添乗員ライターがお届けする旅行情報。今回は札幌のシンボルとして愛され続ける「さっぽろテレビ塔」の魅力とお得に入場券を買うコツを徹底的にご紹介いたします。
はじめに – さっぽろテレビ塔の魅力
札幌市中心部の大通公園に堂々とそびえ立つさっぽろテレビ塔。地上約90メートルの展望台からは、四季折々に表情を変える大通公園をはじめ、札幌市街地の美しいパノラマビューを一望できます。1957年の開業以来、67年間にわたって札幌市民と観光客に愛され続けてきた歴史あるタワーです。
札幌を訪れる多くの観光客にとっても、さっぽろテレビ塔は「まず最初に訪れるべきスポット」でしょう。なぜなら、展望台から札幌市全体の地理を把握することで、その後の観光計画が立てやすくなるからです。また、季節ごとに開催される大型イベントの会場となる大通公園を上空から見下ろすことで、札幌観光の醍醐味を存分に味わえます。
しかし、単なる展望施設としてだけでなく、さっぽろテレビ塔には67年間の歴史が刻まれた文化的価値、建築技術の粋を集めた構造美、そして札幌市民の生活に寄り添い続けてきた温かい存在感があります。今回は、そんなさっぽろテレビ塔の知られざる魅力を余すところなくお伝えします。
さっぽろテレビ塔の歴史と建設背景
戦後復興期の希望のシンボル
さっぽろテレビ塔の建設は、戦後復興期の札幌市民の希望と夢を象徴するプロジェクトでした。1956年に建設が開始され、1957年8月24日に開業したこのタワーは、当時としては破格の1億7,000万円(現在の価値で約50億円相当)という建設費を投じて完成しました。
建設の背景には、急速に発展する札幌市にテレビ放送網を整備する必要があったことがあります。1953年にNHK札幌放送局がテレビ放送を開始しましたが、電波の到達範囲を拡大するため、市中心部に高い送信塔が必要でした。しかし単なる送信塔ではなく、展望施設としても活用できる複合施設として計画されたのが、現在のさっぽろテレビ塔です。
設計者・内藤多仲氏の建築思想
設計を担当したのは、日本の塔建築界の第一人者として知られる内藤多仲氏です。東京タワー、通天閣、名古屋テレビ塔など、日本全国の主要タワーを手がけた「塔博士」の異名を持つ建築界の巨匠です。
内藤氏の設計思想である「機能美と構造美の融合」は、さっぽろテレビ塔にも色濃く反映されています。単に高い塔を建てるのではなく、札幌の厳しい自然環境に対応できる構造的強度と、市民に愛される美しいデザインの両立を追求しました。
特に注目すべきは、北海道の豪雪地帯という特殊な環境を考慮した設計です。積雪荷重、強風、低温という厳しい条件下でも安全性を確保するため、当時としては革新的な構造計算と材料選定が行われました。
建設時のエピソード
建設工事は1956年から1957年にかけて行われましたが、北海道の厳しい冬季条件の中での工事は困難を極めました。特に基礎工事では、地下8メートルまで掘削し、札幌の軟弱地盤に対応するための特殊な基礎構造を採用しました。
当時の工事関係者の証言によると、冬季は気温がマイナス20度以下になることもあり、鋼材の溶接作業や高所作業には細心の注意が必要でした。それでも工事は予定通りに進行し、1957年8月24日の開業日を迎えることができました。
開業当初は「東洋一の電波塔」として大きな話題となり、連日多くの市民や観光客が展望台を訪れました。札幌市民にとって、自分たちの街を高い場所から見下ろすという体験は初めてのことで、大きな感動を呼びました。
建造物としての特徴と技術

構造と寸法の詳細
基本構造データ
- 総高:147.2メートル
- 展望台の高さ:地上90.38メートル
- 基礎部分:地下8メートルの鉄筋コンクリート基礎
