江川海岸は千葉にある日本のウユニ塩湖!満潮の時間や潮干狩りのシーズンは?

千葉県 江川海岸
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都内から一時間で行ける、千葉県木更津市にある江川海岸。実は「日本のウユニ塩湖」と呼ばれているのを知っていますか?海の沖へと電柱が続いていく幻想的な光景は他では見られません。ここでは江川海岸の見どころや潮干狩りなどの楽しみ方をまるっとまとめてご紹介いたします!

目次

海に続く電柱?千葉のウユニ塩湖「江川海岸」

ウユニ塩湖といえば、南米ボリビアにある秘境です。死ぬまでに見たい絶景としてたびたび名前が挙がりますが、実は国内外に「第二のウユニ塩湖」と呼ばれるスポットがあります。その代表が今回ご紹介する江川海岸。都内から一時間で行けてノスタルジックな雰囲気が楽しめる江川海岸の楽しみ方やアクセスについてご紹介いたします。

江川海岸ってどんなところ?

江川海岸は千葉県木更津市にある潮干狩りのできる海岸です。砂浜には海へと向かって電柱が続いています。かつてアサリの密漁を防ぐ目的で監視小屋が海上にあったため、送電のために電柱が建てられましたが、その光景がなんとも非日常的です。遠浅で波のない海岸なので海面がまるで鏡のようになり、ウユニ塩湖を彷彿とさせます。

ウユニ塩湖とは、上記のような写真でよく見る世界の絶景です。世界で最も平らな場所と言われ、空が映し出される綺麗な水面の絶景が天空の鏡と称されるウユニ塩湖は、ボリビアにまで行かないと見られませんが、日本の「第二のウユニ塩湖」江川海岸は千葉で楽しめます。アクセスは決して良くないですが、ボリビアに行くより簡単です!

江川海岸へのアクセス

江川海岸へのアクセスとしてはいくつか方法があります。おすすめの順に車、電車+バス、電車+徒歩のアクセスとなります。江川海岸は交通の便のあまりいい場所になく、公共交通機関も少ないスポットなので、事前の下調べがマストとなります。夜は観光客用の灯りなどもなくなりますので徒歩の場合は注意しましょう。

電車の場合

江川海岸の最寄り駅はJR内房線の巌根駅になります。この巌根駅からは徒歩だと江川海岸まで30分以上かかってしまうので、巌根駅から向かう場合には海岸までタクシーを使いましょう。約10分で到着します。ただ、この方法は下記のアクセス方法と比べるとあまりおすすめはできません。

バスの場合

アクセスが良くない徒歩もタクシーも避けたい場合には、電車でJR内房線の千葉県木更津駅まで行ってしまいます。上記でご紹介した巌根駅の一つ隣の駅です。木更津駅西口から出ている「三井アウトレットパーク行き」のバスに乗車し、「江川」で降りると、停留所から江川海岸までは徒歩で10分程です。

車の場合(おすすめ!)

おすすめは車でのアクセスです。川崎方面よりアクアラインご利用の場合はアクアライン連絡道、木更津金田インターチェンジを降りて約5km。館山自動車道ご利用の場合はアクアライン連絡道袖ヶ浦インターチェンジより江川海岸まで6.8km、木更津大橋を渡ってから3つ目の信号を右折で着きます。江川海岸に行くなら車が最もおすすめです。

住所:千葉県木更津市江川576-6

江川海岸で鑑賞・写真撮影

江川海岸の最もポピュラーな楽しみ方は、やはり記念撮影です。写真を撮るためだけに訪れる人も多くいます。下記に江川海岸で写真を撮る時のタイミングや注意事項などをまとめてありますので、お出かけ前にぜひ準備をして、完璧な写真を撮れるようにしておきましょう。

江川海岸で鑑賞・写真撮影1: ブルーアワー・マジックアワー

ブルーアワーとは

ブルーアワーとは、日の出前の空がとても濃い青色に染まる時間帯の事を指します。空は真っ青になり、それが海面へと反射することでとても美しい世界が広がるので、江川海岸の写真撮影にはもってこいです。ブルーアワーの時間はその日の日の出の時間によって変わりますので、事前に調べて30分前くらいには到着するようにするとよいでしょう。

マジックアワーとは

マジックアワーとは日没後の数十分間ほどの薄明の時間帯のことを言い、ゴールデンタイムとも言われます。マジックアワーには太陽が沈むので限りなく影の無い状態になり、色相が暖かくなり風景の柔らかい写真が撮れるので江川海岸の撮影向きです。ブルーアワーと同様、マジックアワーが見られる時間はその日の日の入りの時間によります。

江川海岸で鑑賞・写真撮影2: 満潮・干潮

ブルーアワー・マジックアワー以外にも、満潮時と干潮時は写真撮影に適しています。満潮の時には電柱が海に浸かって幻想的な景色が見られます。また干潮の時には電柱と砂浜の全体図を捉えることができるのでフォトジェニックです。江川海岸の満潮・干潮時間は変動しますので、気象庁のHPでご確認ください。

特に満潮の江川海岸は、海中電柱の根元が水面下に沈むので、より非日常的でノスタルジックな雰囲気を楽しむことができます。満潮の江川海岸はまるで映画『千と千尋の神隠し』に出てくる海の駅のようです。このスポットを写真に収めるなら絶対に外せないタイミングになります!

