京都の世界遺産17選!日本屈指の有名スポットや回り方まで徹底ガイド!

京都府 世界遺産17選
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京都には17か所の世界遺産に登録されているスポットがあります。いずれも人気の観光地ですが、広い地域に点在しているため、効率的に回るのはなかなか大変です。今回は京都の世界遺産17か所の概要と共に、それらを観光するおすすめの回り方をご紹介します。

目次

京都にある世界遺産と効率的な回り方をご紹介!

千年の都・京都は日本のみならず世界でも屈指の人気観光地で、町の佇まい、洗練された伝統文化が多くの人を魅了しています。

その京都にあるいくつかのスポットは世界文化遺産にもなっていて、多くの観光客を集めると共に人類の宝として大切に維持管理されています。

今回は、京都の世界遺産それぞれの概要と、点在するスポットを効率的に回るおすすめのルートをご紹介します。

京都にある世界遺産とは?

京都の世界遺産は「古都京都の文化財」として1994年に登録されました。これは日本の世界遺産としては5件目となります。ひと口に「古都京都の文化財」と言っても、その構成要素は17件あり、場所も京都市、宇治市、そして滋賀県の大津市と広い範囲にわたっています。

世界遺産の要素になっている17のスポットは全て国宝建造物、特別名勝の庭園のいずれか、または両方をもっています。天然記念物を有するスポットや特別史跡に指定されているところもあり、日本文化の美しさ、繊細さを如実に伝えています。

世界遺産になっているスポットをはじめとした魅力的な京都の観光資源は世界中から人を呼び込み、コロナ前の2018年は京都市内だけ5300万人以上、京都府全体では8800万人近い人が観光に訪れています。

京都にある世界遺産1:【中南部】

この項では、京都駅から見て、中南部にある世界遺産のスポット6か所をご紹介します。京都駅から徒歩でアクセスできる場所もあります。

ここにご紹介する6か所のうち4か所は寺院、1か所は神社、残り1か所は城郭です。京都市内のみならず、宇治市にあるスポットも2か所含まれます。

平等院

京都駅からみて中南部にある世界遺産の1つ目は「平等院」です。京都駅から電車で20分ほどの宇治市にある寺院で、国宝として知られる鳳凰堂は10円玉のデザインとしても有名です。鳳凰堂から顔をのぞかせる阿弥陀如来像は、千年近い時を超えて我々を見守っています。

池と水面に映る優美な鳳凰堂は、極楽浄土の空間を現出させたものと言われています。藤原一族の栄華を目の当たりにできる「平等院」では、国宝や重要文化財を数多く展示しているミュージアム鳳翔館の観光もお忘れなく。

宇治上神社

京都駅からみて中南部にある世界遺産の2つ目は「宇治上神社」です。「平等院」のすぐ近くにあるので、2か所まとめての参拝がおすすめです。「宇治上神社」にある国宝の本殿は平安時代に建てられたもので、国内最古の神社建築といわれています。

「宇治上神社」の境内にはパワースポットとして人気のしめ縄を張った巨石、「宇治七名水」の中ではただ1つ残っている「桐原水」などがあり、厳かで神秘的な雰囲気が漂っています。

醍醐寺

京都駅からみて中南部にある世界遺産の3つ目は「醍醐寺」です。広大な敷地内には100余りの堂宇が点在していますが、国宝で京都府最古の木造建築である五重塔が有名な見どころです。

国宝や重要文化財の部屋がある三宝院は桃山時代の雰囲気を色濃く残しています。ここの庭は国の特別史跡・特別名勝にもなっていて、桜の名所として人気の観光スポットです。

「醍醐寺」では豊臣秀吉の「醍醐の花見」にちなんだ華麗な「豊太閤花見行列」や、巨大な鏡餅を奉納する「餅上げ力奉納」など有名な行事が開催され、多くの観光客が訪れます。

二条城

京都駅からみて中南部にある世界遺産の4つ目は、徳川家康の京都での宿所として造られた「二条城」です。家康と豊臣秀頼の会見が行われた場所、1867年に大政奉還が行われた場所としても歴史的に有名なため、一般観光客に混じって修学旅行の学生たちも多く訪れます。

「二条城」は旧桂宮御殿を移した重要文化財の本丸、絢爛豪華な建築と障壁画が人気の国宝の二の丸御殿から成ります。二の丸御殿の廊下は不審者の侵入を知らせる「鴬張りの廊下」で有名です。

西本願寺

京都駅からみて中南部にある世界遺産の5つ目は「西本願寺」です。「西本願寺」が大阪の天満から今の場所に移されたのは1501年のことです。その後、豊臣秀吉や徳川家康などの保護を受け、発展してきました。

