「北海道の星野リゾートトマムに行きたいけど、子連れでも楽しめるかな…」「雲海テラスに上がって雲海は見られるだろうか」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実は星野リゾートトマムは、家族で楽しめるスポットやアクティビティが豊富に用意されています。
季節ごとに異なる絶景スポットや体験プログラムがあり、お子様の年齢に合わせて選べる施設も充実しているため、家族旅行の思い出作りに最適な場所です。
この記事では、家族での北海道旅行を計画している方に向けて、
– 星野リゾート トマムの魅力
– 星野リゾート トマムで楽しむアクティビティ
– 星野リゾート トマム滞在時の子供連れに嬉しいポイント
– 星野リゾートトマムが最悪と言われる理由と宿泊時の注意点
上記について、実際に宿泊した際の体験を交えながら解説しています。
お子様と一緒に楽しめる観光スポットやアクティビティの選び方から、快適に過ごすためのポイントまで詳しく紹介していますので、ぜひ旅行計画の参考にしてください。
星野リゾート トマムの魅力
星野リゾートトマムは、北海道を代表する総合リゾート施設として、四季折々の絶景と多彩なアクティビティを提供する特別な空間です。
大自然に囲まれた広大な敷地には、アイスヴィレッジや雲海テラス、霧氷テラスといった、ここでしか体験できない魅力的なスポットが点在しています。
標高1,088mに位置するトマムマウンテンを中心に、夏は爽やかな高原の風を感じながらのトレッキングや、ファームエリアでの農業体験を楽しめます。冬には、パウダースノーが自慢のスキー場や、氷の芸術に出会えるアイスヴィレッジなど、季節ごとに異なる表情を見せてくれるのが特徴です。北海道ならではの雄大な自然と、星野リゾートならではの洗練されたホスピタリティが見事に調和した空間で、家族一緒に特別な思い出を作ることができます。以下で、トマムの魅力を詳しく解説していきます。
幻想的なアイスヴィレッジ
冬の北海道を代表する星野リゾートトマムのアイスヴィレッジは、氷点下の世界に広がる幻想的な氷の街です。マイナス8度以下になると姿を現すこの施設では、氷のドームやバー、チャペルなど、様々な氷の建造物が神秘的な光を放ちます。その年の気候にもよりますが、毎年12月上旬ごろから3月下旬ごろまで開催され、期間中は17時から22時頃まで楽しめます。

氷のバーでは、氷でできたグラスで飲むカクテルやノンアルコールドリンクが人気を集めています。氷のチャペルは、ライトアップされた幻想的な空間で結婚式も挙げられるほどの美しさを誇ります。また、氷のホテルでは、氷点下の世界で特別な一夜を過ごすことも可能です。
アイスヴィレッジ内には、氷のすべり台やアイスリンクなど、子供から大人まで楽しめるアクティビティが充実。氷の建造物をバックに記念撮影ができるフォトスポットも随所に設けられています。夜になると青や紫、ピンクなどのカラフルな光に包まれた幻想的な世界が広がり、訪れる人々を魅了しています。
氷の特性上、気温に左右されます。2025年は気温が高くなったため、一部施設は2月中旬で営業終了しています。
さらに、アイスヴィレッジでは定期的にイベントも開催しています。氷のキャンドルが灯される特別な日には、より一層幻想的な雰囲気を味わえます。北海道ならではの冬の風物詩として、多くの観光客を魅了する人気スポットとなりました。
夏季限定の絶景を楽しむ雲海テラス
5月から10月の早朝限定でオープンする雲海テラスは、標高1,088メートルに位置する、北海道トマムの自然が織りなす絶景スポットです。早朝5時から朝8時頃までの限られた時間帯にオープンし、夜明け前に発生する幻想的な雲海を間近で体感できます。
上層階のお部屋に宿泊した場合は、お部屋の窓からも雲海を見る事ができます。日の出前に目覚めた際は、ぜひカーテンを開けて、外を確認してみてください。
