔での散策やカヌー体験、温泉施設での入浴など、多彩な楽しみ方ができます。特に紅葉シーズンの美しさは格別で、湖面に映る色鮮やかな山々の姿は息をのむほどです。

千歳市のサケのふるさと千歳水族館も人気の施設です。淡水魚の展示に特化した珍しい水族館で、特にサケの遡上を水中から観察できる設備は他では見られない貴重な体験となります。お子様連れの家族には教育的価値も高く、楽しみながら学べるスポットです。

新千歳空港内にも、ドラえもんやハローキティなどのキャラクターをテーマにした施設、チョコレートファクトリー、ラーメン道場など、時間を潰すのに十分な娯楽施設が揃っています。フライト前の待ち時間を有効活用できるため、旅程に余裕を持たせるのも良いでしょう。

季節ごとの楽しみ方:一年を通じて異なる表情を見せるパーク

春(4月〜6月):新緑と花々に包まれる爽やかな季節

春のノーザンホースパークは、長い冬を終えた大地が一斉に芽吹く生命力に満ちた季節です。4月下旬から5月にかけては桜が開花し、北海道らしい遅い春の訪れを告げます。園内の桜並木は見事で、馬たちと桜のコラボレーションは写真撮影に最適な光景です。

5月に入ると、チューリップやスイセンなどの球根植物が色とりどりに咲き誇ります。ガーデンエリアは花のカーペットで覆われ、まるでヨーロッパの庭園のような華やかさです。この時期は気温も過ごしやすく、屋外アクティビティを楽しむのに最適な条件が揃っています。

春は馬たちにとっても活動的な季節です。冬の間に蓄えていたエネルギーを発散するかのように、元気いっぱいに走り回る姿を見ることができます。特に子馬が生まれるシーズンでもあり、運が良ければ母馬に寄り添う可愛らしい子馬の姿に出会えるかもしれません。

春の訪問では、朝晩の気温差に注意が必要です。日中は暖かくても夕方には冷え込むことがあるため、調節しやすい服装を心がけましょう。

夏(7月〜8月):緑豊かな大地と青空のコントラスト

夏のノーザンホースパークは、一年で最も多くの観光客が訪れる賑やかな季節です。北海道の短い夏は、青々とした牧草地と抜けるような青空が織りなす絵画のような景色が広がります。

7月にはラベンダーが見頃を迎え、紫色の花畑が園内に広がります。ラベンダーの甘い香りに包まれながら散策すると、まるで南フランスのプロヴァンス地方を訪れたかのような気分を味わえます。この時期はフォトスポットとしても人気で、多くの観光客がカメラを片手に訪れます。

8月には夏祭りやイベントが開催されることもあり、特別なプログラムに参加できるチャンスです。夕暮れ時まで明るい北海道の夏は、長時間の滞在を可能にし、ゆっくりと施設を楽しむことができます。

ただし、夏季は紫外線が強く、日焼け対策は必須です。また、突然の雨に備えて折りたたみ傘やレインコートを持参すると安心です。虫除けスプレーも持っていくと、より快適に過ごせるでしょう。

秋(9月〜11月):紅葉と収穫の実りの季節

秋のノーザンホースパークは、紅葉が美しく色づく季節です。9月中旬から10月にかけて、園内の木々が赤や黄色に染まり、北海道ならではの鮮やかな秋の景色を楽しめます。特に晴れた日には、青空と紅葉のコントラストが見事で、写真映えする瞬間が随所にあります。

この時期はコスモスやダリアなどの秋の花々も見頃を迎えます。夏とは異なる落ち着いた色合いの花々が、秋らしい風情を醸し出します。空気が澄んでいるため、遠くの山々まで見渡せる日も多く、北海道の大自然の雄大さを実感できます。

秋は食欲の季節でもあり、園内レストランでは旬の食材を使った特別メニューが登場することがあります。新米や秋野菜、キノコ類など、北海道の実りを味わえるのも秋の楽しみです。

