上越国際スキー場を完全攻略!4つのゾーンと22コースの魅力を徹底解説

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上越国際スキー場を完全攻略!4つのゾーンと22コースの魅力を徹底解説
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添乗員ライターがお届けする旅行情報。今回は、新潟県南魚沼市に広がる日本屈指のビッグゲレンデ「上越国際スキー場」を徹底解説します。1,000ヘクタール(約10平方キロメートル)という圧倒的なスケールを誇るこのスキー場は、初心者からエキスパートまで、あらゆるレベルのスキーヤー・スノーボーダーが楽しめる多彩なコースが魅力です。4つのゾーンに分かれた広大なゲレンデの特徴から、お得な割引情報まで、現地を知り尽くした視点でご紹介していきます。

目次

広すぎるゲレンデゆえの課題とは

上越国際スキー場のコースマップ
上越国際スキー場のコースマップ

上越国際スキー場の最大の特徴である広大なゲレンデは、同時に初めて訪れる方にとっては少し戸惑いの原因にもなります。総面積1,000ヘクタール、コース面積1,000万平方メートルという圧倒的な広さは、事前の計画なしに滑り始めると、思わぬところで時間を費やしてしまうこともあるのです。

ゾーン間の移動時間

4つのゾーンを行き来する際には、複数のリフトを乗り継ぐ必要があります。特に最奥のフォレストゾーンまで到達するには、5本以上のリフトを乗り継がなければなりません。午後2時を過ぎると各ゾーン間の移動が制限され始めるため、全山を回りたい方は午前中からの行動が必須となります。

方向感覚の課題

また、ゾーンごとに雰囲気が大きく異なるため、どのエリアから滑り始めるか、どのコースを優先するかによって、一日の満足度が変わってきます。広いがゆえに迷いやすく、方向感覚を失いやすいという声も聞かれます。ゲレンデマップを事前にダウンロードし、滑走計画を立てておくことをおすすめします。

日本屈指のビッグゲレンデが誇る歴史と規模

上越国際スキー場のゲレンデ
上越国際スキー場のゲレンデ

半世紀を超える歴史

上越国際スキー場は1968年12月20日に開業した、半世紀以上の歴史を持つ老舗スキー場です。開業当時から帝国観光によって運営され、新潟県南魚沼市樺野沢と十日町市当間にまたがる広大なエリアに展開してきました。通称「上国(じょうこく)」の愛称で、長年多くのスキーヤーに親しまれています。

駅直結の利便性

スキー場の名称から上越市にあると勘違いされることがありますが、実際には中越地方の南魚沼市に位置しています。これはJR上越線の沿線にあることに由来しており、1997年には専用駅として「上越国際スキー場前駅」が臨時駅として開業、2003年には常設駅に昇格しました。駅から徒歩すぐという抜群のアクセスの良さは、このスキー場の大きな魅力の一つとなっています。

国際大会の実績

スキー場の歴史を紐解くと、1984年には上越国際当間スキー場をオープンし、さらに規模を拡大。1987年にはワールドカップスピードスキー、2004年にはスノーボード・ワールドカップを開催するなど、国際的な大会の舞台としても活用されてきました。これらの実績が、現在の充実した施設とコースレイアウトの基盤となっています。

圧倒的なスケール

単体のスキー場としては日本最大級の広さを誇り、コース面積は1,000万平方メートル、総面積は1000ヘクタールに及びます。この圧倒的なスケールは、他のスキー場では味わえない開放感と、多様な滑走体験を可能にしているのです。

マザーズゾーン:ホテル直結の快適エリア

上越国際スキー場のナイターの様子
上越国際スキー場のナイターの様子

ゾーンの特徴

マザーズゾーンは、ホテルグリーンプラザ上越の目の前に広がるメインゲレンデです。このエリアは施設の充実度が高く、初めて上越国際スキー場を訪れる方にとって、最も快適に過ごせるゾーンと言えるでしょう。

長峰ゲレンデ

ゾーンの中心となる長峰ゲレンデは、3つのコースで構成されています。第1コースは最大斜度20度、平均斜度10度、第2コースは最大斜度25度、平均斜度12度、第3コースは最大斜度25度、平均斜度15度と、初心者から中級者が安心して滑れる設計です。コース幅が広くゆったりと滑れるため、混雑時でも比較的ストレスなく楽しめます。長峰ゲレンデの下部はターンの練習に最適で、スキースクールのレッスンエリアとしても活用されています。