- 使用鋼材量:約1,000トン
- 塔体構造:鉄骨トラス構造
さっぽろテレビ塔の構造は、耐震性と耐風性を両立させた鉄骨トラス構造を採用しています。三角形を基本とするトラス構造は、力の分散に優れ、強風や地震に対する抵抗力を高めています。
気候対応技術
札幌の厳しい気候条件に対応するため、建設当時としては先進的な技術が数多く採用されました。
防錆対策 塔体の鋼材には特殊な防錆処理が施されており、67年経過した現在でも構造的な健全性を保っています。特に接合部分には入念な防水・防錆処理が行われ、北海道の湿気や塩分に対する耐久性を確保しています。
積雪対策 屋根や構造物の形状は、雪が滑り落ちやすいように設計されています。また、展望台部分には融雪設備も設置され、冬季でも安全に利用できるよう配慮されています。
耐風設計 札幌は風の強い地域であるため、風速60メートル/秒にも耐える構造設計となっています。塔体の形状も空気抵抗を軽減するよう工夫されており、強風時でも安定性を保っています。
色彩の変遷と意味
建設当初、さっぽろテレビ塔の塔体色はシルバーメタリック色でした。現在の特徴的な国際オレンジ色(赤色)に塗り替えられたのは1963年のことです。この色変更は、航空法に基づく航空障害標識の規定に準拠したものですが、結果的に札幌の青空に映える美しいコントラストを生み出しています。
この赤色は「インターナショナルオレンジ」と呼ばれる特殊な色で、視認性が高く、安全性の観点からも優れた選択でした。現在では、この赤いタワーが札幌市のシンボルカラーの一つとして市民に親しまれています。
時計機能の技術的特徴

地上約60メートル地点に設置されている大型時計は、1961年に松下電器産業(現・パナソニック)から寄贈されたものです。
時計の仕様
- 時計盤直径:約6メートル
- 視認距離:約3キロメートル
- 照明:LED電球による夜間照明
- 精度:電波時計システムによる高精度
この時計は札幌市内の広範囲から視認でき、66年間にわたって市民の生活に密着した「時の目印」として機能し続けています。現在はLED照明に更新され、夜間でも美しく時刻を表示しています。
展望台から見える360度パノラマビューの魅力
展望台の基本情報と設備
さっぽろテレビ塔の展望台は地上90.38メートルに位置し、札幌市街地を360度見渡せる絶好のビューポイントです。展望台内は全面ガラス張りで、天候に左右されることなく快適に景色を楽しめます。
展望台の設備
- 面積:約200平方メートル
- 収容人数:最大約200人
- 窓の高さ:床から天井まで(約3メートル)
- 特殊窓「怖窓」:南東側に設置
- 休憩用ベンチ:複数箇所に配置
- お土産コーナー:展望台内に併設
方角別の絶景ポイント
東側の眺望:都市と自然の調和 東側からは札幌市の新興住宅地と、その向こうに広がる石狩平野の田園風景を一望できます。都市部から郊外への移り変わりが美しく、札幌市の都市構造を理解するのに最適な角度です。
遠方には石狩川の流れも見ることができ、北海道開拓の歴史を物語る重要な河川の雄大さを感じられます。晴天時には恵庭岳や樽前山といった支笏湖周辺の山々も望むことができ、北海道の大自然のスケールを実感できます。

西側の眺望:山並みと夕日の絶景 西側の最大の見どころは、手稲山(標高1,023m)を中心とした美しい山並みです。手稲山にはスキー場があり、冬季は純白の雪化粧をした山肌が美しく、夏季は濃緑の森林に覆われた山容を楽しめます。
また、大倉山ジャンプ競技場も西側に位置し、札幌オリンピックの聖地としての歴史的意義も感じられます。夕方には手稲山に沈む美しい夕日を楽しめ、「札幌八景」の一つに数えられる絶景スポットとなっています。