雲海テラスへは雲海ゴンドラで約13分かけて上昇し、その間にも壮大な景色を楽しめます。雲海ゴンドラの山頂駅には展望デッキが設けられているだけでなく、遊歩道が整備され、遊歩道沿いには多数の特徴的な展望施設が設置されています。「Cloud Walk」は雲の上を歩くような感覚を味わえる、雲の形をした展望スポット。「Sky Wedge」は船の舳先のようにせり出した展望スポットで、映画タイタニックのワンシーンを再現できます。「Contour Bench」は全長約117メートルのベンチです。「Cloud Pool」は雲の形をした巨大なハンモックのような展望スポット。「Cloud Bed」は雲粒をイメージした弾力のあるクッションが連なって設置されている展望スポット。「Cloud Bar」はバーカウンターをイメージした展望スポットです。
雲海テラスから見た雲海ゴンドラと消えかけの雲海
9月中旬の午前6時半に撮影。奥に見える白っぽい2棟のタワーがトマム ザ・タワー、その左側の黒っぽい2棟がリゾナーレトマムです。この日の午前4時前は、トマム ザ・タワーも雲海に包まれていました。

ゴンドラの乗車は先着順。長い待ち時間が発生します。日が昇ると消えてしまうため、早めの時間帯に向かう事をお勧めします。徒歩で向かい始発のシャトルバスより前に到着すると、行列も30分待ち程度で短めです。夏でも肌寒いので、防寒着は必要です。
気象条件が整った日には、十勝岳連峰や日高山脈まで一望することが可能で、SNS映えする写真を撮影できるスポットとなっています。冬季は名称を変えて「霧氷テラス」として営業し、樹氷に覆われた幻想的な景色を堪能することができるのも魅力的な特徴です。
雲海ゴンドラの山頂駅に戻ってきたら、下山する前に「雲Cafe」でひとやすみがおすすめ。暖かい屋内にも席があり、写真映え間違いなしの「雲ソフト」や「雲海コーヒー」など雲をテーマにしたドリンクやスイーツが楽しめます。また、雲海ショップでは雲グッズをたくさん取り揃えています。
雲海の出現率は平均して年間40%前後。決して毎日見られる訳ではないので、3泊以上して挑戦する事をお勧めします。
雪の大自然を満喫する霧氷テラス
冬の雲海テラスは、「霧氷テラス」と名を変えて営業します。期間は12月上旬から3月末まで。日中時間帯の9時から15時半頃までの営業です。標高1088メートルから北海道の大自然が生み出す神秘的な景観を堪能できるスポットです。
雲海ゴンドラに乗って約13分、雲の上の別世界へと誘われます。気温がマイナス20度以下になると、樹氷と呼ばれる自然の芸術が目の前に広がります。テラスからは、白銀に輝く樹氷の森と十勝連峰の雄大な眺望を一望できます。

朝日に照らされた霧氷は、まるでクリスタルのように輝き、幻想的な光景を演出するのが特徴。テラス内には温かい飲み物を提供するカフェスペースも完備。ホットチョコレートを飲みながら、北海道の壮大な自然を満喫できる贅沢なひとときを過ごせます。
星野リゾート トマムで楽しむアクティビティ
星野リゾートトマムでは、四季を通じて多彩なアクティビティを体験できます。北海道の大自然を舞台に、家族で楽しめるアクティビティが豊富に用意されているのが特徴です。
夏はマウンテンバイクやトレッキング、ラフティングなど、アウトドアスポーツを、冬季には、全29コースを誇る広大なゲレンデでスキーやスノーボードを満喫できるだけでなく、乗馬体験、スノーモービルやチュービング、スノーラフティングなどの雪遊びのメニュー、バームクーヘン作り、屋内プールでのSUP(サップ)など、豊富にアクティビティが用意されています。
また、ファーム星野として運営されている「ファームエリア」では、乗馬体験や動物とのふれあい、農業体験など、子どもの学びにつながるプログラムを提供しています。
季節限定のイベントも多数開催され、夏の花火大会や冬のイルミネーションショーなど、思い出に残る体験ができるでしょう。
星野リゾート トマムスキー場の魅力
北海道を代表するスキーリゾート「星野リゾート トマムスキー場」は、初心者から上級者まで楽しめる多彩なコースが魅力の、全長29コースを誇る広大なゲレンデを持つ冬のパラダイスです。標高1,239メートルのトマムマウンテン山頂からは、大雪山系や日高山脈の絶景が広がります。

パウダースノーの質は世界最高峰と言われ、海外からのスキーヤーも多く訪れているのが特徴的です。スキーやスノーボードのレンタル施設も完備されており、手ぶらでの来場にも対応。