気温は日に日に下がっていくため、訪問時期によっては防寒具が必要になります。特に10月以降は朝晩の冷え込みが厳しくなるため、重ね着できる服装がおすすめです。

冬(12月〜3月):銀世界に包まれる幻想的な景観

冬のノーザンホースパークは、一面の雪景色に包まれた別世界のような雰囲気に変わります。真っ白な雪原の中で暮らす馬たちの姿は、他の季節では見られない特別な光景です。馬たちの息が白く凍る様子や、雪の上を歩く蹄の音は、冬ならではの魅力です。

冬季限定のアクティビティが充実しているのも、この季節の大きな特徴です。馬そりやスノーモービル、雪遊びなど、北海道の冬を満喫できるプログラムが用意されています。特に馬そりは、静かな雪原を滑るように進む独特の体験で、多くの観光客に人気があります。

クリスマスシーズンには、園内がイルミネーションで彩られることもあります。雪とイルミネーションが織りなす幻想的な世界は、ロマンチックな雰囲気を求めるカップルにも最適です。

冬の北海道は非常に寒く、気温がマイナス10度以下になることも珍しくありません。完全な防寒装備と、滑りにくい靴が必須です。屋内施設も充実しているため、寒さが厳しい時は暖かい場所で休憩を取りながら楽しみましょう。

家族連れに優しい設備とサービス

ノーザンホースパークのノーザンホースミュージアムにあるキッズコーナー
ノーザンホースパークのノーザンホースミュージアムにあるキッズコーナー

ノーザンホースパークは、小さなお子様連れの家族にも配慮した設備が充実している施設です。園内各所にベビーカーの無料貸し出しサービスがあり、自前のベビーカーを持ち込まなくても安心して訪問できます。

授乳室は清潔に保たれており、個室タイプのスペースが確保されています。おむつ交換台も各トイレに設置されており、いつでも利用可能です。お湯の提供サービスもあるため、粉ミルクを使用する赤ちゃん連れでも困りません。

子ども向けの遊具が設置されたプレイエリアもあり、馬とのふれあい以外の時間も楽しく過ごせます。遊具は年齢別に分かれており、幼児から小学生まで安全に遊べるよう配慮されています。

レストランには子ども用の椅子や食器が用意されており、キッズメニューも豊富です。アレルギー対応についても相談できるため、食事に制限がある場合でも安心です。

カップルやグループにおすすめのプラン

ノーザンホースパークのレンタルカート
ノーザンホースパークのレンタルカート

ノーザンホースパークは、家族連れだけでなく、カップルや友人同士のグループでも十分に楽しめる施設です。広大な敷地と多様なアクティビティは、様々な楽しみ方を可能にします。

カップルでの訪問なら、ロマンチックな馬車デートがおすすめです。馬車に乗って園内をゆったりと周遊する時間は、日常を離れた特別なひとときとなります。夕暮れ時の馬車乗車は特に雰囲気があり、北海道の美しい夕焼けを二人で眺める体験は忘れられない思い出になるでしょう。

ホーストレッキングは、少し冒険心のあるカップルやグループに人気です。一緒に馬に乗って自然の中を散策する体験は、絆を深める良い機会となります。共通の体験を通じて会話も弾み、新しい一面を発見できるかもしれません。

写真撮影スポットが豊富なのも、この施設の魅力です。インスタ映えする背景が随所にあり、SNSに投稿したくなる素敵な写真が撮れます。友人同士で訪れた場合は、お互いに写真を撮り合いながら園内を巡るのも楽しい過ごし方です。

レストランやカフェでのんびり過ごす時間も、大人の旅行ならではの楽しみです。美味しい食事と飲み物を味わいながら、旅の話や日常の出来事について語り合う時間は、日々の忙しさを忘れさせてくれます。

ペット同伴での訪問について

ノーザンホースパークでは、ペットの入園に関して一定の制限があります。馬という動物の特性上、予期しない事態を避けるため、基本的にペットの同伴は推奨されていません。

馬は犬などの動物に対して敏感に反応することがあり、ペットの鳴き声や動きが馬にストレスを与える可能性があります。来園者全員が安全に楽しむため、また馬たちの健康と安全を守るため、この方針が設けられています。

どうしてもペットと一緒に北海道旅行を楽しみたい場合は、ペットホテルや車内で待機させるなどの対応が必要です。近隣にはペット同伴可能な施設もあるため、旅行計画の際には事前に確認しておくことをおすすめします。