江川海岸で鑑賞・写真撮影3: 夜景

江川海岸では日が沈んで暗くなっていくと、海へと続いていく電柱の向こうに工場の明かりが見えてきます。その工場夜景もブルーアワー・マジックアワー同様に魅力的です。他の場所ではなかなか見られない景色を写真に収めることができます。夜景を撮影する際におすすめなのは三脚。望遠レンズもあるといいと思います。

江川海岸で綺麗な夜景をとるには撮影法にも工夫があるとよいでしょう。望遠レンズを使えばズームショットが撮れますし、広角レンズを使えばダイナミックな写真が撮れます。広角レンズは風景撮影には外せません。またフィルターで効果を加えても素敵です。いずれにせよ、晴れていて風のない日が江川海岸の撮影には適しています。

江川海岸で鑑賞・写真撮影4: ここに注意

江川海岸の特徴的な電柱ですが、いずれ撤去されてしまうと言われています。30年以上前に建てられて風化している電柱は現在非常に脆くなっているのですが、江川海岸が人気スポットになるにつれそんな電柱に上って写真撮影している人がでてきたことが大きな原因だといいます。
 

また、観光客が持ち込むゴミも問題になっています。今後江川海岸に撮影に訪れる人たちのマナーの改善が見られない場合や、事故などが起きてしまった場合、電柱が撤去されてしまうのは時間の問題と考えられます。いい写真を撮るためには周囲が見えなくなりがちですが、立ち入り禁止部分には決して入らないなど、ルールは守って楽しみましょう。

江川海岸で潮干狩り

江川海岸では写真撮影以外にも、アクティビティとしては潮干狩りが楽しめます。潮干狩りなら家族みんなで江川海岸を満喫することができます。潮干狩り場は3~7月にオープンしていますが、日によって変わってきますので「江川漁業協同組合」のホームページで確認してください。満潮・干潮目安や潮干狩りの時の服装などもまとまっています。

足元は危ないので必ず頑丈な靴を履きましょう。要らなくなった靴あるいは長靴がおすすめです。冷えることもあるので風を通さない長袖で、また寒くても日避けがないので帽子はあるとよいでしょう。タオルがあると汗を拭いたりマフラーのようにして寒さをしのいだり出来るので便利です。

江川海岸で潮干狩り1: 時間

日によって干満の動きが異なり、潮干狩りに適した時間帯が変わるので、必ず事前にHPにて確認するようにしましょう。時期によりますが早くて8時半ころから、遅くても16時頃には撤収のタイムスケジュールになりますので、計画的に江川海岸に到着しておくのがおすすめです。

江川海岸で潮干狩り2: 料金

江川海岸での潮干狩りの気になる料金ですが、個人では大人(中学生以上)1,800円、子供(4才以上小学生まで)900円となっており、大人は2kgまで、子供は1kgまでこのお値段でとってOKです。超過料金は追加で1kgごとに900円。20人以上の団体や学校団体になるとまた違う料金体系となりますので、別途問合せが必要です。

また、現地では用具の販売もあります。熊手は一丁200円で販売。団体のみ一丁50円での貸し出しがされています。アミも一袋200円で販売されていますので、持参しなくても問題ないでしょう。他にかかる料金としては潮干狩り場までの渡船料、大人片道200円/子供100円です。こちら船を使わずに徒歩でも行けます。

江川海岸で潮干狩り3: 設備

江川海岸には潮干狩り場近くに駐車場がありますので、車で近くまで行くことができます。更衣室やお手洗い、足洗い場もありますので安心です。有料の休憩所もあり、料金は大人200円、子供100円になっています。また海の家が5つと売店がありますが、営業時間や営業日については情報が公開されていませんので注意してください。

江川海岸で水遊び

遠浅の江川海岸は、昔から潮干狩りが出来る場所としては有名です。遠浅のエリアが広がっているため、どんどん沖の方へと進んでも足首程度までしか海水が来ません。お子様にとっても安全なので、水遊びだけでもご家族で十分に楽しめる海岸です。とはいえ、時間帯や潮の満ち引きによっては江川海岸でも危険なことがありますので注意しましょう。

江川海岸で素敵な時間を楽しもう!

千葉の江川海岸はとても美しい空と海の景色を見れる、都内から気軽に行けるおすすめスポットです。ただ、電柱が撤去されてしまうとこの幻想的な風景も見れなくなってしまいます。この風景が残っているうちに江川海岸へ行って、「日本のウユニ塩湖」を目に焼き付けておくことをおすすめします!

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