「西本願寺」はそのスケールの大きさで有名です。国宝の御影堂、阿弥陀堂はいずれも日本最大級の木造建築で、その重厚さに圧倒されます。

緻密な彫刻が彫られた華麗な唐門は、日がな眺めていても飽きないことから「日暮し門」と呼ばれています。日本最古の能舞台である「北能舞台」、名勝の庭園、樹齢400年をこえる大イチョウの木なども必見です。

教王護国寺(東寺)

京都駅からみて中南部にある世界遺産の6つ目は京都駅に近い「教王護国寺(東寺)」です。「東寺」では、何といっても京都のシンボルともいえる五重塔が有名です。徳川家光が再建奉納したもので、高さは55メートル、日本で1番の高さをもつ五重塔です。

国宝である金堂など建築も一見に値しますが、講堂内にある立体曼荼羅は必見です。21体の仏像で構成されるこの立体曼荼羅は国宝や重要文化財のオンパレード、仏像ファンでなくても個々の美しさに魅了されるはずです。

京都にある世界遺産2:【北西部】

この項では、京都駅から見て、北西部にある世界遺産のスポット6か所をご紹介します。北西部は交通の便が不便なスポットもあり、時間帯によってはアクセス方法に制限があったり時間がかかる場合があります。

また、拝観には予約が必要な場所もありますので、早めに計画を立て、かつ綿密にルートをリサーチしておくのがおすすめです。

西芳寺(苔寺)

京都駅の北西部にある世界遺産の1つ目は「西芳寺(苔寺)」です。奈良時代、行基による開山と伝えられますが、14世紀に造園の名手であった夢窓国師が復興し臨済宗の禅寺として整えられました。

「苔寺」の別称の通り境内は約120種の苔に覆われ、緑のじゅうたんが敷き詰められているようです。史跡・特別名勝になっている庭園は上段が枯山水、下段が池泉回遊式になっています。

神秘的な美しさで人気の「西芳寺(苔寺)」ですが、参拝は事前申し込み、かつ読経や写経など修行への参加が条件となっています。

天龍寺

京都駅の北西部にある世界遺産の2つ目は「天龍寺」です。足利尊氏が後醍醐天皇を弔うために創建した禅寺で、京都五山の一位としてつとに有名です。

「天龍寺」で人気なのは開山となった夢窓疎石が作った池泉回遊式の庭園で、嵐山や亀山を借景とし、雅な貴族文化と簡素な禅風のテイストが融合しています。

「天龍寺」では絵画にも注目です。有名なのは「雲龍図」で、1997年に描かれた新しいものですが、直径9メートルの園内に躍動する姿は大迫力です。また、どこかユーモラスな「達磨図」も見逃せません。

高山寺

京都駅の北西部にある世界遺産の3つ目は「高山寺」です。擬人化されたユーモラスな動物画で、現代マンガのルーツともされる国宝「鳥獣人物戯画」を所有していることで有名な寺院で、紅葉が美しいことでも人気です。

「高山寺」は境内が国の史跡に指定されている森閑とした雰囲気が漂う寺院ですが、特に国宝の「石水院」は秀逸です。「石水院」は日本で初めて茶の木を育てたと伝わる明恵上人の住居跡とされ、鎌倉時代の建築様式を色濃く伝えています。

仁和寺

京都駅の北西部にある世界遺産の4つ目は「仁和寺」です。創建は888年、平安から鎌倉期には最高の格式をもち、「徒然草」「方丈記」などの古典名作にも登場しています。1467年に応仁の乱で一度焼失してしまっていて、現在の伽藍は江戸時代以降に再建されたものになります。

「仁和寺」には国宝の金堂がありますが、これは御所の紫宸殿を移築したものです。その他、重要文化財の五重塔や観音堂が見どころになります。また、境内にある「御室桜」は名勝として有名です。

龍安寺

京都駅の北西部にある世界遺産の5つ目は「龍安寺」です。「龍安寺」は、武将である細川勝元が公家である徳大寺家の別荘を譲り受けて1450年に建立した寺院です。

「龍安寺」で有名なのは、「石庭」として世界的にも知られる枯山水庭園です。15個の石を長方形の白砂の上に配置したこの枯山水庭園は、作庭者や作庭意図が不明でミステリアスな点でも人気です。

「石庭」に隠れてそれほど知られていませんが、境内の南側の「鏡容池」も四季折々の美しい景観を呈しています。夏のスイレンや秋の紅葉の時期などは特におすすめです。また、2022年は元首相の細川護熙さんが描いた水墨の雲龍図の公開でも話題になっています。

