神戸「須磨寺」は源平ゆかりの地!ご利益や御朱印・アクセス方法は?

兵庫県神戸市 須磨寺
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兵庫・神戸にある「須磨寺」は、源平ゆかりのスポットであり、強力なご利益を授かれるお寺として有名です。御朱印・お守りなども頂け、いつもたくさんの参拝者が訪れています。兵庫・神戸の「須磨寺」について、ピックアップした情報を紹介します。

目次

神戸の「須磨寺」に行こう!

兵庫・神戸にある「須磨寺」は、とても人気のあるお寺の一つです。源平にゆかりがある場所であり、御朱印・お守りなども頂け、大きなご利益を授かることができるスポットです。兵庫・神戸の「須磨寺」について、アクセスや拝観時間などの詳細事項とあわせて紹介します。ぜひ、手を合わせに行ってみることをおすすめします。

源平ゆかりの地?神戸「須磨寺」とは?

「須磨寺」は、兵庫県の神戸市・須磨区の須磨寺町4丁目に位置していて、古刹として大変よく知られているお寺です。

真言宗須磨寺派のお寺の一つであり、山号は上野山(じょうやさん)と言い、正式名称は上野山福祥寺(じょうやさんふくしょうじ)です。ご本尊は聖観世音菩薩となっています。

長年地元の人を中心に「須磨寺」と呼ばれて愛されてきていて、広めの敷地がある大きなお寺として有名です。

「須磨寺」は、源平合戦が行われた一ノ谷の戦いのすぐ近くにあるお寺であり、平敦盛が好んで使っていた青葉の笛とされている品が大切に保管されていたり、平敦盛の首塚があったり、源義経腰掛の松があったりと、源平ゆかりの地としても知られています。

源氏・平氏が好きな人や歴史ファンの人たちの間で人気スポットとされていて、連日多くの人が遠くからロマンを楽しみに訪れます。

緑豊かな境内にはいろいろな見どころもあるので、ゆっくりと巡ってみると学びをすることもできるでしょう。

「須磨寺」は、強力なご利益を授かることができるお寺としても大変評判が良く、老若男女問わずたくさんの人が熱心に手を合わせています。

御朱印・お守りも頂くことができるお寺なので、拝観とあわせて記念として授与してもらうことをおすすめします。

心がさっと改まる場所であり、悩みがある人もすっきりする、と人気となっているので、時間を取ってゆっくりと散策してみることをおすすめします。

兵庫・神戸に行く観光スケジュールを考えている人は、ぜひ候補の一つに「須磨寺」も入れてみることをおすすめします。歴史に思いを馳せることができる場所です。

神戸「須磨寺」の歴史

「須磨寺」は、平安時代の初めころに和田岬で漁師が海の中から現れた聖観世音菩薩を引き揚げ、それを安置するための場所として淳和天皇からの勅命によって恵偈山北峰寺が建てられました。

そして、仁和2年(886年)に、光孝天皇よりの勅命で、現在の場所に聞鏡上人(もんきょうしょうにん)が上野山福祥寺を建てて、北峰寺から菩薩を移して、本尊として祀ったのが始まりである、とされています。

ただし、歴代の住職が南北朝時代より江戸時代あたりに書いていた当山歴代という書物によれば、ご本尊である聖観世音菩薩は嘉応元年(1169年)に源頼政が安置したものである、と書かれていて、詳しいことは分かっていません。

慶長7年(1602年)には、天下統一をした豊臣秀吉の息子である秀頼によって片桐且元を奉行と決めて本堂を再建しました。

神戸「須磨寺」のご利益

兵庫・神戸の「須磨寺」は、とても強力なご利益を授かれるスポットとしてとても人気があり、じっくりと心を込めて手を合わせている人も多くいます。

「須磨寺」で授かることができるご利益には、苦難除去のご利益や病気平癒のご利益・厄除けのご利益・開運のご利益など、大変幅広いものとなっています。

「須磨寺」で強大なご利益を授かるには、手水舎で身体を清めてからまず最初にまっすぐと本堂に手を合わせに行くことが大変重要となります。

また、「須磨寺」の境内の一角にある「ぶじかえる」と呼ばれている銅像は、かえるの首を回すと借金で困っている人の悩みが解消される、というご利益があるとされていて、境内にはこのようなスポットが複数あるので、気になる人はぜひ寄ってみてください。

