「見る、さわる、体験する」に重きを置いた京都鉄道博物館は懐かしい電車など展示してある博物館として人気があります。今回は、京都鉄道博物館の展示してある電車や人気体験、そして、入場料金、混雑するタイミングや所要時間まで幅広くご紹介します。
たくさんの電車がある京都鉄道博物館とは?
「見る、さわる、体験する」にフォーカスした鉄道博物館として有名なのが、京都鉄道博物館です。京都鉄道博物館は、2016年に蒸気機関車だけが展示してあった「梅小路蒸気機関車館」に開館した鉄道博物館となっています。懐かしい電車の展示や体験をできるということもあり、たくさんの人を惹きつけている京都鉄道博物館をご紹介します。
京都鉄道博物館にある電車の展示とは?
京都鉄道博物館へ入館すると、最初に展示してある電車は、初めての新幹線として有名な「0系新幹線」と旧国鉄で使われていた車両となります。それぞれの車両の横には、電車のプロフィールも記載されています。
プロフィールを見るだけでも楽しいと言われる最初の展示してある電車たちは、子供から大人までをとてもワクワクさせてくれる電車と言っても良いでしょう。なお、「0系新幹線」の正式名称は、「0系21形1号車」で、世界初時速200km/hで走った新幹線です。
本館にも12両の電車が展示されています。本館1階には、先頭の形が特徴的な「500系新幹線」や昔特急電車として使われていた電車の車両が展示されています。とても貴重な車両を間近で見ることができるので、とても人気があります。
京都鉄道博物館で体験しておきたい電車の運転シミュレーターとは?
本館2階にある人気のスポットが電車を実際に運転体験できる「運転シミュレーター」です。「運転シミュレーター」は、実際に電車を運転している運転士が訓練で使用しているシミュレーターを利用して、電車の運転の仕事を体験できるようにしています。
「運転シミュレーター」は、とても人気の体験コーナーで、とても混雑するとして知られています。混雑を緩和するために、いつも整理券を配布しており、土日祝日や長期休暇になるととても混雑するので、抽選制となります。
「運転シミュレーター」は時間で区切られており、1回の時間帯で、32人から48人体験できるようになっています。「運転シミュレーター」は、1時間に1回抽選されるので、早めに訪れて、抽選券を獲得しておくことをおすすめします。
京都鉄道博物館のたくさんの電車がみれる鉄道ジオラマとは?
京都鉄道博物館の2階には、鉄道ジオラマという、実物車両を約1/80まで小さくしたの鉄道の模型が巨大ジオラマを走っている姿を見ることができます。とても人気の展示物で、たくさんの人が訪れて、見学しています。
鉄道ジオラマは、JRの車両だけでなく、他の会社の車両も見ることができるということで人気でもあります。普段は見ることができないサイズのジオラマは京都鉄道博物館に訪れたならば必見と言っても過言ではないでしょう。
鉄道ジオラマの所要時間は、15分くらいとなっています。鉄道ジオラマは、いつも走っているわけではなく、1日5回と運行スケジュールが決まっています。ただし、混雑する時期は、運行回数が増えることもあるので、事前にチェックしておきましょう。
京都鉄道博物館の電車がみれるスカイテラスとは?
京都鉄道博物館の3階には、スカイテラスが設けてあります。スカイテラスからは、JR線、東海道新幹線を眺めることができ、子供から大人まで幅広い世代に人気があるスカイテラスとなっています。
3階スカイテラスからは、京都の街も眺めることができ、新幹線やJR線の電車と一緒に写真に納めたいという人もたくさんいらっしゃいます。ぜひ、一度立ち寄ってみることをおすすめする京都鉄道博物館のスポットでもあります。
京都鉄道博物館にある蒸気機関車とは?