南側の眺望:豊平川と都市景観 南側からは豊平川の流れと、その両岸に発達した市街地を一望できます。豊平川にかかる複数の橋梁が創り出す都市景観は美しく、札幌市の発展の歴史を物語っています。
遠方には藻岩山(標高531m)と札幌ドームが見え、現代的な建築物と自然が調和した札幌らしい景色を楽しめます。藻岩山の山頂展望台とは異なる角度から札幌市を眺めることで、より立体的な都市の姿を理解できます。

北側の眺望:石狩平野の雄大さ 北側の眺望は、石狩平野の雄大さを最も実感できる方向です。開拓時代の面影を残す碁盤目状の街並みが地平線まで続き、北海道のスケールの大きさを体感できます。
晴天時には遠く石狩湾新港や日本海まで見渡すことができ、本州では決して味わえない広大な景色に感動することでしょう。また、新千歳空港方面の航空機の航路も確認でき、北海道の空の玄関口としての機能も実感できます。
特別な撮影スポット「怖窓」
展望台南東側に設置された「怖窓(こわそ~)」は、さっぽろテレビ塔の名物スポットの一つです。床から天井まで続く一枚ガラスの特殊な窓で、わずかに外側に傾斜した設計により、まるで空中に飛び出しているような感覚を味わえます。
怖窓の特徴
- 窓の大きさ:縦約3メートル×横約2メートル
- 傾斜角度:約15度外側に傾斜
- 材質:強化ガラス(厚さ約3センチ)
- 安全性:定期的な強度検査実施済み
足元のガラス越しに真下の大通公園を見下ろすスリルは格別で、高所恐怖症でない方にも適度なスリルを提供します。SNS映えする写真スポットとしても人気が高く、多くの観光客が記念撮影を楽しんでいます。
四季折々の絶景スポット完全ガイド
春(4月~5月):花と新緑の生命力
札幌の春は本州より約1ヶ月遅く、4月下旬から5月にかけてが最も美しい季節です。長い冬が終わり、一斉に息づく生命力を展望台から感じることができます。

桜の開花とお花見文化 札幌の桜はエゾヤマザクラが中心で、ゴールデンウィーク頃が見頃となります。大通公園の桜並木が淡いピンクに染まる様子は、展望台からの特等席でしか味わえない絶景です。
円山公園の桜も展望台から確認でき、札幌市民のお花見文化を上空から観察することができます。ジンギスカンを囲んで花見を楽しむ市民の様子は、北海道ならではの光景として印象に残ることでしょう。
花壇の芸術的美しさ 大通公園の花壇には、市の職員と市民ボランティアによって丁寧に植えられた色とりどりの花々が咲き誇ります。パンジー、チューリップ、ムスカリなどが織りなす自然のアートは、上空から見下ろすことでより一層その美しさが際立ちます。
特に5月中旬から下旬にかけては、花壇の花々が満開となり、まるで天然の絨毯のような美しさを楽しめます。色彩豊かな花々と新緑のコントラストは、春の札幌の魅力を存分に表現しています。
新緑の生命力 冬の間雪に覆われていた木々が一斉に芽吹く様子は、生命力に満ち溢れています。ニレ、ヤチダモ、イタヤカエデなどの落葉樹が薄緑色の若葉を広げる光景は、北海道の短い春を象徴する美しい風景です。
夏(6月~8月):イベントとフェスティバルの季節
札幌の夏は短いながらも、様々なイベントで大通公園が最も賑わう季節です。展望台からはイベント会場の全体像を把握でき、札幌市民の文化やエネルギーを実感できます。
YOSAKOIソーラン祭り(6月上旬) 毎年6月上旬に開催されるYOSAKOIソーラン祭りは、全国から約300チーム、3万人の踊り子が集まる日本最大級の踊りの祭典です。展望台からは各会場の様子を一望でき、大通公園全体が踊りの舞台となる壮大なスケールを体感できます。