神戸「須磨寺」の境内

兵庫・神戸の「須磨寺」の境内には、とても豊富な人気の見どころスポットがあり、ゆっくりと散策を楽しむ人もたくさんいます。

「須磨寺」に行ったらぜひ寄ってみて欲しい人気でおすすめの見どころスポットについて、厳選したところを紹介します。

本堂

「須磨寺」の人気おすすめ見どころ1の「本堂」は、お寺の境内の一番奥にあり、どっしりとしたとても風格ある建物となっています。

「本堂」は、開創された当時のものでは、公卿・歌人としてとても有名な在原行平がお寺にこもって祈願をする参籠をして、天子によるお咎めである勅勘を許された、とされています。

しかし、当時の「本堂」は地震や火災・洪水などによって何度も立て直され、現在見ることができる「本堂」は、慶長7年(1602年)に豊臣秀頼によって建て直されたものです。

ただし、内陣にある宮殿のみ応安元年(1368年)につくられたものとなっていて、重要文化財に指定されている大変貴重なものです。

また、昭和47年(1972年)には、全面的な解体修理が行われ、おおよそ600年ほど前の姿に忠実に復原されました。

本坊・書院

「須磨寺」の人気おすすめ見どころ2の「本坊・書院」は、本堂へ行く道の左側にある別の道に位置している比較的大きめな須磨寺一山の中でも中心的な建物です。

「本坊」は、さまざまな法要が行われたり、一絃須磨琴などのおけいこ場となっていたりします。「書院」は、阿弥陀如来をご本尊としている持仏堂です。

大師堂

「須磨寺」の人気おすすめ見どころ3の「大師堂」は、本堂のすぐ左側に位置していて、やや小さめですが心が改まる場所となっています。

「太子堂」には、宗祖である弘法大師と真言八祖が祀られています。大正時代には俳人として知られている尾崎放哉が堂守りとして一時期ここに住み込んでいくつかの句作を残しました。

源平の庭

「須磨寺」の人気おすすめ見どころ4の「源平の庭」は、仁王門をくぐってから本堂へと進む道の途中左側にあります。

寿永3年(1184年)の一ノ谷の戦いのときの、平敦盛と熊谷直実が一騎討ちをしているシーンが再現されている庭です。

美しく整備された庭に2人とも馬に乗った姿で大変堂々とした様子で建てられているその銅像は、迫力満点で一見の価値ありのとても素晴らしくて、当時の様子をまざまざと感じさせられるものとなっています。

敦盛塚

「須磨寺」の人気おすすめ見どころ5の「敦盛塚」は、本堂から左側にずっと進んだところにある小さな塚です。

「敦盛塚」は、寿永3年(1184年)にあった一ノ谷の戦いで、熊谷直実に討たれたことによって亡くなった平敦盛の菩堤を弔うために建てられた首塚です。

ここに祀られているのは平敦盛の首のみである、とされていて、胴体は磨浦公園の「敦盛塚」に祀られている、と伝わっています。

「須磨寺」のお守り

兵庫・神戸の「須磨寺」には、とても多くの種類のお守りがあって、彩りも美しく大変人気となっています。

「須磨寺」にあるお守りは、招福のご利益がある観音守りをはじめ、新願成就や習い事の上達のご利益がある敦盛守り・学業守り・安産守り・交通守りなどいろいろなのものがあります。

身に着けやすい根付タイプのものやキーホルダータイプのものもあるので、上手にチョイスをしてみることをおすすめします。

お守りを頂くことができる場所は「寺務所・納経所」となっていて、ここにはずらりとたくさんのさまざまな種類のお守り・念珠・絵馬などが並べられているのでゆっくりとあれこれと眺めながら選んでみてください。

また、お守りなどはインターネットでの通信販売も行われているので、遠方の人は活用してみると良いです。

「須磨寺」の御朱印

兵庫・神戸の「須磨寺」は、御朱印を頂くことができるお寺なので、大人気の御朱印集めをしている人たちからもとても注目されています。

「須磨寺」で頂くことができる御朱印は8種類あり、すべての種類の御朱印が初穂料が300円となっています。

御朱印の種類としては、「新西国霊場の御朱印」「神仏霊場の御朱印」「十八本山霊場の御朱印」があります。

さらに、「摂津八十八・摂津西国福原西国の御朱印」「神戸七福神霊場の御朱印」「神戸十三佛霊場の御朱印」「神戸六地蔵霊場の御朱印」「新西国霊場御詠歌」があります。

それぞれ巡っている種類に合わせた御朱印、または気に入った御朱印を頂いてみることをおすすめします。

「須磨寺」には期間限定や枚数限定の御朱印は特にはないので、時期を問わずいつでも同じものを頂くことができます。

「須磨寺」だけのオリジナルの御朱印帳もあるので持参するのを忘れた時でも安心ですし、新作の御朱印帳が登場することもあるので、随時チェックをしておくと良いでしょう。

特に人気がある御朱印帳の一つに、平敦盛がイラストとして描かれている「御朱敦盛納経帖」があり、笛を吹いている美しくてはかなげな敦盛と桜の絵に誰もが魅了されてしまいます。初穂料は、1700円です。