京都鉄道博物館の1階にあるのが、扇形車庫です。扇形車庫には、明治から昭和にかけて活躍した代表的な蒸気機関車を展示たくさんの蒸気機関車が展示されており、普段目にすることができない景色に子供たちは大喜びすると言われているエリアとなっています。
国の重要文化財に指定されている扇形車庫には、蒸気機関車がに回転しながら向きを変える転車台も設けられています。日本ではほとんどみることができないスポットなので、ぜひ、京都鉄道博物館を訪れたならば、チェックしておきたい所です。
蒸気機関車に乗車できるSLのりば
京都鉄道博物館では、蒸気機関車に乗車できる体験展示「SLスチーム号」があります。京都鉄道博物館内に設けられた往復1kmの線路を走る展示で、実際に蒸気機関車に乗って旅をしている気分を味わうことができます。
「SLスチーム号」は、毎日運転している日本でも珍しい電車です。運行スケジュールは、決まっており、11時、11時30分、12時15分、13時、14時、15時、16時の合計7回となっています。混雑時には、スケジュールも変更になるので、注意しましょう。
「SLスチーム号」には、乗車券が必要で、料金は大人300円、子供100円となっています。乗車券は、開館とともに販売開始なので、混雑が予想される土日祝日などに乗車したい人は、すぐに乗車券を購入しておくことをおすすめします。
電車がたくさんの京都鉄道博物館の料金
とても魅力的な展示や体験ができる京都鉄道博物館の入館料金は、大人料金が1,200円、高校生・大学生料金が1,000円、中学生・小学生料金が500円、3歳以上の幼児料金が200円となっています。
また、20人以上の利用で、団体割引も適応されます。団体割引料金は、大人料金が960円、高校生・大学生料金が800円、中学生・小学生料金が400円、3歳以上の幼児料金が100円となります。
京都鉄道博物館には割引料金があるの?
京都鉄道博物館には、割引料金が団体料金以外にないのかと思われる人もいらっしゃるでしょう。京都鉄道博物館では、団体割引以外にも、クレジットカードやお得な周遊チケットなどを利用するとお得な割引料金が適応されます。続いては、京都鉄道博物館で割引料金が適応されるカードなどについてみていきましょう。
京都鉄道博物館をお得に利用する方法1:クレジットカード
最初にご紹介する京都鉄道博物館をお得に利用する方法として、クレジットカードを使った割引があります。クレジットカードは、京都鉄道博物館を運営するJR西日本が発行するクレジットカードを使うことで割引料金が適応されます。
また、JR系列のショッピング施設が発行しているクレジットカードでも、京都鉄道博物館をお得な割引料金で利用することができます。ただし、「SLスチーム号」の乗車券は全て割引対象外となるので、注意しましょう。
これらのクレジットカードを提示すると、提示した人の料金が10%割引となります。なので、大人料金は、1,200円から10%割引の1,080円となります。必ず、JR系列が発行しているクレジットカードを持っている人は持っていくようにしましょう。
京都鉄道博物館をお得に利用する方法2:周遊チケット
また、JR系列が発行しているクレジットカードだけでなく、京都市内にある施設や公共交通機関の周遊チケットを提示することでも、京都鉄道博物館をお得な料金で利用することができるでしょう。
お得な料金で利用できるのは、京都修学旅行1dayチケットや京都市バス・京都バスの一日乗車券カード、地下鉄・バス一日乗車カード、二日乗車カードなどとなります。これらを提示することで、特別料金で京都鉄道博物館へ入館できます。
特別料金は、クレジットカードと同じく、10%オフです。なので、大人料金は1,080円、高校生・大学生料金は1,000円、中学生・小学生料金は500円、そして、3歳以上の幼児料金は200円となります。お得に使えるので、ぜひ活用することをおすすめします。
電車の展示を見るのにかかる京都鉄道博物館の所要時間とは?
電車の展示を見るのにかかる京都鉄道博物館の所要時間は、どれだけ体験を行うかによって異なってきます。というのも、「運転シミュレーター」や「SLスチーム号」を体験したいのならば、全てスケジュールが決まっているからです。
また、「運転シミュレーター」を体験したいときは、平日だと、混雑が緩和されています。しかし、土日祝日と長期休暇は、混雑するため、抽選制となり、いつ当選するかわからないからです。なので、正確な所要時間を測ることは難しいと言えるでしょう。
京都鉄道博物館の人気の電車のお土産
京都鉄道博物館では、オリジナルグッズがたくさんあり、どれも人気の電車と関係するお土産となっています。どんなものがあるのかな?と気になる人もいらっしゃるでしょう。今回は、その中でも特に人気のお土産として、2つのお土産をピックアップしてご紹介します。
京都鉄道博物館の人気のお土産1:ウメテツグッズ
最初にご紹介する人気のお土産は、京都鉄道博物館の人気マスコットであるウメテツグッズです。ウメテツは、京都へやってきた好奇心旺盛なツバメの男の子という設定で子供に特に人気があるキャラクターとなっています。
そんなウメテツのグッズは、ジャンルも幅広くぬいぐるみからお菓子まであり、とてもバリエーション豊富となっています。京都鉄道博物館を訪れたならば、ぜひ、チェックしておきたい人気のお土産です。
京都鉄道博物館の人気のお土産2:電車のクッキー
次にご紹介する人気のお土産は、電車のクッキーです。電車の形をしているのではなく、ブルートレインなどのヘッドマークが書かれているクッキーで、数も多くバラマキ用のお土産のお菓子として人気があります。
電車のクッキーには、一箱につき、一つ缶バッジが付いています。この缶バッチを集めているコレクターもいらっしゃるほど人気なので、京都鉄道博物館のお菓子のお土産として検討してみても良いでしょう。
京都鉄道博物館のレストランの電車ランチとは?