メイン会場となる大通公園西8丁目会場では、審査員特別賞を目指す各チームの迫力ある演技が繰り広げられます。色とりどりの衣装を身にまとった踊り子たちが創り出す人間曼荼羅のような光景は、上空からでなければ見ることのできない感動的な瞬間です。
大通ビアガーデン(7月下旬~8月中旬) 約1万3千席を誇る日本最大級のビアガーデンが大通公園を埋め尽くします。アサヒ、キリン、サッポロ、サントリーの4大ビール会社がそれぞれブースを構え、各社自慢のビールと北海道グルメを楽しむ人々で連日賑わいます。
夜景と共に楽しむ会場の熱気は、展望台からでも感じ取れるほどの活気に満ちています。ジンギスカンの煙が立ち上る様子や、乾杯の歓声が響く光景は、札幌の夏の風物詩として多くの人に愛されています。
濃緑に包まれた都市景観 夏の札幌は街路樹や公園の緑が最も濃くなる季節です。ニレ、ヤチダモ、プラタナスなどの街路樹が濃緑の葉を茂らせ、都市部にいることを忘れさせる自然の豊かさを感じさせます。
大通公園の芝生では多くの市民が日光浴やピクニックを楽しんでおり、木陰で涼む家族連れの様子も微笑ましく、札幌市民の穏やかな日常生活を垣間見ることができます。
秋(9月~11月):紅葉の絨毯と収穫の季節

札幌の秋は短いながらも、美しい紅葉で彩られます。本州より早く訪れる紅葉は、9月下旬から10月下旬にかけて楽しむことができます。
黄金色に染まる大通公園 イチョウ、カエデ、ナナカマドなどが織りなす黄金色のグラデーションは、展望台から見下ろす景色を一層美しく演出します。特に10月中旬から下旬にかけては、大通公園全体が天然の絨毯のように色づき、まさに自然のアート作品を鑑賞しているような感動を味わえます。
朝夕の寒暖差が大きい札幌の気候が、より鮮やかな紅葉を生み出します。特に朝の光に照らされた紅葉は美しく、写真撮影にも最適な時間帯となります。
山々の紅葉との対比 手稲山や藻岩山などの周辺の山々も美しく紅葉し、市街地の紅葉との対比を楽しむことができます。山肌を彩る赤や黄色の葉と、市街地の街路樹の紅葉が創り出すコントラストは、札幌ならではの秋の景色です。
落葉樹と常緑樹のコントラスト、そして遠くに見える雪化粧を始めた山々との組み合わせは、北海道ならではの秋の風情を演出します。
収穫祭とオータムフェスト 9月に開催されるさっぽろオータムフェストでは、北海道各地の美味しい食材が大通公園に集結します。展望台からは会場全体の様子を見渡すことができ、北海道の豊かな食文化を実感できます。
冬(12月~3月):雪景色と光の祭典
札幌の冬は、さっぽろテレビ塔の展望台が最も美しく輝く季節です。一面の雪景色に包まれた大通公園と、冬の澄んだ空気による抜群の視界が相まって、幻想的な世界を創り出します。
さっぽろホワイトイルミネーション(11月下旬~2月中旬) 大通公園全体を約81万個のLED電球で彩るイルミネーションイベント。展望台からは光の芸術作品全体を見渡すことができ、まさに光の海に浮かぶ船上にいるような感動を味わえます。
各丁目ごとに異なるテーマで装飾されたイルミネーションは、上空から見ることでその全体構成と美しさを理解できます。特に大通公園1丁目の巨大クリスマスツリーは、展望台からの眺めでは圧倒的な存在感を放ちます。

さっぽろ雪まつり(2月上旬) 世界三大雪まつりの一つに数えられる札幌の冬の風物詩。巨大な雪像や精巧な氷像を展望台から見下ろすことで、その規模の大きさと芸術性の高さを実感できます。
大雪像の制作には自衛隊も協力し、高さ15メートルを超える作品も珍しくありません。これらの雪像を上空から見ることで、設計者の意図や全体の構成を理解でき、雪まつりの芸術性をより深く味わうことができます。