鹿苑寺(金閣寺)

京都駅の北西部にある世界遺産の6つ目は「鹿苑寺(金閣寺)」です。足利義満の別邸でしたが、彼の死後に鹿苑寺と名付けられ寺院となりました。

二層と三層に金箔が貼られた豪華な舎利殿は世界的に京都の代名詞になっています。1950年に金閣が放火により焼失しまった有名な出来事は、三島由紀夫や水上勉の小説の題材にもなりました。

きらびやかな金閣だけに目が奪われがちですが、特別史跡・特別名勝に指定されている庭園全体にもじっくり目を向けてください。

京都にある世界遺産3:【北東部】

この項では、京都駅から見て、北東部にある世界遺産のスポット5か所をご紹介します。5か所のうち3か所は寺院、残り2か所は神社です。

京都北東部の世界遺産の中には、京都府と滋賀県にまたがるスポットもあります。京都の中心部からは離れているので、時間的な余裕をもって観光に出かけるのがおすすめです。

賀茂別雷神社(上賀茂神社)

京都駅の北東部にある世界遺産の1つ目は「賀茂別雷神社(上賀茂神社)」です。京都で最も古い歴史をもつ神社の1つで、677年には現在の神社の原形が出来上がっていたと伝わります。

乗馬発祥の地ともいわれ、日曜祝日には神馬の姿も見られます。また、一の鳥居から二の鳥居までは広い芝生となっていて、馬が登場する神事が執り行われます。

「賀茂別雷神社(上賀茂神社)」で有名なのは、二の鳥居の正面に円錐形に盛られた2つの「立砂」です。これは神山をかたどったもので、陰と陽を表しています。その他、本殿など2棟が国宝、数多くの重要文化財の建築物にも注目です。

賀茂御祖神社(下鴨神社)

京都駅の北東部にある世界遺産の2つ目は「賀茂御祖神社(下賀茂神社)」です。上の「賀茂別雷神社(上賀茂神社)」と並んで京都で最も古い神社とされています。

「賀茂御祖神社(下賀茂神社)」の本殿は国宝、その他多くの建物が重要文化財に指定されていますが、縁結びのご利益が期待できることでも人気です。

境内にある摂社の河合神社は、女性守護として信仰を集めているスポットで、美麗を祈念するユニークな絵馬でも近年話題になっています。

延暦寺

京都駅の北東部にある世界遺産の3つ目は「延暦寺」です。比叡山全体を境内とする広大な寺院で、788年に最澄によって開かれて以来、営々と日本仏教の中心として発展してきました。織田信長の焼き打ちにはあいましたが、現在でも敷地内には約100の堂宇が点在しています。

広大な境内をもつ「延暦寺」ですが、観光するならまず根本中堂など重要な建物が集まる東塔地区がおすすめです。

法然、親鸞、道元、日蓮など宗派の開祖となった多くの高僧たちを輩出し、今なお厳かな雰囲気が漂う「延暦寺」ですが、琵琶湖の絶景が眺められるスポットあり、「梵字ラテ」で話題のカフェありと、現代的な要素でも人気です。

慈照寺(銀閣寺)

京都駅の北東部にある世界遺産の4つ目は「慈照寺(銀閣寺)」です。華やかな「鹿苑寺(金閣寺)」と対比されることが多く、日本的な「わび・さび」の代表的なスポットとして人気です。

「慈照寺(銀閣寺)」は足利義政が開いた山荘だった場所で、彼の死後に義政を弔う禅寺となりました。シンボルである観音殿(銀閣)を映す錦鏡池を中心にした池泉回遊式庭園は特別史跡・特別名勝になっています。

「慈照寺(銀閣寺)」の庭園では高さ180センチの盛り砂「向月台」、中国の西湖の形に砂を盛り上げた高さ66センチの「銀沙灘」が目を引きますが、これは月の光を反射させて観音殿(銀閣)を照らす働きがあるといわれています。

清水寺

京都駅の北東部にある世界遺産の5つ目は「清水寺」です。京都で1、2を争う人気の観光スポットで京都のアイコンの1つですが、その歴史は平安遷都以前からという由緒をもつ寺院です。

「清水寺」は本堂の「清水の舞台」が特に有名ですが、日本最大級の大きさで重要文化財の三重塔、音羽の滝や胎内巡りなど見どころがいっぱいです。建築では仁王門、西門なども含めて全部で15の堂宇が重要文化財になっています。門前の賑やかな土産物店街も観光の楽しみです。

京都にある世界遺産めぐりにはバスの1日乗車券がおすすめ!