初心者から上級者まで、レベルに合わせたコースが整備されており、インストラクターによるレッスンも充実しています。初心者でも安心してウィンタースポーツに挑戦できるでしょう。ゲレンデ内には休憩所やレストランも点在し、温かい料理で体を温めながら雄大な景色を堪能できます。
ファームエリアでの体験
星野リゾートトマムのファームエリアでは、北海道の大自然を活かした中での牛の飼育をしており、ファーム星野として牛乳の生産と加工を行っています。農業から生まれる美しい景観は、旅をする人に癒しを与え、そこで生産される農産物は旅を豊かにするとの考えで運営されています。
夏季に開催される「モーモー学校」では、それぞれの牛の個性に由来する牛乳の味の違いを、飲み比べで体験し、その理由についてガイドさんが説明してくれます。モーモー学校の魅力は、単なる体験施設ではなく、北海道の農業や酪農文化を深く学べる教育的な側面も持ち合わせていること。体験を通じて、食の大切さや命の尊さを感じられる貴重な場所となっています。
モーモー学校は、子供だけでなく、大人でも夢中になって学びになる内容です。
ファームエリアには、軽食を持ち込んで気軽にピクニックができる「牧場ラウンジ」、穏やかな風の心地よさを感じながら、のんびりできる「巨大牧草ベッド」、羊の隣で寝る事ができる「羊とお昼寝ハンモック」などのほか、ファームカフェ「ファームデザインズ」ではファーム星野の乳製品をふんだんに使ったメニューを満喫できます。
屋内プール「ミナミナビーチ」
ミナミナビーチは、日本最大級の屋内ウエーブプールです。ガラス張りの館内は常に30℃以上に保たれており、外の雪や雨の日でも快適に楽しむことができます。

プールは全長80m、幅30mの広さがあり、30分ごとに平行波と荒波が交互に発生します。まるで本物のビーチにいるかのような迫力を体験できます。また、子ども用プール(深さ30cm)も完備されており、小さなお子様連れの家族でも安心して遊べます。
さらに、館内には「木林の湯」と呼ばれる露天風呂も併設されており、大人もリラックスできるスペースが提供されています。ミナミナビーチでは、年齢や目的に応じたさまざまな楽しみ方ができ、ファミリー層から大人まで幅広い層に人気です。
営業時間は季節によって異なりますが、11:00~20:00(最終受付19:00)となっており、宿泊者は無料で利用する事ができます。
映えの写真で楽しい旅の思い出を
星野リゾートトマムでの思い出は、数あるインスタ映えスポットを活用しましょう。雲海テラスでは、朝日に照らされる雲海の壮大な眺めを360度のパノラマで撮影できます。アイスヴィレッジの幻想的な氷の世界は、ブルーライトに照らされた夜景が特に人気の撮影ポイントとなっています。霧氷テラスでは、真っ白な樹氷に覆われた北海道ならではの冬景色を写真に収められます。
客室からは、大雪山系の山々や広大な自然を一望できる絶好の撮影スポットが待っています。ファームエリアでは、かわいい動物たちとの触れ合いシーンを写真に残せるほか、「巨大牧草ベッド」など写真映えしながら寛げるポイントとなっています。SNSに投稿したくなるような、思い出に残る一枚を見つけることができるはずです。
トマム周辺の観光スポット
星野リゾートトマムの魅力は、壮大な自然の中だけでなく、周辺エリアにも広がっています。北海道の大自然を存分に楽しめる観光スポットが、トマムを中心に点在しているのです。トマムを拠点に、北海道の雄大な自然と地域の魅力を存分に堪能できる環境が整っているのです。
北海道を代表する観光地「富良野」
トマムから車で約1時間半で観光地・景勝地が多い富良野には、ラベンダー畑や季節の花々が咲き誇る「ファーム富田」、「なかふらのフラワーパーク」などフォトジェニックなスポットが充実しています。ドラマ「北の国から」のロケ地や、その近隣にある美瑛町(びえい町)の「青い池」など、美しい景観の観光地がたくさんあります。
富良野のご当地グルメの「オムカレー」は、富良野で収穫された野菜をふんだんに取り入れた、地産地消の料理が味わえます。「富良野チーズ工房」では、ガラス越しにチーズの製造室や熟成庫を見学することができます。また、道の駅「南ふらの」では地元の新鮮な農産物や特産品、地元グルメを楽しめます。