会場全体の配置や人の流れも一望でき、雪まつりの全体像を把握するには展望台からの眺望が最適です。特に夜間ライトアップされた雪像群は、展望台から見下ろす夜景と相まって幻想的な美しさを創り出します。
雪化粧した札幌市街地 雪化粧した札幌市街地は、まるでおとぎの国のような美しさです。屋根に積もった雪が創り出す統一感のある景観は、雪国ならではの美しさを表現しています。
白銀の世界に映える家々の灯りは温かく、厳寒の中でも人々の暮らしが営まれている様子に心が温まります。街路樹に積もった雪が創り出すオブジェのような美しさも、冬の札幌の魅力の一つです。
夜景観光の魅力とベストタイム
日本新三大夜景の特等席
さっぽろテレビ塔からの夜景は、2015年に「日本新三大夜景」に認定された札幌市の夜景を代表するビューポイントです。神戸、長崎と並んで認定された札幌の夜景は、都市部の光と自然が調和した美しさが高く評価されています。
夜景の特徴と美しさ 札幌の夜景の最大の特徴は、碁盤目状に整然と配置された街路の光が創り出す幾何学的な美しさです。明治時代の札幌開拓時に計画された都市設計が、現代の夜景として美しく表現されています。
また、周辺を山々に囲まれた盆地という地形的特徴により、夜景全体が自然の額縁に収まったような構図となり、他の都市では見ることのできない独特の美しさを演出しています。
夜景観賞のベストタイム
マジックアワー(日没30分後)が最美 夕日が完全に沈んだ後、空がまだ明るさを残している時間帯が、最も美しい夜景を楽しめる「マジックアワー」です。街の灯りと空の明るさのバランスが絶妙で、写真撮影にも最適な時間帯となります。
季節別のマジックアワー目安時間:
- 夏季(6-8月):19:30~20:00
- 春秋季(4-5月、9-10月):18:30~19:00
- 冬季(11-3月):17:00~17:30
完全な夜景の魅力 営業終了間際の22:00頃には、住宅街の灯りが減り、主要道路や商業施設の光が際立つようになります。札幌市の都市構造がより鮮明に浮かび上がり、昼間とは全く違った表情を見せてくれます。
冬季夜景の特別な美しさ 冬季は空気が澄んでいるため、夜景がより鮮明に見えます。また、雪の反射効果により、街全体がより明るく幻想的に見えるのも冬の夜景の特徴です。ホワイトイルミネーション期間中は、通常の夜景にイルミネーションの光が加わり、一年で最も美しい夜景を楽しむことができます。
夜景撮影のコツとマナー
撮影技術のポイント 展望台では三脚の使用が制限されている場合があるため、手ぶれ補正機能付きのカメラやスマートフォンの利用がおすすめです。展望台の手すりや窓枠を利用し、安定させた撮影が重要です。
夜景撮影では、カメラの設定を「夜景モード」にするか、マニュアル設定でISO感度を上げることで美しい写真が撮影できます。また、連写機能を使用することで、手ぶれのない1枚を確実に撮影できます。
撮影マナーの重要性 展望台は多くの観光客が利用する共用スペースです。撮影時は他の来場者の迷惑にならないよう配慮し、長時間の占有は避けましょう。また、フラッシュ撮影は窓ガラスへの反射により美しい夜景が台無しになるため、フラッシュは必ずオフにしてください。
季節別おすすめ観光プランの提案とイベント情報
春の観光プラン(4月~5月)
桜観賞ベストプラン 4月下旬から5月上旬のゴールデンウィーク期間中が、札幌の桜観賞に最適な時期です。まずはさっぽろテレビ塔から市内全体の桜の開花状況を確認し、その後円山公園や中島公園での地上からの花見を楽しむプランがおすすめです。
おすすめ訪問時間
- 午後14:00~16:00:桜が最も美しく映える午後の日差し
- 早朝8:00~10:00:人が少なく、静かに桜を楽しめる時間帯