ホテル直結の利便性

マザーズゾーンの大きな魅力は、ホテル直結という立地の良さです。宿泊者であれば、部屋からゲレンデまで数分でアクセスでき、休憩や荷物の出し入れも楽々。日帰りの方も、ホテル内のレストランや温泉施設を利用できるため、快適な一日を過ごせます。

ナイター営業

ナイター営業時も、このマザーズゾーンがメインとなります。照明に照らされた幻想的な雰囲気の中で滑るナイタースキーは、昼間とはまた違った魅力があります。ナイターの景観が特に美しいと評判で、静かなゲレンデでじっくりと滑りたい方にもおすすめです。

スノーパーク施設

さらに、マザーズゾーンにはハーフパイプも設置されており、スノーボーダーにとっても充実した環境が整っています。スノーパークも上部に配置され、ジャンプやトリックの練習も可能です。

パノラマゾーン:絶景と多彩なコースの宝庫

上越国際スキー場からの眺め
上越国際スキー場からの眺め

山頂からの絶景

パノラマゾーンは、その名の通り山頂からの絶景パノラマが楽しめるエリアです。標高1,017メートルの山頂からは、越後の山々を一望でき、晴れた日には遠くの山脈まで見渡せる壮大な景色が広がります。リフトに乗って後ろを振り返ると、思わず息を呑むような絶景に出会えるでしょう。

変化に富んだコース

このゾーンの特徴は、変化に富んだコースレイアウトです。パノラマゲレンデは複数のコースがあり、第2コースは最大斜度30度、平均斜度12度、第3メインコースは最大斜度30度、平均斜度15度と、中級者向けのコースが充実しています。斜度や地形の変化を楽しみながら、ロングクルージングが可能な設計となっており、滑りごたえは抜群です。最長滑走距離は1,000メートルを超え、一本一本のコースがしっかりとした長さを持っています。

美奈ゲレンデの挑戦

パノラマゾーンからマザーズゾーンへと続く美奈ゲレンデは、最大斜度33度、平均斜度16度とやや急な斜面もあり、中級者から上級者向けのコースとなっています。コブのある部分もあるため、技術を磨きたい方にも最適です。このコースはダウンヒルコースとして大会でも使用される本格的なバーンで、スピードを出して滑る爽快感を味わえます。

雪質とタイミング

午前中の早い時間に山頂付近を訪れると、フカフカのパウダースノーを楽しめることが多いのも魅力です。圧雪されていないエリアも一部あり、自然の雪質を堪能できます。ただし、パノラマゾーンの第2ロマンスリフトは午後になるとリフト待ちで1時間近い大渋滞になることもあるため、時間配分には注意が必要です。

アクティブゾーン:上級者が挑む最難関コース

エキスパート向けエリア

アクティブゾーンは、上越国際スキー場の南側に位置し、エキスパートスキーヤーが腕試しをするエリアです。このゾーンの代名詞とも言えるのが、「大別当チャンピオンコース」です。

大別当チャンピオンコース

大別当チャンピオンコースは、最大斜度38度という急斜面を持つ、上越国際スキー場最難関のコースです。通称「上国の壁」とも呼ばれ、コブ愛好者から絶大な人気を集めています。平均斜度は20度で、コースの約半分は非圧雪エリアとなっており、自然に形成されるコブ斜面が上級者の技術を試します。最長滑走距離は700メートルと、それほど長くはありませんが、その密度の濃さは他のコースとは比較になりません。

パウダー天国

大雪が降った翌日の朝一番は、パウダーフリークにとっての聖地となります。誰も滑っていない新雪の斜面を、最初に滑り降りる爽快感は格別です。ただし、その分難易度も高く、確かな技術と体力がなければ完走は困難でしょう。なお、このエリアは週末のみの営業となるため、訪れる際は営業日を事前に確認することが重要です。