「かなやま湖」では、冬季に有名なワカサギ釣りを楽しめるのはもちろんの事、少し高い目線で雪原を見渡せる乗馬、白銀世界を上空から見下ろせる熱気球・パラグライダー、雪道を軽やかに駆け抜ける事ができるスノーモービルなど、北海道らしい冬のアクティビティが充実しています。

十勝岳連峰や大雪山系の雄大な山々を望む絶景ドライブコースも人気です。
北海道ガーデン街道の一つ「十勝千年の森」
トマムから帯広方面へ車で約1時間の場所には、北海道ガーデン街道の一つ「十勝千年の森」が広がっており、季節の花々や大自然を満喫できます。
4月下旬から10月中旬限定で営業する十勝千年の森は、北海道清水町に位置する広大な自然公園で、約500ヘクタールの敷地に5つの異なるガーデンが広がっています。その中でも「アース・ガーデン」は、広大な芝生の丘が美しい景観を作り出しており、イギリスのガーデンデザイナーズ協会が主催する「SGD Awards 2012」で大賞を受賞した実績があります。
また、「メドウ・ガーデン」は、十勝の自生植物や北米の在来種を用いたナチュラルなデザインで、世界的に高く評価されています。さらに、「ファームガーデン」ではヤギの哺乳体験を楽しめ、地元の野菜を育てる「キッチンガーデン」や現代アートの展示が行われるエリアもあります。
「十勝ナチュラルチーズ作り体験工房」では、十勝の酪農や家畜動物の生態、チーズの作り方や種類について学ぶ座学と、モッツァレラチーズのチーズ作り体験が可能です。作った出来立てチーズを使用したピザの食事に、デザート、ドリンクも付きます。食事としても楽しめる豪華で贅沢な体験メニューです。

他にも、セグウェイガイドツアーなど、さまざまなアクティビティが用意されており、訪れる人々に多彩な体験を提供しています。十勝千年の森は、自然とアートが融合した魅力的な場所として、年間を通じて多くの観光客に親しまれています。
星野リゾート トマムへのアクセス
星野リゾートトマムへのアクセスは、北海道の主要都市から様々な交通手段でアクセスすることができます。
新千歳空港からは、直行バスで約2時間30分、JR特急で石勝線トマム駅まで約2時間の所要時間です。札幌からは高速バスで約3時間、レンタカーなら道東自動車道を利用して約2時間30分で到着できます。なお、時期により所要時間は大幅に前後しますので、ご注意ください。
鉄道(JR)でのアクセス
鉄道(JR)でのアクセスの場合は、車窓から北海道の大自然を楽しめます。雪対策用のスノーシェルターやトンネルをくぐり抜け、夕張川沿いにカーブをすり抜ける北海道らしいダイナミックな風景が特徴です。
「札幌駅」からは、帯広へ向かう特急「とかち」号または釧路へ向かう特急「おおぞら」号を利用します。「新千歳空港」から乗車する場合は、「快速エアポート」などの在来線を利用し、「南千歳駅」で札幌駅から来る特急に乗り換えます。どちらの特急も全車指定席です。1日の運行本数は多くないため、利用予定の場合は、予め時間を確認して事前にご予約下さい。
石勝線(せきしょうせん)のうち、トマム駅がある新夕張~新得間は特急列車のみの運行です。普通列車がない区間のため、「特例」として同区間内で乗降する場合に限り、乗車券のみで特急列車に乗車できます。「青春18きっぷ」、「北海道&東日本パス」、「秋の乗り放題パス」をはじめとする特急に乗車できない切符を利用する場合も、対象の「特例」区間内発着の場合に限り、特急等の普通車自由席に乗車可能です。この路線は自由席が無くなったため、指定席の空席が利用できる制度になっています。満席の場合は、立席利用です。この特例は、同区間内で乗降する場合に限られますので、札幌などの特例区間外から(へ)乗車した場合は適用されません。
星野リゾートトマムの最寄り駅である「トマム駅」で下車します。トマム駅から星野リゾートトマムまでは、無料のシャトルバスが季節や時間帯に合わせて運行されています。駅前にバスが停車していない場合は、トマム駅2番プラットホーム内に専用電話が設置されているので、その電話でバスを呼ぶ事ができます。トマム駅からトマム ザ・タワーまでは約5分、リゾナーレトマムまでは約10分です。
高速バス
札幌からの直行バスは1日1往復、新千歳空港からのバスは1日4往復程度あります。北海道内の各所から(へ)は、新千歳空港で乗り換える事で、簡単にアクセスが可能です。