春のイベント
- さっぽろライラックまつり(5月中旬~下旬)
- 大通公園花壇コンクール(5月下旬)
- ゴールデンウィーク特別展示
夏の観光プラン(6月~8月)
YOSAKOIソーラン祭り観賞プラン(6月上旬) 日本最大級の踊りの祭典であるYOSAKOIソーラン祭りでは、まず展望台から各会場の全体像を把握することをおすすめします。メイン会場の配置や人の流れを理解してから地上に降りることで、より効率的に祭りを楽しめます。
ビアガーデン&夜景プラン(7月下旬~8月中旬) 17:00頃から大通ビアガーデンで北海道グルメとビールを楽しんだ後、19:30頃のマジックアワーに合わせてテレビ塔を訪問するプランです。ビアガーデンの賑わいを上空から見下ろしながら、札幌の夏の夜を満喫できます。
夏のイベント
- 大通ビアガーデン(7月下旬~8月中旬)
- さっぽろ夏まつり(7月中旬~8月中旬)
- 七夕装飾展示(7月上旬)
秋の観光プラン(9月~11月)
紅葉狩り特別プラン(10月中旬~下旬) 札幌の紅葉は本州より早く、10月中旬がピークとなります。朝10:00~11:00の柔らかな光で照らされた紅葉が最も美しく見える時間帯です。中島公園や円山公園での紅葉狩りと合わせて、テレビ塔から札幌市全体の秋の彩りを楽しめます。
さっぽろオータムフェスト連動プラン(9月中旬~10月上旬) 北海道各地の美味しい食材が集まるオータムフェストの会場全体を上空から見渡した後、実際に会場で北海道グルメを味わうプランです。どのブースが人気なのか、どこが空いているのかを事前に把握できるメリットがあります。
秋のイベント
- さっぽろオータムフェスト(9月中旬~10月上旬)
- 芸術の秋特別展示(10月~11月)
- ハロウィン装飾(10月下旬)
冬の観光プラン(12月~3月)

ホワイトイルミネーション特別プラン(11月下旬~2月中旬) 16:30頃に展望台を訪問し、イルミネーション点灯前の薄明りの中の景色から、完全にライトアップされた夜景まで楽しむプランです。約2時間かけてゆっくりと変化する光の世界を堪能できます。
雪まつり完全攻略プラン(2月上旬) さっぽろ雪まつり期間中は、まずテレビ塔から雪像の全体配置と規模を確認することを強くおすすめします。大雪像の迫力と精巧さは上空からでなければ理解できません。また、各会場の混雑状況も把握できるため、効率的な見学ルートを計画できます。
冬のイベント
- さっぽろホワイトイルミネーション(11月下旬~2月中旬)
- さっぽろ雪まつり(2月上旬)
- クリスマス特別ライトアップ(12月)
- 年末年始特別営業(12月31日~1月3日)
アクセス情報と周辺観光スポット
詳細アクセス情報
電車・地下鉄でのアクセス
最寄り駅:大通駅(地下鉄南北線/東豊線/東西線)
大通駅27番出口→さっぽろテレビ塔(徒歩約5分)
新千歳空港から
- JR快速エアポート+地下鉄:新千歳空港→札幌駅(約37分)→大通駅(約3分)
JR札幌駅から
- 地下鉄南北線/東豊線:札幌駅→大通駅(1駅3分)
- 徒歩:札幌駅→大通駅(約15分、地下歩行空間利用可)
市内各地から
- 地下鉄東西線:宮の沢方面・新さっぽろ方面→大通駅
- 地下鉄南北線:麻生方面・真駒内方面→大通駅
- 地下鉄東豊線:栄町方面・福住方面→大通駅
バスでのアクセス
- 札幌駅前バスターミナルから各路線バス:「大通西1丁目」下車徒歩1分
- 新千歳空港からリムジンバス:「大通公園」下車徒歩3分
- すすきのから:市電「西4丁目」下車徒歩3分

自動車でのアクセス
- 道央自動車道札幌IC:約20分
- 道央自動車道札幌北IC:約20分
- 札幌市内主要道路からのアクセスは良好