京都で世界遺産を巡るにはどのような交通手段が良いのでしょうか。「延暦寺」など郊外にあるスポットに行くには車が便利ですが、京都の中心部に近い場所を回るならバスが断然おすすめです。地下鉄や電車との併用も考えられますが、中心部を縦横無尽に走り、本数も多いバスは心強い観光客の味方です。

京都にはバスの1日乗車券があり、大人700円で市バスをはじめ京都バス,JRバスが均一運賃区間内なら何度でも乗り降り自由で使えます。あちらこちらを観光し、4乗車以上するならこの1日乗車券がおすすめです。

世界遺産の中では「延暦寺」はこの1日乗車券の範囲に入っていません。また、世界遺産以外でも人気の観光エリアである大原方面(三千院・寂光院など)や貴船・鞍馬方面(貴船神社・鞍馬寺など)は範囲外なので注意が必要です。

大原方面に使える「地下鉄・バス一日券」というものもあります。詳細な利用可能範囲は「京都市バス・地下鉄路線図」検索で確認することができますので、事前に綿密に検討してください。

京都にある世界遺産を効率よく回るには

京都に広い範囲で点在する世界遺産を効率よく回るにはどのようなコース設定をしたら良いのでしょう?コツはやはりエリアに分けて近いもの同士は同じ日に回ることです。

世界遺産の中で互いに位置が近いのは、京都駅近くの教王護国寺(東寺)と西本願寺、衣笠エリアの金閣寺と龍安寺と仁和寺、宇治エリアの平等院と宇治上神社です。

さらに、拝観可能な時間帯にも注意です。朝早くから開いているところから回り、ライトアップなどで夜間に拝観できるところは最後にもってくるなどのアレンジも必要です。

交通手段も効率よく回るのに重要な要素です。世界遺産によっては離れた場所にあるスポットもあるので、タクシーやレンタカーの利用が効率的な場合もあります。

いずれにしても、自分たちの観光スタイルに合った回り方を事前によくリサーチしておくことが肝要です。

以下、京都にある世界遺産の回り方をご紹介しますが、あくまで1つのおすすめのルートで、実際には選択肢がいくつもあります。曜日や時間帯によって最適なルートが違ってくることも多々ありますので、地図アプリやルートアプリなどを使ってその時々でベストなルートを選択してください。

京都にある世界遺産の回り方1:【全スポット訪問コース】

17か所ある京都の世界遺産は広範囲に点在しているため、車がない場合は1日ですべてのスポットを訪問することは不可能です。また、たとえ車があったとしても、ある程度しっかり観光するとなると時間が足りず、やはり1日で回ることは困難です。

京都の世界遺産17か所すべてを回るとなると、最低でも2日は必要でしょう。この項では、公共交通機関を使って2泊3日で17か所を回るモデルコースをご紹介します。パート1からパート3に分けていますので、観光の予定や気分に合わせてアレンジしてください。

パート1:中南部

京都にある世界遺産の全部を訪問する回り方のパート1は、京都駅から見て中南部を回るコースです。スタートは京都駅で、まずJR奈良線で20分弱の宇治駅に向かいます。そこから15分ほど歩くと「平等院」に到着です。

「平等院」を拝観した後は徒歩10分ほどのところにある「宇治上神社」に参拝です。参拝後は10分ほど歩いて京阪宇治駅から京阪宇治線で約7分、六地蔵駅で地下鉄東西線に乗り換え約4分の「醍醐駅」で下車します。駅から10分ほど歩くと「醍醐寺」に到着です。

「醍醐寺」拝観の後は「醍醐駅」まで戻り、地下鉄東西線で約25分の「二条城前駅」まで行きます。そこから「二条城」までは徒歩1分です。「二条城」を観光した後はすぐ近くの「堀川御池バス停」から市バス9系統に乗れば約15分で「西本願寺前バス停」に到着です。最後はタクシーで10分ほどのところにある「東寺」を観光します。

パート2:北西部

京都にある世界遺産の全部を訪問する回り方のパート2は、京都駅から見て北西部を回るコースです。京都市の北西部は交通があまり便利ではないので、おすすめコースでは途中タクシーを使うことになります。

スタートは「苔寺」です。京都駅からだと「苔寺」へ行くには京都バス73系統で1時間弱の時間がかかります。また、「苔寺」の拝観は予約が必要ですので注意してください。「苔寺」拝観の後はタクシーで約15分のところにある「天龍寺」に向かいます。

「苔寺」から次の「高山寺」へもタクシー(約20分)が便利なので、待っててもらっても良いでしょう。「高山寺」拝観後は少し遠いのですが、徒歩約20分のところにある「高雄バス停」から市バス8系統に乗れば、約20分で「仁和寺」からすぐの「御室仁和寺バス停」に着きます。