シーズンにより、運行時間や運行本数は変動します。冬季は積雪の影響を考慮して、余裕を持った時間設定がおすすめです。また座席数に限りがあり、予約数が少ない場合は運行しないため、事前予約は必須です。
レンタカー・自家用車
札幌方面からドライブでアクセスする場合は、札幌自動車道、道央自動車道を南に進み、千歳恵庭JCTから道東自動車道に入ります。
新千歳空港からの場合は、千歳東ICまで一般道を利用し、道東自動車道に入ります。
道東自動車道では東に向かい、トマムICで降ります。トマムICを降りてから、一般道で約10分で到着します。
自動車で向かう場合は、必ず高速に乗る前に満タン給油をしてから向かいましょう。道東自動車道では、千歳東ICから2つ目の由仁PAが唯一のガソリンスタンドです。トマムにある唯一のスタンドは、週3日程度、1日3時間程度しか営業していません。
旭川・富良野方面からの場合は、国道38号線を利用します。必ず南富良野町落合まで向かい、道道1117号線を南に向かいます。道道1117号線に入ってから、星野リゾート トマムまで約1時間です。
カーナビで最短ルートを利用すると、道道1030号の「幾寅(いくとら)峠」の経路が案内されます。携帯電話は圏外で、街灯がなく細く長い砂利道のため、脱輪の危険があります。圏外でロードサービスも呼べない状況になるため、非常に危険です。必ず道道1117号を利用してください。
星野リゾート トマムのホテル情報
星野リゾートトマムは、北海道勇払郡占冠村に位置する大規模リゾート施設です。ホテルは「トマム ザ・タワー」と「リゾナーレトマム」の2か所があり、合計で735室の客室を備えています。チェックインは15時から、チェックアウトは11時となっており、フロントは24時間対応で安心です。
星野リゾート リゾナーレトマムとトマム ザ・タワーは、それぞれ異なる魅力を持つ宿泊施設です。リゾナーレトマムは、贅沢なスイートルームとプライベートサウナ、展望ジェットバスなどが完備され、ラグジュアリーな滞在を提供します。一方、トマム ザ・タワーは、リゾート内の各施設へのアクセス性に優れ、アクティブな楽しみ方が満載です。どちらの施設も、北海道の美しい自然を存分に感じながら、リラックスした時間を過ごせる理想的な場所です。
施設内には和洋中のレストランやカフェ、サウナ、スパ、屋内プールやスキー場など、充実した設備が整っています。殆どの施設間に館内連絡通路が繋がっていますが、距離が長いためリゾート内の移動は各施設を結ぶ無料シャトルバスが便利です。15分から20分間隔で運行されており、雲海テラスやスキー場などへ歩かずにアクセスできる環境が整っています。
歯ブラシやシェーバーなどのアメニティも充実していますが、ビジネスホテルの様に部屋に備え付けがなく、ロビーなどにさりげなく置いてあるバスケットに山積みされているのをセルフで取っていく形です。
秋冬季の滞在時には、防寒具の準備が欠かせないでしょう。気温はマイナス20度まで下がることもあるため、手袋やマフラー、防寒ブーツは必須アイテムとなります。屋外である霧氷テラスやアイスヴィレッジを訪れる際は、特に万全な防寒対策を心がけましょう。
星野リゾート リゾナーレトマム
星野リゾート リゾナーレトマムは、北海道の大自然と調和したラグジュアリーなリゾートホテルです。全室がスイートルーム仕様で、広さ100㎡以上の贅沢な空間を提供しています。全てのお部屋に展望ジェットバスとプライベートサウナが完備されており、四季折々の美しい景色を眺めながら、リラックスした時間をお過ごしいただけます。
客室は、通常タイプの「スイートルーム」に加え、リビングに大自然を見渡せる大きなソファがある「デザインスイートルーム」、雲海がコンセプトで1室しかない「雲スイートルーム」、シングルリフトの椅子が窓際に設置されている「スキーヤーズスイート」、愛犬と一緒に過ごせる「愛犬スイートルーム」の5タイプ。どのお部屋も贅沢な広さと設備を備えています。
通常タイプの「スイートルーム」のひとつでスイートツインルームは、1フロアに4部屋のみの限定的なレイアウトで、全室16階以上に位置し、最高の景観をお楽しみいただけます。
部屋タイプにより最大定員は異なり、1部屋につき2名~最大6名まで宿泊可能です。
星野リゾート トマム ザ・タワー