駐車場情報 周辺には複数の有料駐車場がありますが、特に冬季やイベント開催時は混雑するため、公共交通機関の利用を強く推奨します。
- 大通地下駐車場(徒歩3分)
- NPC24H大通公園駐車場(徒歩2分)
- 三井のリパーク各所(徒歩5分圏内に複数)
徒歩圏内の主要観光スポット

札幌市時計台(徒歩約8分) 正式名称「旧札幌農学校演武場」は、1878年建設の歴史ある建造物です。クラーク博士で有名な札幌農学校の遺構として、国の重要文化財に指定されています。
館内では札幌の開拓史や農学校の歴史を学ぶことができ、2階のホールでは定期的に演奏会も開催されています。「Boys, be ambitious!」で有名なクラーク博士の精神を感じられる貴重なスポットです。

札幌市役所本庁舎19階展望回廊(徒歩約7分) 無料で利用できる展望施設として市民に親しまれています。さっぽろテレビ塔とはまた違った角度から札幌市街地を眺めることができ、比較して楽しむのもおすすめです。
北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)(徒歩約10分) 1888年建設の美しいネオ・バロック様式の建築物で、北海道の象徴的な建物の一つです。現在は北海道立文書館として利用され、北海道の歴史と文化を学ぶことができます。

狸小路商店街(徒歩約10分) 北海道最大の商店街で、約200店舗が軒を連ねます。明治6年開業の歴史ある商店街で、札幌グルメやお土産選びに最適なスポットです。アーケードがあるため、天候に関わらず買い物を楽しめます。
すすきの(徒歩約12分) 日本有数の歓楽街で、ジンギスカンやカニ料理、海鮮料理など北海道グルメの名店が集まります。テレビ塔観光後の夕食場所として多くの観光客に利用されています。
中島公園(徒歩約15分) 札幌市中心部にある都市公園で、豊平館や八窓庵などの歴史的建造物もあります。四季を通じて美しい景色を楽しめ、特に秋の紅葉は見事です。
周辺のグルメスポット
札幌グルメの聖地 さっぽろテレビ塔周辺は、札幌グルメを代表する料理を楽しめるレストランが集中しています。
スープカレー専門店 札幌発祥のスープカレーは、野菜たっぷりでヘルシーな料理として人気があります。大通公園周辺には老舗から新進気鋭の店まで多数あり、それぞれ独自のスパイス使いで個性的な味を楽しめます。
ジンギスカン専門店 北海道名物のジンギスカンも、テレビ塔徒歩圏内で本格的な味を楽しめます。生ラム肉の臭みのない美味しさは、北海道旅行の思い出に残ることでしょう。
海鮮料理店 北海道の豊富な海の幸を活かした海鮮料理店も数多くあります。カニ、ウニ、イクラ、ホタテなど、本場の新鮮な海産物を使った料理は格別の美味しさです。
ラーメン店 札幌ラーメンの味噌、塩、醤油を代表する名店も周辺に点在しています。特に味噌ラーメンは札幌が発祥地とされ、地元の人々にも愛され続ける味を堪能できます。
基本情報(料金・営業時間・設備)

入場料金
年齢区分 | 通常料金 | 団体料金(15名以上) | 年間パスポート |
---|---|---|---|
大人(高校生以上) | 1,000円 | 700円 | 2,000円 |
小学生・中学生 | 500円 | 400円 | N/A |
未就学児 | 無料 | N/A |
営業時間
通常営業
- 9:00~22:00(最終入場21:50)
季節変動
- ゴールデンウィーク、夏休み期間:営業時間延長の場合あり
- 年末年始:特別営業時間設定
- さっぽろ雪まつり期間中:営業時間延長
休館日
- 年中無休(設備メンテナンスによる臨時休館あり)
施設設備
バリアフリー対応