その他のコース

アクティブゾーン全体としては、大別当ゲレンデと大沢ジャイアントコースを中心に、チャレンジングなコースが集まっています。大沢ジャイアントコースは最大斜度31度、平均斜度15度、最長滑走距離1,200メートルのSAJ公認GSLコースで、中級者から上級者が腕試しできるコースとなっています。このエリアを攻略できれば、上越国際スキー場を制覇したと言っても過言ではありません。

フォレストゾーン:ブナ林に囲まれた別世界

上越国際スキー場の当間ゲレンデ
上越国際スキー場の当間ゲレンデ

静寂のエリア

フォレストゾーンは、上越国際スキー場の最奥部、十日町市側に位置するエリアです。他のゾーンとは一線を画す、静寂に包まれた森の中のスキー場という雰囲気が魅力です。

抜群の雪質

当間ゲレンデを中心とするこのゾーンは、ブナ林が広がる北斜面に展開しています。そのため、雪質が非常に良いのが特徴です。サラサラのパウダースノーを楽しめる確率が高く、雪質にこだわるスキーヤーから高い評価を得ています。北斜面特有の冷たく締まった雪は、滑走感が抜群です。

当間ゲレンデの構成

当間第1ゲレンデは、最大斜度22度、平均斜度10度で、コース幅が広く緩斜面も多いため、ファミリーや初心者の練習に最適な環境が整っています。最長滑走距離は1,000メートルあり、ゆったりとしたクルージングが楽しめます。当間第2ゲレンデは最大斜度24度、平均斜度11度と、こちらも雪質が良好なことで知られています。

山頂エリアの魅力

当間第4ゲレンデは、上越国際の中でも高所に位置し、抜群の眺めを誇るエリアです。メインコースは最大斜度32度、平均斜度12度で、最長滑走距離2,000メートルと、このゾーンで最も長い滑走を楽しめます。また、第4ゲレンデの迂回コースは最大斜度24度、平均斜度11度で、当間第3ロマンスリフトへアクセスするための林間コースとなっており、周囲の自然を感じながら滑れる癒しのコースです。

アクセスの注意点

フォレストゾーンへのアクセスは、パノラマゾーンまたはアクティブゾーンを経由する必要があります。リフトの乗り継ぎが多いため、時間に余裕を持った計画が必要です。ただし、その手間をかけてでも訪れる価値がある、上越国際スキー場の隠れた名所と言えるでしょう。なお、フォレストゾーンも週末のみの営業となります。

家族で楽しむ充実のキッズ施設

上越国際スキー場から眺めた街並み
上越国際スキー場から眺めた街並み

キッズパラダイス

上越国際スキー場は、大人だけでなく子どもたちも思いっきり楽しめる施設が充実しています。特にホテル前に広がる「キッズパラダイス」は、一般コースからネットで仕切られた安全なエリアで、小さなお子様も安心して雪遊びができます。

多彩なアトラクション

キッズパラダイス内には、スノーチュービング、エア遊具、雪上アスレチック、スノーストライダー、プラスチック遊具など、多彩なアトラクションが揃っています。これらは全て雪の上で楽しめる遊具で、スキーやスノーボードがまだできない小さなお子様でも、雪を満喫できる工夫がされています。

ソリランド

隣接する「ソリランド」も大人気のエリアです。様々な種類のソリを乗り比べながら、ロングコースを一気に滑り降りる体験は、子どもだけでなく大人も夢中になってしまうほどの楽しさです。ソリは大人も利用でき、家族全員で爽快感を味わえます。

スポンジ・ボブ キッズパーク

さらに、スキーやスノーボードを始めたばかりのお子様向けに「スポンジ・ボブ キッズパーク」も設置されています。アーチやウェーブなどのアイテムが配置された子ども専用エリアで、安心して練習できる環境が整っています。専用エリアのため、上級者が猛スピードで通過する心配もなく、自然に上達できる設計となっています。

雪上花火

毎週土曜日には、白銀のゲレンデを彩る雪上花火が打ち上げられます。子どもたちにとって、一日の締めくくりにふさわしい特別な体験となるでしょう。

スキー場内の充実した施設とサービス

レンタルコーナー

レンタルコーナーも充実しています。ゲレンデ直結のサロモンステーションでは、最新モデルのスキー・スノーボード用品をレンタルできます。子ども用のレンタルセットには安全のためのヘルメットも付いており、初めてのスキーでも安心です。