星野リゾート トマム ザ・タワーは、北海道の大自然を一望できる高層のタワーホテルで、特に家族連れやグループ旅行に最適な施設です。リゾートのほぼ中心に位置しており、各施設へのアクセスには便利な立地です。スタンダードルームからファミリールームまで、ニーズに応じた多彩な客室が揃っており、快適な滞在を提供します。
通常タイプの「スタンダードルーム」、お子様との滞在時などに並べて使える可動式の低床ベッドがある「ファミリールーム」、赤ちゃん連れでのご滞在にうれしい備品やアメニティを備え、手をついても寝転んでも安心な土足禁止のお部屋の「ベビーズルーム」・「キッズフォースルーム」、道産材をふんだんに使い自然を感じられる「フォレストツインルーム」、愛犬と一緒に過ごせる「愛犬ルーム」、お部屋のいたるところに、北海道を代表する食材「鮭」をイメージした装飾を施した1室限定の「鮭ルーム」の7種類があります。
部屋タイプにより最大定員は異なり、1部屋につき2名~最大5名まで宿泊可能です。
星野リゾート トマム滞在時の子供連れに嬉しいポイント
星野リゾート トマムは、子供連れのファミリーにも魅力的なリゾートです。どちらのホテルにも、ロビー階にキッズスペースが完備され、遊べるスペースが提供されています。また授乳室もあるため、赤ちゃん連れでも安心して滞在が可能です。
子ども用アメニティ
アメニティは大人用も含め、お部屋に備え付けがありません。お子様用アメニティ(歯ブラシ、スリッパ、体を洗うバブルボール)は、チェックイン時にスタッフにお願いすると無料で出してもらえます。
無料の貸し出し品
下記の無料の貸し出しがあります。数に限りがあるため、希望の場合は事前に連絡が必要です。
おむつ用ごみ箱 / 補助便座 / 踏み台 / ベビーチェア / ベビーハンガー / 加湿器付空気清浄機 / 哺乳瓶消毒ケース / 離乳食食器セット / 使い捨てスリッパ /お尻拭き / ウェットティッシュ / ベビーオイル / ベビーボディソープ / お子様用ルームウェア(ワンピースタイプ・110/130/150cm) / ベビーベッド / ベッドガード
離乳食の無料提供
ビュッフェレストランでの食事の際は、紙エプロンのほか、離乳食を無料で提供しており、更にリゾナーレトマムに宿泊の方は1泊に付き1つ、お部屋への持ち帰り可能な離乳食があります。
一番かさばる「おむつ」が無料
おむつは、各ホテル「ベビーズルーム」「キッズフォースルーム」の専用フロアに「おむつステーション」があり、滞在中はいつでもセルフで貰う事ができます。また、フロントで依頼すると無料で貰えます。
粉ミルクなどの販売
トマム ザ・タワー内の売店では、日焼け止め/遊び道具/赤ちゃん用ミルク(ほほえみらくらくキューブ、ほほえみらくらくミルク)/幼児用ミルク(ステップらくらくキューブ)/受け皿付きスタイ/ベビー麦茶/お菓子などのキッズ・ベビー用品の販売があります。
「OTTO SETTE TOMAMU」無料のキッズサービス
「OTTO SETTE TOMAMU」は、「リゾナーレトマム」にあるイタリア料理をフルコースで提供するレストランです。トマムと同じ山岳地帯に位置するイタリアのピエモンテ州やリグーリア州の郷土料理を、その時期に合わせた極上の食材を厳選し、旬のメニューとして提供しています。
「OTTO SETTE TOMAMU」のキッズサービスは、同レストランを予約する際に一緒に無料で予約ができる2~6歳向けの食事付きの託児サービスです。占冠村にある木工クラフト工房「しもかぷ工房」で制作した安全な木製カラトリーを使用し、スタッフが食器やカトラリーの使い方を、上手に食べられるように教えてくれます。
「お子さまにも本格的な料理を味わってほしい」というシェフの想いが詰まっ たメニューで、野菜嫌いのお子さまも食べやすくするため、野菜は甘いものを厳選し、さらに熱を加えるなど、工夫して調理しています。
GAO託児
GAO託児は、有料の託児サービスです。5カ月から預ける事ができます。2時間~1日利用まで、事前予約制で預かってもらえます。当日予約は不可なため、利用予定の場合は、早めに問い合わせが必要です。
「星野リゾートトマムが最悪」と言われる理由と宿泊時の注意点
