添乗員ライターがお届けする旅行情報。今回は、神奈川県小田原に構える話題のグルメスポット『おさしみ天国・小田原海鮮ゴーゴー!!』をご紹介します。小田原漁港直送のお刺身をはじめ、海鮮惣菜・揚げ物・ご飯ものまで、30種類以上のメニューが59分間食べ放題で楽しめるとあって、平日・休日を問わず多くのファンで賑わっているレストランです。東京都内からも約1時間半とアクセスしやすく、週末のドライブグルメとしても高い支持を集めています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店舗名 | おさしみ天国・小田原海鮮ゴーゴー!! |
| 所在地 | 神奈川県小田原市早川1番地の28(漁港の駅 TOTOCO小田原 3F) |
| 営業時間 | 平日 10:59〜17:00(LO 16:00)/土日 10:30〜17:00(LO 16:00) |
| 定休日 | 無し(不定休あり) |
| 席数 | 80席 |
訪れる前に知っておきたい注意点
人気グルメスポットには必ずと言っていいほど、事前に把握しておきたい注意点が存在します。小田原海鮮ゴーゴーも例外ではありません。
まず、混雑の激しさは特筆に値します。平日であってもオープン直前から並ぶ人が多く、土日祝日ともなると整理券の配布が早々に締め切られるケースもあります。整理券は施設3階の店舗前に設置された発券機で取得できますが、発券機は午前9時から稼働するため、開店前の来訪を強くおすすめします。
もうひとつ知っておきたいのが支払い方法です。以前は現金のみのお店でしたが、現在はクレジットカードや電子マネーなど各種決済方法に対応しており、現金以外の支払いも利用できます。
さらに、施設内の駐車場は166台と台数に限りがあり、とくに混雑シーズンは満車になることも珍しくありません。可能であれば公共交通機関の利用も視野に入れておくと安心です。
小田原漁港とTOTOCO小田原の歴史的背景
小田原の海の幸の歴史は古く、豊臣秀吉による小田原合戦(1590年)の時代より、早川の漁師たちは相模湾で水揚げされた魚を城下に届けてきたとされています。江戸時代には東海道の宿場町として栄えた小田原において、魚類の取引はすでに活発な産業として根付いており、行商が魚を担いで各宿場まで売り歩いた記録も残っています。小田原の干物文化もこの頃に確立されており、各宿場への物流を支えた背景から、小田原の漁師たちの手仕事は城下の台所を支える重要な役割を担っていました。
近代以降も小田原漁港は神奈川県を代表する水揚げ拠点として機能し続け、アジ・サバ・マグロ・しらすといった地元名産の魚介が集まる場として地域経済を支えてきました。相模湾は黒潮と親潮が交わる豊穣な漁場であり、季節によってマアジやマサバ、カツオ、ブリなど多彩な魚種が水揚げされます。港から徒歩すぐの「早川駅」は、日本でJR駅に最も近い漁港のひとつとしても知られており、鉄道アクセスのよさも相まって、多くの観光客が訪れるようになりました。
こうした地の利を活かした観光拠点として2019年11月に誕生したのが「漁港の駅 TOTOCO小田原」です。漁港直結型の複合施設として「漁港の駅」という呼称は小田原市の登録商標であり、全国でも先駆けとなるモデルを示しました。施設内には地場物産を販売するショップや飲食店が集まり、その3階に構えるのが今回紹介する「おさしみ天国・小田原海鮮ゴーゴー!!」です。当初から整理券制の食べ放題スタイルが話題を呼び、テレビや雑誌でも繰り返し取り上げられる人気店へと成長しました。開業当初は連日長蛇の列が並ぶほどの反響を集め、「相模湾の恵みを誰でも気軽に堪能できる場所」として地域に定着しています。
59分間のお刺身食べ放題という体験