スキーセンター

JR上越国際スキー場前駅の目の前には、スキーセンターがあります。ロッカー、更衣室、レンタルコーナー、お土産屋などが揃っており、到着から帰りの準備まで、ここで全て完結できる便利さです。駅から徒歩すぐという立地は、公共交通機関を利用する方にとって大きなメリットとなっています。

ゲレンデグルメを堪能する

上越国際スキー場には8つのレストランがあり、各ゾーンに配置されているため、どこで滑っていても食事に困ることはありません。それぞれのレストランで特色あるメニューを提供しているため、食事もスキー場巡りの楽しみの一つとなります。

マザーズゾーンのレストラン

モンブラン

日帰りセンターアネックス2階に位置するモンブランは、上国メインゲレンデ入口の和洋食レストランです。営業時間は7:30から19:00まで、80席を有する店内では、上国もつ丼、新潟タレカツ丼、ホテルメイド和牛カレー、昭和の黄色いカレー、きのこ入りデミオムライス、昭和のカレーうどん、海老と野菜のかき揚げうどん、雪見おしるこなど、幅広いメニューが揃っています。カレー、丼物、うどんの他にもサイドメニューやデザートが充実し、モーニングメニューもあるため、一日を通して利用できます。天然温泉も隣接しているので、ゲレンデアフターにも便利です。

サンモリッツ

大別当ゲレンデ下部にあるサンモリッツは、広々とした店内が開放的な350席のレストランです。10:00から16:00まで営業し、長岡生姜醤油ラーメン、濃厚味噌野菜ラーメン、担々麺、富士宮やきそば、上国もつ丼、チキン南蛮丼、ホテルメイド和牛カレー、ヒレカツカレーなど、新潟の人気ご当地ラーメンを含む充実のメニューが人気です。月替わりで味わえる料理長特製丼も注目のメニューです。

パノラマゾーンのレストラン

おしるこ茶屋

パノラマ第3ゲレンデ下部に位置するおしるこ茶屋は、上国で唯一の日本家屋の外観が目を引く人気のレストランです。200席を有し、10:00から15:00まで営業しています。店名にもなっている名物焼きたて餅のおしるこ、雪見おしるこ、新潟タレカツ丼、ホテルメイド和牛カレー、昭和の黄色いカレー、ヒレカツカレー、ホテル特製カレーうどん、海老天うどんなど、和のメニューが中心です。「おしるこ」目当てで足を運ぶお客様も多く、「雪見だいふく」とのコラボメニューも注目を集めています。

フォレストゾーンのレストラン

リモージュ

当間リゾートセンター2階にあるリモージュは、当間スキー場入口に位置する152席のレストランです。10:00から16:00まで営業し、ホテルメイド和牛カレー、ヒレカツカレー、新潟タレカツ重、焼き鳥重、長岡生姜醤油ラーメン、濃厚味噌野菜ラーメンなど、ボリューム満点のメニューが自慢です。しっかり食べて雪質バツグンの当間ゲレンデを満喫できます。

ホルン

当間第4ゲレンデ下部のホルンは、230席を有する雰囲気の良いレストランです。10:00から14:30まで営業し、ホルン特製ソーセージポトフ、ホテルメイド和牛カレー、ヒレカツカレー、カルボナーラ、ミートソースなど、雪山で食べたくなるようなメニューを用意しています。店内は大きな窓や暖炉がありアットホームな雰囲気で、フォレストゾーンを楽しむならここを拠点に滑りつくすのがおすすめです。なお、お支払いは現金のみとなります。

展望台パウゼ

当間第4クワッドリフト山頂に位置する展望台パウゼは、上国の山頂1017メートルからの眺望を楽しめる120席のレストランです。10:00から14:30まで営業し、絶景を眺めながら休憩できる特別な空間となっています。

ホテル内レストラン

ホテル内でもランチ営業を行っており、日帰りの方も利用できます。

らいらっく(Lilac)

ホテル コネクション館1階に位置するらいらっくは、フォトスポットとしても人気の開放的な空間が特徴です。洋食メインのカジュアルな食事を楽しめ、待ち合わせにもピッタリの雰囲気となっています。

クッチーナ(Cucina)