星野リゾートトマムを語る際、必ず聞こえてくる「最悪だった」という声。確かに、「星野リゾート」というブランドに色々と期待していくと、がっかり度が非常に高くなってしまいます。しかし、がっかりの原因を前もって理解して、計画をもって滞在すれば、それほど気にならないのも事実です。
超キャパオーバーという現実
人里離れた場所の、735室の4棟からなるタワー型ホテル。トマム ザ・タワーでは1棟当たり約270室。ツインルームだけではなくファミリー向けの比較的大人数で泊まるタイプのため、繁忙期は1棟あたりざっくりと500~1000人くらいが宿泊します。
都会でも人手不足が叫ばれている昨今、人里離れたこの立地では、人材の獲得は至難の業です。地元の人が通勤するにも、何十分か運転して周辺の街から通う必要があり、ホテルでは都会からやってくる住み込みの従業員の方が大半と想像します。
ホタルストリート等にテナントで入る飲食店は、更にスタッフ不足が深刻です。飲食店のバイト、従業員で住み込みという例はほとんどないため、地元で採用した通いの方と想像します。過疎化が進む地方の街での人材獲得は、労働人口の絶対数が少ないため非常に困難を極めます。
チェックイン・チェックアウトの待ち時間
星野リゾートトマムでの宿泊時には、チェックインとチェックアウトの時間に注意が必要です。チェックインは15時から、チェックアウトは11時まで。
客室数が多いため、非常に混雑し長い待ち時間が発生します。特に出発時は、フライトなどの交通機関の時間が迫っているケースもあると思います。時間に余裕を持たせるだけでなく、事前精算の「EXPRESS CHECK-OUT」制度を活用して、スムーズに出発できるようにしましょう。
エレベーターの待ち時間
混雑時は1棟あたりざっくり1000人くらいが宿泊します。朝食やチェックアウトなどのピーク時間は、このほとんどの方々が一斉に移動します。タワーマンションにお住まいの方だとご存知と思いますが、ラッシュ時はエレベーターがなかなか来ない、来ても満員で乗れない、そして、満員で乗れないのに各フロアで停止するため時間が物凄くかかるといった悪循環が発生します。
早め早めの行動を心掛け、朝食やチェックアウトなどのピーク時間中の移動は避ける様に計画を立てましょう。
キャパオーバーのレストラン
朝食やディナーの予約は、混雑を避けるため事前に済ませておくことをお勧めします。特に冬季は森のレストラン「ニニヌプリ」やビュッフェダイニング「hal -ハル-」などのレストランが人気で、当日予約が取りづらい状況です。特にディナー時のハルは、事前予約が必要です。
ホタルストリート等にテナントで入る飲食店では人手不足が深刻で、例え席が空いていたとしても厨房が一杯一杯なため案内してもらえないケースが殆どです。開店時間を目指して入店するか、明るいうちに列に並びましょう。夏場の閑散期であっても、列が短いお店に明るいうちに並んで1時間待ちという状況です。冬の繁忙期は、並んでも閉店時間になり食事が出来ないケースも想定されます。
もし出遅れてしまった場合は、席数が多く回転がある森のレストラン「ニニヌプリ」を目指しましょう。ニニヌプリはビュッフェレストランのため、長居する人も一定数いますが、料理待ちの時間がかからないため、比較的回転が速いのも事実です。お料理の種類も多く、満足度は高いですよ。
まとめ:星野リゾート トマムで家族の思い出作り
今回は、家族での思い出作りの場所を探している方に向けて、星野リゾート トマムの魅力やアクティビティ、子供連れに嬉しいポイントなどについて、筆者の実際の宿泊体験を交えながらお話してきました。
星野リゾート トマムは、北海道ならではの大自然と快適な施設が見事に調和した、特別な思い出作りにぴったりの場所です。雲海テラスやアイスビレッジなど、ここでしか体験できない魅力的なコンテンツが充実しているため、家族みんなで新しい発見や感動を共有できることでしょう。これまで家族旅行の計画を立てる際に、目的地選びに悩んだ経験をお持ちの方も多いはずです。トマムでは、季節ごとに異なる絶景や体験プログラムが用意されているので、何度訪れても新鮮な感動に出会えます。まずは、ご家族の予定や興味に合わせて、ベストシーズンを選んでみてはいかがでしょうか。きっと、かけがえのない家族の思い出が作れると思います。