御朱印は、本堂の南側に位置している「寺務所・納経所」で頂くことができ、ベンチなども設けられていてゆったりと時間を過ごすことができる場所となっています。授与時間は拝観時間と同じです。

御朱印は、そのお寺を拝観した証として授かることができる証明書のような意味合いのあるものとなっています。

御朱印を頂く前には必ず本殿に手を合わせに行ってから指定場所に行くことができるように時間配分・時間管理をしっかりとしておくことをおすすめします。

「須磨寺」の基本情報

「須磨寺」は、兵庫県・神戸市の須磨区須磨寺町4丁目にある、とても古い歴史があって由緒正しいお寺です。

拝観時間は、8時30分から17時までと決まっているので、時間内にじっくりとさまざまなところを眺めることができるようにきっちりとしたスケジューリングをしておきましょう。

拝観料金は大人も子どもも無料となっているので、気軽に拝観・散策することができますし、車に忘れ物を取りに行ったりする場合でも安心です。

境内にあるいろいろな史跡や石碑を眺めたり、おもろいもんめぐりを楽しんだりすることができる場所ですが、神聖な場所である、ということを忘れずに常に頭に入れておくようにしましょう。

「須磨寺」へのアクセス

兵庫・神戸にある「須磨寺」にご利益を頂きに行ってみたい、と思ったときに事前に知っていると行動をスムーズにすることができるアクセス情報について、まとめました。

どこにあるお寺なのか、どのように行くのか、などのことをしっかりと調べておけば、当日に慌てることが少なくなるのでおすすめです。

公共交通機関でのアクセス

「須磨寺」に電車などの公共交通機関を利用してアクセスしようと思っているときには、JRの「須磨駅」で降りて北方向へ歩けば約12分ほどでアクセスすることができます。

また、山陽電気鉄道の「須磨寺駅」で降りても北方向へおおよそ5分ほど歩けばアクセスできる場所に位置しています。

市バスを利用する場合には、「天神下バス停」で降りてから北方向へとおよそ12分くらい歩けばアクセスできます。

車でのアクセスと駐車場

「須磨寺」に自動車を利用してアクセスしようと思っているときには、第二神明道路の「須磨インターチェンジ」、または阪神高速3号神戸線の「月見山出入口」などで降りるとすんなりとアクセスすることができます。

一般道路を利用してのアクセスを希望している場合には、県道21号線・県道65号線・国道2号線などを上手に利用するのがおすすめです。

「須磨寺」には、拝観者のみが利用できる普通乗用車が約30台駐車可能な専用の駐車場が設けられています。利用可能時間は、拝観時間と同じ8時30分から17時までとなっています。

ゆったりと駐車ができるスペースはありますが、行事が行われている時期などには混みあう事もあるので、近くのコインパーキングについても調べておくと良いです。

「タイムズ須磨寺町3丁目」は、約4台分の車を停めることができる平地・自走式の駐車場であり、営業時間は24時間です。

料金は、全日0時から24時までが30分220円となっています。最大料金は、19時から翌朝8時までの夜間のみ440円です。クレジットカードや電子マネーを支払いに利用できます。

「リパーク須磨寺南」は、約11台分の車を停めることができるフラップ板形式の駐車場で、24時間年中無休営業です。

料金は、全日0時から24時までが20分200円です。最大料金は、全日入庫をしてから24時間以内が1300円となっています。クレジットカード払いができ、ANAマイルが貯まります。

「須磨寺」へ参拝してみよう!

兵庫・神戸にある「須磨寺」は、とても注目されているお寺です。源平とゆかりのあるスポットであり、大きなご利益も授かることが可能です。御朱印・お守りも揃っています。兵庫・神戸に行く予定がある時には、ぜひ観光地の一つに「須磨寺」も入れてみることをおすすめします。気持ちがすっきりとする場所です。

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