ホテル本館2階のクッチーナでは、焼きたてアツアツの本格窯焼きピッツァを味わえるイタリアンレストランです。本格的なイタリアンをゲレンデで楽しめる贅沢な時間を過ごせます。

セッペル(Sepple)

ホテル本館2階のセッペルは、大きな窓からゲレンデを眺めながら食事ができるレストランです。滑走の様子を見ながら、ゆっくりと食事を楽しめます。

桃李(Touri)

ホテル コネクション館1階の桃李では、ランチタイムは中華メニューをビュッフェスタイルで提供しています。様々な中華料理を楽しめる人気のレストランです。

天然温泉で疲れを癒す

上越国際スキー場には、質の高い天然温泉施設が複数あり、スキー後の疲れを癒すのに最適です。

ホテル内温泉

ホテルグリーンプラザ上越内には天然温泉があり、サウナやジャグジーも完備しています。滑り疲れた体を温泉で癒せるのは、大きな魅力です。自家源泉を引き込んだお肌にやさしい樺野沢温泉で、疲れた身体をじんわりと温めてくれます。

縄文の湯

日帰り温泉施設「縄文の湯」は、日帰りセンターアネックス2階に位置し、ゲレンデに隣接しているため、スキーやスノーボードを楽しんだ後、そのまま温泉で体を温めることができます。

泉質の詳細

泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で弱アルカリ性温泉です。この泉質は、筋肉痛、関節痛、打ち身、神経痛、疲労回復、冷え性などに効能があるとされています。自家源泉を引き込んだ天然温泉は、お肌に優しくゆっくりとお楽しみいただける湯ざわりが特徴です。塩化物泉特有の保温効果により、湯上がり後も体がポカポカと温かさが持続します。スキーやスノーボードで疲れた筋肉を優しくほぐしてくれる、まさにアフタースキーに最適な温泉です。

アクセス抜群の立地が魅力

上越国際スキー場の大きな特徴の一つが、首都圏からのアクセスの良さです。車でも電車でも、比較的短時間で到達できる立地は、週末の日帰りスキーにも最適です。

車でのアクセス

車でのアクセスは、関越自動車道の塩沢石打インターチェンジから約6キロメートル、所要時間は約8分です。インターを降りてからの道路は比較的整備されており、大きな山道を登る必要もありません。東京からは関越自動車道で約2時間の距離にあり、朝早く出発すれば午前中から滑り始められます。

電車でのアクセス

電車でのアクセスも便利です。東京駅から上越新幹線で越後湯沢駅まで行き、そこから上越線に乗り換えて上越国際スキー場前駅で下車します。駅を降りればそこはもうスキー場という、まさに駅前ゲレンデです。総所要時間は約2時間で、車と変わらない時間で到着できます。電車であれば、帰りに車内で休めるというメリットもあります。

シャトルバス

冬季には越後湯沢駅と上越国際スキー場を結ぶシャトルバスも運行されており、新幹線との接続も考慮されています。また、ホテルグリーンプラザ上越が運行する予約制の送迎バスもあり、宿泊者にとっては便利なサービスです。

手ぶら旅行も可能

駅前には大きなスキーセンターがあり、レンタルも充実しているため、手ぶらで訪れることも可能です。都心から気軽にアクセスでき、本格的なスキーを楽しめる環境が整っているのです。

お得にリフト券を購入する方法

上越国際スキー場のリフトからの眺め
上越国際スキー場のリフトからの眺め

早割チケット

上越国際スキー場をお得に楽しむなら、割引チケットの活用が賢明です。スキー場公式サイトでは、早割入場券の販売を行っています。シーズン前に購入すれば、通常の1日入場券プラスが大人5,800円のところ、3,900円という破格の値段で購入できるキャンペーンも実施されています。ジュニアの料金も2,200円と、家族で訪れる場合は大幅な節約になります。

オンライン予約サイトの活用

また、各種旅行予約サイトでも割引クーポンが定期的に配布されており、これらを活用することで追加割引を受けられる機会があります。クーポンの内容は時期によって変わりますが、数百円から千円以上の割引が適用されることもあります。

賢い予算配分

これらの割引を上手に活用すれば、浮いた予算でレンタル用品をグレードアップしたり、ランチを豪華にしたり、温泉でリラックスする時間を増やしたりと、スキー旅行全体をより充実させることができます。事前にオンラインで各種予約サイトをチェックし、最もお得なオプションを見つけることをおすすめします。