「仁和寺」を参拝した後は「御室仁和寺バス停」から市バス59系統に乗れば約5分で「龍安寺」近くの「竜安寺前バス停」に着きます。再び「竜安寺前バス停」から市バス59系統に乗り「金閣寺前バス停」で下りればすぐに「金閣寺」にアクセスできます。

「金閣寺」から京都駅までは「金閣寺道バス停」から市営バス205系統で約30分で「京都駅」まで戻れます。

パート3:北東部

京都にある世界遺産の全部を訪問する回り方のパート3は、京都駅から見て北東部を回るコースです。このコースは、離れた場所にある「延暦寺」が含まれるため、事前に綿密に計画を立ててください。

パート3のスタートは京都駅で、市バス4系統で約50分の「上賀茂神社前バス停」に向かいます。「上賀茂神社」を参拝した後は再び市バス4系統に乗り約20分の「下鴨神社前バス停」で下車、参拝後は 徒歩10分のところにある「出町柳駅」に向かいます。

「出町柳駅」からは比叡山ドライブバスが発着しており、約50分で山頂の「延暦寺バスセンター」に到着します。「出町柳駅」からは、叡山電鉄本線、ケーブルカー、ロープウェイを乗り継いで比叡山山頂に行くこともできます。この場合も時間はバスを利用した場合とだいたい同じになります。

「比叡山 延暦寺」を参拝した後は再び「出町柳駅」に戻り、 市バス102系統で5分のところにある「銀閣寺道バス停」から10分歩いて「銀閣寺」を参拝します。参拝後は徒歩3分のところにある「銀閣寺前バス停」から市バス100系統で約20分の「清水道バス停」で下車します。そこから10分ほど歩けば「清水寺」に到着です。

「清水寺」からは8分ほど歩いた「五条坂バス停」から市バス206系統や86系統を使って20分ほどで「京都駅」に戻って来られます。

京都にある世界遺産の回り方2:【人気スポット1日コース】

京都にある世界遺産の全てを回る時間がないという人には、主だった人気スポットを1日で訪ねるおすすめコースがあります。龍安寺、金閣寺、二条城、銀閣寺、清水寺の5か所を巡る一例をあげると次の通りになります。

京都駅前からJRバス「高雄京北線 栂ノ尾行」に乗り約30分で龍安寺近くの「竜安寺前バス停」に到着、拝観後は歩いて7分ほどの「立命館大学前バス停」から市営12番または59番で、金閣寺から徒歩3分のところにある「金閣寺道バス停」へ向かいます。乗車時間は約5分です。

「金閣寺」から「二条城」へは「金閣寺道バス停」から市営バス204番を利用、約25分で「堀川丸太町バス停」に着きますので、そこから3分ほど歩けば「二条城」です。さらに「銀閣寺」へは再び「堀川丸太町バス停」から市営バス204番で「銀閣寺道バス停」へ。そこから徒歩8分ほどで「銀閣寺」に到着です。

最後の「清水寺」へは「銀閣寺道バス停」から市営204番で約10分の「熊野神社前バス停」へ。さらに市営206番に乗り換えて12分ほどの「清水道バス停」で下車します。そこから10分ほど歩けば「清水寺」に到着です。

京都にある世界遺産の回り方3:【庭園拝観コース】

京都にある世界遺産の、庭園が美しい苔寺、天龍寺、龍安寺、金閣寺、銀閣寺、二条城を回る観光ルートも人気です。1日で訪ねるおすすめのコースは次の通りです。

「京都駅」から「苔寺」「天龍寺」を回るルートは上の全スポット訪問コースパート2で記述した通りで、タクシーの利用が含まれます。「天龍寺」から「龍安寺」へは「嵐山天龍寺前バス停」から市営11番で「山越中町バス停」へ、そこから3分歩いて「山越バス停」から市営59番に乗り9分ほどで「竜安寺前バス停」に到着です。

「龍安寺」から「金閣寺」へは「竜安寺前バス停」から市営59番で7分ほどの「金閣寺道バス停」を利用します。さらに「銀閣寺」へは「金閣寺道バス停」から市営204番で約40分で「銀閣寺道バス停」に到着します。

京都にある世界遺産を訪ねて日本文化を堪能しよう!

以上、京都にある世界遺産17か所の概要と、それらを回るおすすめルート例をご紹介しました。

見どころ豊富な京都ですが、世界遺産を巡れば日本文化のエッセンスを十分に堪能できるはずです。観光先に迷ったら世界遺産にスポットを当てて計画を立ててみてはいかがでしょうか。

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