『おさしみ天国・小田原海鮮ゴーゴー!!』の最大の魅力は、小田原漁港から直送された新鮮なお刺身を中心に、30種類以上のメニューが一律59分食べ放題で楽しめるシステムにあります。都市部の回転寿司や居酒屋では味わいにくい「漁港直送の鮮度感」をそのまま食卓に届けることができるのです。
食べ放題メニューの料金は以下の通りです。
| 区分 | 税込料金 |
|---|---|
| 大人 | 4,048円 |
| シルバー(65歳以上) | 2,970円 |
| 小学生(6〜12歳) | 1,760円 |
| 幼児(4〜5歳) | 990円 |
| 3歳以下 | 無料 |
お刺身は常時約25〜30種類が並ぶビュッフェ台から自由に取り分けるスタイルです。厚切りにカットされた切り身はボリューム感があり、1枚でもしっかりとした食べ応えがあります。海鮮惣菜のほか、揚げ物・酢飯・白米・海苔なども用意されており、自分好みの海鮮丼や手巻き寿司を作ることもできます。スイーツも用意されているため、食後の口直しまで楽しめます。
なお、ネット予約(ホットペッパーグルメなど)を利用することで、整理券なしで入店できる日も設けられている場合もあります。平日であれば当日電話予約(10時まで)にも対応しています。土日祝日は当日の予約受付を行っていないため、事前に予約しておくか、当日整理券での対応となります。

ドリンクメニューには小田原・神奈川の地酒や、地元産の果実を使ったジュースなどが揃っており、食事とともに地域の味を深く楽しめる構成となっています。大人から子どもまで、それぞれの好みに合わせた飲み物で59分間の食事を彩ることができます。
名物「ゴーゴータイム」と寿司パフェ

小田原海鮮ゴーゴーをひときわ特別な体験にしているのが、名物の「ゴーゴータイム」です。1時間に1度、通常のビュッフェ台には並んでいないプレミアムな食材が提供されるサービスタイムで、太鼓の音がその始まりを告げます。当日の仕入れ状況によって内容は変わりますが、大マグロのトロや高級魚介が登場することもあり、来店者が一斉に列をつくる光景は食べ放題ならではのスペシャル感を演出しています。
もうひとつのユニークな楽しみ方が「寿司パフェ」です。パフェグラスに酢飯や錦糸卵を敷き、好みのお刺身を彩りよく盛り付けるアレンジメニューで、見た目にも映えることから家族連れやグループ客に人気を集めています。いくら丼・しらす丼・マグロ丼など、定番の海鮮丼アレンジも思う存分楽しめます。
マグロ
食べ放題の象徴ともいえるのがマグロです。桶に盛られた赤身の切り身は、さっぱりとした味わいでいくらでも食べ進めることができます。ご飯に盛り付けてマグロ丼にするのが定番の楽しみ方ですが、漬けだれに絡めてアレンジするのもおすすめです。
鰹のタタキ
炙りによってほどよい香ばしさを引き出した鰹のタタキは、皮と身の間の脂身まで美味しくいただける一品です。ポン酢との相性が抜群で、さっぱりとした後味から箸が止まらないと評判のメニューです。
いくら
粒立ちのよい新鮮ないくらを白米や酢飯の上にたっぷりとかけていくら丼に仕上げるのが、多くの来店者が真っ先に試みるアレンジです。食べ放題でなければなかなか贅沢に楽しむことのできない一品だけに、ぜひ思う存分味わいたいところです。
窓から相模湾を一望できる店内の魅力