ホテルグリーンプラザ上越で快適なスキー滞在

夏の上越国際スキー場とホテルグリーンプラザ上越
夏の上越国際スキー場とホテルグリーンプラザ上越

ゲレンデ直結の利便性

上越国際スキー場のベースに位置するホテルグリーンプラザ上越は、真のスキーイン・スキーアウトを実現する宿泊施設です。ホテルの玄関を出れば、目の前がゲレンデという最高の立地で、朝一番のファーストトラックを狙うのも、昼食時に部屋で休憩するのも自由自在です。

多彩な客室タイプ

客室は、人数に合わせて選べる3タイプが用意されています。和の趣と洋の機能性を兼ね備えた和洋室をはじめ、快適なお部屋でゆったり寛ぎながらリゾートライフを楽しめます。ファミリーやグループでの滞在に最適なメゾネットタイプの客室もあり、広々とした空間で思い思いの時間を過ごせます。最近リニューアルされた客室は、より快適性が増しており、長期滞在でも疲れを感じさせない設計となっています。

2種類の源泉を持つ天然温泉

ホテル最大の魅力の一つが、2種類の源泉を楽しめる天然温泉です。自家源泉を引き込んだお肌にやさしい樺野沢温泉は、スキーで疲れた身体をじんわりと温めてくれます。大浴場には内湯と露天風呂があり、雪景色を眺めながらの入浴は格別です。サウナやジャグジーも完備されており、様々なスタイルで温泉を満喫できます。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で弱アルカリ性、保温効果が高く、湯冷めしにくいのが特徴です。

充実のレストラン

ホテル内には複数のレストランがあり、夕食も朝食も充実しています。地元の旬素材を使用したおいしいお料理をビュッフェスタイルで提供するレストランでは、新潟の食材をふんだんに使った料理が並びます。魚沼産コシヒカリの炊き立てご飯、日本海の新鮮な海の幸、地元野菜を使った料理など、新潟ならではの味覚を堪能できます。イタリアンレストラン「クッチーナ」では、本格窯焼きピッツァも楽しめ、連泊しても飽きることがありません。

ファミリーに優しい設備

小さなお子様連れのファミリーにも優しい配慮が随所に見られます。ホテル内には託児所も完備されており、スキーに不慣れなお子様を預けて、大人はゆっくりと滑走を楽しむことも可能です。また、ホテルから直接アクセスできるキッズパラダイスやソリランドは、スキーをしない家族でも一日中楽しめる施設となっています。

スキーパッケージプラン

宿泊予約時には、リフト券付きのスキーパッケージプランが用意されています。宿泊とリフト券がセットになったプランは、個別に購入するよりもお得で、予約も一度で完結するため便利です。レンタル付きプランもあり、手ぶらでスキー旅行を楽しみたい方にも最適です。早期予約割引も実施されており、計画的に予約すればさらにお得に宿泊できます。

周辺観光の拠点としても最適

スキーシーズン以外にも、ホテルグリーンプラザ上越は越後湯沢エリア観光の拠点として最適です。夏季には隣接する上越国際プレイランドが営業し、ウォーターパークやプレイパークで家族みんなが楽しめます。周辺の観光スポットへのアクセスも良好で、清津峡渓谷や芝峠温泉など、四季折々の魅力を満喫できる立地となっています。

宿泊予約のおすすめ

ホテルグリーンプラザ上越の宿泊予約は、公式サイトからの予約がベストレート保証でお得です。シーズンピーク時には予約が集中するため、早めの予約をおすすめします。特に年末年始やバレンタインデー前後の週末は人気が高く、数ヶ月前から予約が埋まり始めます。平日プランや連泊プランなど、様々なプランが用意されているため、自分の旅行スタイルに合わせて選択できます。