京都鉄道博物館では、2階にランチを食べることができるレストランがあります。2階のレストランでは、ナポリタンや中華そばからお子様プレートたくさんの種類のメニューがあり、ランチとしてどれも人気があります。
特に、ランチとして人気なのが、ドクターイエローのハヤシライスです。ドクターイエローにちなんで、黄色にしたライスの横にじっくり煮込んで作られたハヤシライスが乗っているプレートとなっています。
他にも、ピザやフライドポテトなど子供も喜ぶメニューがたくさんあります。ランチの時間帯は混雑するので、少し時間をずらすと、ランチの時間の混雑は回避できるので、おすすめです。
京都鉄道博物館の人気の電車内で食べるランチとは?
実は、京都鉄道博物館には、レストランでのランチだけでなく、実際の電車を改装した車内で、ランチを食べることもできるのです。京都鉄道博物館へ入館して、すぐにある「0系新幹線」などの展示エリアに、食堂車・お弁当販売ブースがあります。
食堂車・お弁当販売ブースでは、京都鉄道博物館のオリジナルのお弁当を販売しており、ブルートレインの食堂車であった車内でランチを食べることができるのです。ランチのお弁当は、ブースで販売しているので、購入してそのまま食べることができます。
お弁当のメニューは、ランチボックスやカレーなどたくさんの種類があります。食堂車を使ってランチを食べることができるということで、とても人気のあるランチを食べるスポットとなっています。
京都駅から京都鉄道博物館へのアクセス
京都鉄道博物館へのアクセスとして、京都駅からのアクセス方法と所要時間をご紹介しましょう。京都駅から京都鉄道博物館までは、徒歩とバスで行くことができます。西へ向かって、梅小路公園を目的地にして進みます。所要時間は約20分ほどで到着するでしょう。
京都駅からバスでのアクセスは、京都市営バスあるいは京阪バスを利用して、京都駅のB3あるいはC2のバス停からのバスを利用しましょう。所要時間は、最寄りのバス停まで10分で、バス停から京都鉄道博物館までは歩いてすぐとなります。
京都鉄道博物館の近くにできる新駅・梅小路京都西駅とは?
京都鉄道博物館が梅小路公園の近くに、2019年にJR嵯峨野線に梅小路京都西(うめこうじきょうとにし)駅という新しい駅が開業しました。梅小路京都西駅から京都鉄道博物館までは歩いて5分ととてもアクセスがよくなりました。
大阪から京都鉄道博物館へのアクセス
大阪から京都鉄道博物館へのアクセス方法と所要時間をご紹介します。大阪から京都鉄道博物館までのアクセス方法としては、新幹線、JR線、阪急電車、京阪電車などがあります。これらの中で、所要時間と料金を考慮すると、JR線を利用するのが、最も便利です。
大阪駅から京都駅まで新快速電車を利用すると、所要時間30分で京都駅に到着します。その後、京都駅から、徒歩あるいはバスにてアクセスすることで、京都鉄道博物館に到着します。
JR沿線沿いに滞在していないという人もいらっしゃるでしょう。続いては、阪急電車でのアクセスについてご紹介します。阪急電車でのアクセスは、「西院駅」からバスを利用してのアクセスが便利です。「西院駅」からの所要時間は20分ほどで到着します。
一方で、京阪電車でのアクセスは、京阪電車の「七条駅」にて下車して、バスに乗り換えると京都鉄道博物館の最寄りのバス停に到着します。「七条駅」から京都鉄道博物館までの所要時間は、約20分から25分となっています。
電車好きにはたまらない京都鉄道博物館へ行ってみよう!
「見る、さわる、体験する」に主眼を置いた京都鉄道博物館は、子供から大人まで楽しめる人気の博物館となっています。実際の運転士と同じ訓練を体験できたり、館内の展示を見学できたりととても楽しむことができるでしょう。週末や長期休暇は混雑しますが、ぜひ子供と一緒に訪れておきたい人気のスポットです。