TOTOCO小田原の3階に位置する店内は、窓から相模湾を見渡せるロケーションが自慢です。天気の良い日には海面にきらめく光が降り注ぎ、目の前に広がる色とりどりの海鮮料理との組み合わせが「まさにおさしみ天国」という雰囲気を生み出しています。
店内のインテリアにも遊び心があり、ビュッフェ台や一部のお席には実際に漁に出ていた船がデコレーションとして活用されています。海をイメージした内装は子どもから大人まで楽しめる仕掛けに満ちており、海の食文化を五感で体感できる空間設計となっています。
テイクアウトも充実
店内での食べ放題に加え、「あなたにおまかせ丼」というテイクアウトメニューも展開しています。シャリの量によって小型・中型・大型の3サイズから選べる海鮮丼で、施設内での観光がてら手軽に小田原の味を持ち帰りたいときにも重宝します。
合わせて訪れたい周辺の観光スポット
漁港の駅 TOTOCO小田原(同施設内)
おさしみ天国が入居する「漁港の駅 TOTOCO小田原」の1・2階では、漁港直送の鮮魚・活魚や干物・かまぼこ・地元農産物など1,600種類を超える商品が揃う地場物産コーナーが展開されています。食後に立ち寄って小田原土産を探すのに最適です。
小田原早川漁村(おさかな通り)
TOTOCO小田原のすぐ近くに広がる「おさかな通り」は、水揚げされたばかりの鮮魚を扱う魚料理店が軒を連ねるグルメエリアです。ブルーウェイブリッジや小田原ちょうちん灯台などフォトスポットも集まっており、食後の散策にもぴったりの雰囲気があります。
石垣山一夜城歴史公園
TOTOCO小田原から車で約10分の高台に位置する石垣山一夜城歴史公園は、豊臣秀吉が小田原城合戦の際に本陣として築いた城跡です。相模湾や小田原城を一望できる展望スポットとしても名高く、歴史散策と絶景を同時に楽しめます。入場は無料で、所要時間は約1時間が目安です。
鈴廣かまぼこの里(風祭)
車で約10分の距離にある「鈴廣かまぼこの里」は、小田原名産のかまぼこ文化を体験できる複合施設です。かまぼこ手作り体験や豊富なショッピングが楽しめるほか、箱根登山鉄道の風祭駅に隣接しているため電車でのアクセスも便利です。
周辺のおすすめ宿泊施設
ヒルトン小田原リゾート&スパ
TOTOCO小田原から車で約15分、根府川駅近くの高台に構える本格的なリゾートホテルです。全室オーシャンビューで相模湾を一望でき、天然温泉大浴場・プール・スパ・テニスコートなど充実した施設が揃っています。朝食ビュッフェではサーモンをはじめとする多彩な海鮮食材を使った海鮮丼コーナーが設けられており、子どもから大人まで楽しめると好評です。箱根観光の拠点としても利便性が高く、非日常の滞在体験を求める方に最適です。

THE VIEW 小田原 城の見えるホテル
小田原駅から徒歩約7分に位置し、小田原城を間近に望む眺望が自慢のシティホテルです。近代的な客室と便利なロケーションで、小田原観光の拠点としての人気が高い施設です。

ホテルクニミ小田原
小田原駅東口から徒歩約3分のビジネスホテルで、駅前という利便性の高さに加え、館内に大浴場を備えている点が旅行者から支持を集めています。ビジネス利用にも観光にも対応しやすい立地です。

小田原海鮮ゴーゴーへのアクセス
電車でのアクセスはJR東海道本線・早川駅から徒歩10分が最寄りとなります。早川駅は東京上野ラインが乗り入れており、東京駅から乗り換えなしで到着できる点が旅行者に便利です。小田原駅からもバスでアクセスすることが可能です。
車でのアクセスは、西湘バイパス早川インターチェンジから約2分、小田原厚木道路小田原西インターチェンジから約4分と、幹線道路からのアクセスが非常に良好です。漁港の駅TOTOCO小田原には施設内46台・県営駐車場120台の計166台分の駐車スペースが確保されています。ただし休日の混雑時には満車になることもあるため、公共交通機関の利用も積極的に検討したいところです。
小田原海鮮ゴーゴーの混雑状況と上手な攻略法
週末や祝日はオープン前から整理券を求める行列ができることも珍しくなく、ランチのピーク時間帯(11時〜13時)は特に混雑が集中します。80席の店内もオープン直後に埋まることがあるため、混雑を避けたい場合はいくつかの工夫が効果的です。
まず、整理券の発券機は午前9時から稼働するため、開店前に現地入りして整理券を確保してから1階や2階でショッピングを楽しむという流れがスムーズです。平日であればホットペッパーグルメを通じたネット予約が可能な日も設けられており、確実に席を押さえたい場合に活用できます。また、ランチのピークを外した14時台以降は比較的入りやすいという傾向もあります。
小田原の旬の海鮮を心ゆくまで楽しもう
小田原漁港直送の新鮮なお刺身を59分間食べ放題で楽しめる「おさしみ天国・小田原海鮮ゴーゴー!!」は、都市部では味わいにくい漁港直送の鮮度感を手軽に体験できるという点で、他に類を見ない価値を持ったグルメスポットです。名物「ゴーゴータイム」の興奮や、寿司パフェ作りの楽しさなど、食べることそのものがエンターテインメントとして成立している点も多くの人を惹きつける理由のひとつでしょう。
混雑が激しいため整理券の早めの確保や、平日または事前予約の活用が快適な訪問への近道となります。東京・横浜方面からのドライブや日帰り旅行の目的地として、ぜひ計画に加えてみてください。