周辺で楽しめる魅力のスキー場

上越国際スキー場周辺には、それぞれ個性豊かなスキー場が複数あります。日程に余裕がある方は、ぜひ他のスキー場にも足を運んでみてはいかがでしょうか。

岩原スキー場:ワイド&ロングの名門ゲレンデ

岩原スキー場から眺める湯沢町の街並み
岩原スキー場から眺める湯沢町の街並み

上越国際スキー場と同じ帝国観光グループが運営する岩原スキー場は、車で約15分の距離にあります。最大の特徴は、横幅200メートルを誇る超ワイドなメインバーンです。開放的で見通しの良いフラットバーンに思いのままにシュプールを描く爽快感は、一度体験すると忘れられません。最長4キロのロングコースもあり、初級者から上級者まで幅広く楽しめる全20コースを擁しています。日本最大級のソリランドや種類豊富な遊具で遊べるキッズパラダイスも充実しており、ファミリーにも人気です。

上越国際スキー場と岩原スキー場の共通利用

両スキー場は同一グループの運営のため、「上国&岩原 共通シーズンパス」や「上国&岩原 共通早割入場券」が販売されています。共通シーズンパスを購入すれば、両スキー場を自由に行き来でき、それぞれの特徴を存分に楽しめます。また、シーズンパス保有者は、上越国際または岩原の1日入場券を割引価格(1,500円)で追加購入できる特典もあります。さらに、両スキー場の日帰り温泉施設(縄文の湯・いわっぱらの湯)が50%割引で利用できるなど、相互利用による充実した特典が用意されています。一つのシーズンパスで二つのスキー場を楽しめるこのシステムは、バリエーション豊かな滑走体験を求めるスキーヤーにとって大きな魅力となっています。

舞子スノーリゾート:アクセス抜群の総合リゾート

塩沢石打インターから約1キロ、わずか1分という驚異的なアクセスの良さを誇る舞子スノーリゾート。日帰りにも人気のスキー場で、全26コースが広々としたレイアウトで展開されています。初心者でも山頂からのロングクルージングが可能で、自分のレベルに合わせてコースを選べる自由度の高さが魅力です。元ナショナルデモ監修の「ママミキーキッズスノースクール」や、トリノ五輪代表がヘッドコーチを務める「ヒキダスKidsスノーボードアカデミー」など、子ども向けスクールが充実しているのも特徴です。

GALA湯沢スキー場:新幹線直結の未来型リゾート

ガーラ湯沢のゲレンデ
ガーラ湯沢のゲレンデ

世界で唯一、新幹線駅直結というユニークなアクセスを持つGALA湯沢スキー場。東京駅から最速74分で到着でき、改札を出れば目の前がチケットカウンターという近未来的な雰囲気が魅力です。南・北・中央の3エリアに分かれた全16本のコースは、レベルを問わず楽しめる設計となっています。スノーモービルそりツアーなど、雪遊びアクティビティも豊富で、3歳から楽しめる体験が揃っています。

石打丸山スキー場:最長4キロのバラエティ豊かなコース

石打丸山スキー場からの景色
石打丸山スキー場からの景色

湯沢エリア最大規模を誇る石打丸山スキー場は、最長滑走距離4,000メートル、全23コースという充実のラインナップが自慢です。キレイにグルーミングされた幅広バーンから天然パウダー、スノーパーク、尾根沿いの絶景コースまで、バリエーションに富んだレイアウトが楽しめます。最大斜度32度の上級者コースや林間コースなど、多彩なコース設計が特徴です。越後湯沢駅から無料シャトルバスで約10分というアクセスの良さも魅力の一つです。

周辺の観光スポットで旅を彩る

スキー以外にも、上越国際スキー場周辺には魅力的な観光スポットが点在しています。

越後湯沢温泉街:歴史ある温泉郷で癒しのひととき

川端康成の小説「雪国」の舞台として知られる越後湯沢温泉は、開湯800年の歴史を誇る温泉地です。日帰り入浴施設も充実しており、スキーの後にゆっくりと温泉に浸かって疲れを癒すことができます。温泉街には地元の名産品を扱う土産物店も多く、新潟の日本酒や米菓など、お土産探しにも最適です。

魚沼産コシヒカリの故郷:本場の味を堪能

南魚沼市は、日本有数の米どころとして全国的に知られています。特に魚沼産コシヒカリは、最高級ブランド米として高い評価を受けています。地元のレストランでは、このコシヒカリを使った料理を味わえる店が多く、新潟ならではの食文化に触れることができます。炊き立ての艶やかなご飯は、スキーで疲れた体に染み渡る美味しさです。