施設側の方針は変更される可能性もあるため、ペット同伴を希望する場合は事前に直接問い合わせることが確実です。

割引チケットを賢く活用して北海道旅行をもっとお得に

ノーザンホースパークのパドック1
ノーザンホースパークのパドック1

ノーザンホースパークの入園料は、当日券で購入すると大人も子どもも正規料金となりますが、事前にオンライン予約を利用することで割引価格での入場が可能です。特にアソビューでは、お得な入園チケットを販売しており、数百円の節約が期待できます。

家族での訪問の場合、一人あたりの割引額は小さく見えても、人数が増えればトータルでの節約額は大きくなります。浮いた予算を園内でのアクティビティ体験やお土産購入に回せば、より充実した一日を過ごせるでしょう。

また、入園チケットとアクティビティがセットになったお得なプランも用意されていることがあります。個別に購入するよりも割安になるケースが多いため、事前にどのアクティビティに参加したいかを決めておくと、賢い選択ができます。

予約は簡単で、スマートフォンやパソコンから数分で完了します。クレジットカード決済にも対応しており、現地で現金を用意する手間も省けます。予約後に発行される電子チケットを提示するだけで入場できるため、スムーズに施設を利用開始できるのも利点です。

繁忙期には当日券が売り切れる可能性もあるため、確実に入園したい場合は事前予約が安心です。旅行の計画が決まったら、できるだけ早めにチケットを確保しておきましょう。

/ ↑ アソビューでノーザンホースパークの割引チケットを予約する ↑ \

北海道旅行全体をお得に計画するならダイナミックパッケージ

ノーザンホースパークへの訪問を含む北海道旅行を計画しているなら、航空券とホテルをセットで予約できるダイナミックパッケージの利用がおすすめです。個別に予約するよりも大幅にお得になるケースが多く、旅行全体のコストを抑えられます。

ジャルパックのダイナミックパッケージでは、全国各地の空港から新千歳空港への往復航空券と、北海道内の幅広いホテルを自由に組み合わせることができます。旅行の日程や予算、好みに合わせて柔軟にプランを組めるのが大きな魅力です。

新千歳空港に到着後、そのままノーザンホースパークへ直行することも可能ですし、札幌や小樽などの観光を組み合わせた周遊プランも簡単に作成できます。レンタカーの手配もセットで行えるため、移動の心配も不要です。

早期予約割引やシーズンごとのキャンペーンを利用すれば、さらにお得に旅行できるチャンスがあります。特に繁忙期を避けた平日の旅行では、驚くほどリーズナブルな価格でパッケージが提供されることもあります。

マイルを貯めている方にとっては、JALの利用でフライトマイルが加算されるのも嬉しいポイントです。旅行をしながら次の旅行の準備ができる、お得なシステムです。

ジャルパック ダイナミックパッケージで北海道旅行を予約する

まとめ:ノーザンホースパークで特別な北海道体験を

ノーザンホースパークは、馬とのふれあいを通じて北海道の大自然を満喫できる、他にはない魅力を持った観光施設です。新千歳空港から近いというアクセスの良さ、四季折々の美しい景観、充実したアクティビティ、そして北海道の美味しい食事まで、一日では回りきれないほどの魅力が詰まっています。

家族連れ、カップル、友人同士、そして一人旅でも、それぞれの楽しみ方ができる懐の深さがこの施設の特徴です。馬という優しい動物とのふれあいは、日常生活では得られない癒しと感動を与えてくれます。

競走馬として活躍した名馬たちの第二の人生を支え、多くの人々に馬の魅力を伝え続けるノーザンホースパークは、単なるテーマパークを超えた価値を持つ場所です。馬たちとの出会いは、きっと忘れられない思い出となり、また訪れたいと思わせてくれることでしょう。

北海道旅行を計画している方は、ぜひノーザンホースパークを旅程に加えてみてください。事前にお得なチケットを予約し、ダイナミックパッケージで旅行全体をお得に計画すれば、より充実した北海道旅行が実現します。

馬たちが待つ広大な大地で、心に残る特別な体験をしてください。北海道の雄大な自然と、馬たちの優しさに包まれた時間は、きっとあなたの人生に新しい彩りを添えてくれるはずです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次