- エレベーター:1階から展望台まで直通
- 車椅子対応:展望台内は段差なし、車椅子での移動可能
- 多目的トイレ:館内に設置
- 車椅子貸出:受付にて無料貸出可能
その他設備
- お土産ショップ:展望台内および3階に設置
- 休憩スペース:展望台内にベンチ設置
- 写真撮影サービス:記念撮影サポートあり
- Wi-Fi:館内無料Wi-Fi完備
- コインロッカー:1階に設置
割引情報と特典サービス
札幌市民限定特典
札幌市民バースデー特典 札幌市にお住まいの方限定で、誕生日前後3日間(誕生日を含む計7日間)に展望台入場料が完全無料になる特典があります。さらにテレビ塔からのささやかなプレゼントも用意されており、札幌市民には非常にお得なサービスです。
- 対象:札幌市民(住所確認書類の提示が必要)
- 期間:誕生日前後3日間(計7日間)
- 特典:展望台入場料無料+記念品プレゼント
- 利用制限:期間中1回のみ、本人のみ
その他の割引制度
HISクーポン
- 割引額:10%割引(最大100円割引)
- 特典:テレビ塔オリジナルピンバッジプレゼント
- 利用方法:HISクーポンサイトから印刷持参
タイムズクラブ会員特典
- 割引額:10%割引
- 年会費:無料
- 利用方法:会員証提示
JAF会員特典
- 割引額:10%割引
- 利用方法:JAF会員証提示
- 同伴者:最大5名まで同割引適用
学校・教育関連割引
修学旅行・校外学習特典
- 対象:小学校、中学校、高等学校の教育活動
- 割引内容:団体料金からさらに割引
- 特典:教育用資料の無料配布
お得にさっぽろテレビ塔を楽しむ方法
じゃらん遊び体験予約のメリット
さっぽろテレビ塔をより便利でお得に楽しみたい方には、じゃらん遊び体験での事前予約をおすすめします。
じゃらん予約の4つの大きなメリット
1. 利用金額に応じた段階的クーポン活用 じゃらんでは利用金額に応じて使えるクーポンが用意されており、2,000円以上の利用で200円OFFクーポンなど、金額により最大で2,000円OFFになるクーポンが利用できます。家族やグループでの複数枚購入、または札幌での他の遊び体験と合わせて予約することで、より高額なクーポンの利用が可能になります。
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2. 定期的な大型キャンペーン 毎月20日から29日までの「じゃらんのお得な10日間」では、最大10,000円OFFの大型クーポンが配布されます。また、年5回開催される「じゃらんスペシャルウィーク」では最大6,000円分の割引クーポンが利用できます。また、「じゃらんスペシャルウィーク」版の割引入場券が出る時もあるので、要チェックです。
3. Pontaポイントの二重取り じゃらんでの予約でPontaポイントが貯まり、さらにクレジットカード決済でカードのポイントも獲得できるため、ポイントの二重取りが可能です。
4. 24時間いつでも予約可能 オンライン予約なので、深夜や早朝でも思い立った時にすぐ予約できます。現地での待ち時間も短縮できるため、観光時間を有効活用できます。
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さっぽろテレビ塔は、67年の歴史を持つ札幌のシンボルタワーとして、四季折々の絶景と札幌市街地のパノラマビューを提供し続けています。展望台からの360度の眺望、日本新三大夜景の美しさ、季節ごとに変化する大通公園の景色は、札幌旅行の忘れられない思い出となることでしょう。
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