まつだい芝峠温泉 雲海:絶景と名湯の隠れ家

十日町市にある芝峠温泉は、標高800メートルの高台に位置する温泉施設です。晴れた日には眼下に雲海が広がり、まるで天空の温泉のような絶景を楽しめます。露天風呂からの眺めは格別で、雄大な自然に包まれながらの入浴は至福のひとときです。日帰り入浴も可能で、スキーとは一味違った癒しの体験ができるスポットとして人気を集めています。

清津峡渓谷トンネル:自然が生み出すアート空間

日本三大峡谷の一つに数えられる清津峡は、柱状節理の岩肌とエメラルドグリーンの清流が織りなす絶景スポットです。全長750メートルのトンネル内には、現代アートの要素を取り入れた「光の館」などの見所が点在し、自然とアートの融合を楽しめます。特にトンネル終点のパノラマステーションでは、水盤に映り込む渓谷美が幻想的な世界を生み出し、SNS映えする写真が撮れると話題です。

三国街道 塩沢宿 牧之通り:江戸時代の宿場町を体感

上越国際スキー場から車で約20分、JR塩沢駅から徒歩5分の距離にある牧之通りは、江戸時代の宿場町の風情を今に伝える魅力的な観光スポットです。塩沢宿は、江戸と越後を結ぶ三国街道沿いの宿場町として栄え、重要無形文化財である越後上布やユネスコ無形文化遺産に登録された伝統工芸品・塩沢紬などの織物の産地として発展してきました。

通りの名称は、江戸時代の名著「北越雪譜」の著者・鈴木牧之(すずきぼくし、1770年~1842年)にちなんで名付けられました。牧之は塩沢生まれの文人で、雪深い越後の生活と文化を記録した「北越雪譜」は当時のベストセラーとなり、雪国文化を全国に知らしめた功績で知られています。

現在の牧之通りは、道路改良事業を機に「雪国の歴史と文化を活かすまちづくり」をコンセプトとして整備されました。雪国特有の雁木(がんぎ)と呼ばれるアーケード状の通路が再現され、江戸時代の宿場町の風情を今に伝えています。電線が地中化され、統一感のある建物デザインが採用されることで、当時の街並みが見事に蘇っています。

この美しい景観と地域一体となったまちづくりの取り組みは高く評価され、平成23年度都市景観大賞「都市空間部門大賞(国土交通大臣賞)」、平成27年度「アジア都市景観賞」など、数々の賞を受賞しています。通りには、おしゃれなカフェ、伝統の和菓子店、地酒を扱う酒蔵、織物を展示する施設などが軒を連ね、散策しながらショッピングや食事を楽しめます。

季節ごとに様々なイベントも開催されており、2月から3月には江戸時代から現代までの雛人形を各商店や民家で展示する「ひな雪見かざり」、10月から11月には越後上布や塩沢紬の着物を展示する「つむぎ語り」など、地域の伝統文化に触れる機会も豊富です。雪の舞う冬の雁木通りは特に情緒があり、雪国ならではの風情を体感できます。

さあ、上越国際スキー場へ出かけよう

上越国際スキー場でナイター時のリフト
上越国際スキー場でナイター時のリフト

ここまで上越国際スキー場の魅力を詳しくご紹介してきました。日本最大級の広さを誇るゲレンデ、4つの個性豊かなゾーン、初心者から上級者まで楽しめる22本の多彩なコース、充実したキッズ施設、そして温泉やグルメなど、このスキー場には一日では遊びきれないほどの魅力が詰まっています。

アクセスの良さも大きなポイントです。首都圏から車で約2時間、電車でも同じくらいの時間で到着でき、週末の日帰りスキーにも最適な立地です。駅前がすぐゲレンデという便利さは、他のスキー場ではなかなか味わえない特徴と言えるでしょう。

事前に割引チケット情報をチェックしておけば、よりお得に楽しむこともできます。早割チケットや各種キャンペーンを活用して、賢くスキー旅行を計画しましょう。

この冬は、ぜひ上越国際スキー場で、雪と戯れる特別な一日を過ごしてみてください。広大なゲレンデを滑り降りる爽快感、山頂からの絶景、ふかふかのパウダースノー、そして温泉で癒される至福の時間。きっと忘れられない思い出になることでしょう。

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