昭和記念公園の紅葉完全ガイド|見頃時期・ライトアップ・アクセス情報

本記事にはプロモーションが含まれています。
東京都 昭和記念公園
  • URLをコピーしました!

東京都心から電車で約45分。立川市と昭島市にまたがる国営昭和記念公園は、都内でも屈指の紅葉スポットとして知られています。約180ヘクタールの広大な敷地に広がる黄金のイチョウ並木や、約300本のカエデが彩る日本庭園は、毎年多くの来園者を魅了しています。

目次

秋の昭和記念公園が選ばれる理由

都内で本格的な紅葉を楽しみたいと思っても、「人混みが心配」「アクセスが不便」「見どころがわかりにくい」といった悩みを抱える方は少なくありません。週末に家族で出かけたいファミリー層や、落ち着いたデートを楽しみたいカップルにとって、広さと美しさを兼ね備えた紅葉スポットは貴重な存在です。

昭和記念公園は、そうした課題を解決できる理想的な紅葉名所といえます。東京ドーム約39個分という圧倒的な広さを誇るため、紅葉シーズンのピーク時でも混雑を気にせずゆったりと散策を楽しむことが可能です。園内には5つの入口があり、目的に応じて最適なルートを選べるのも大きな魅力です。

昭和記念公園の魅力

四季を通じて楽しめる国営公園

昭和記念公園は、昭和天皇御在位50年記念事業の一環として、米軍立川飛行場跡地に建設された国営公園です。1983年の開園以来、段階的に施設が整備され、現在では計画面積約180ヘクタールのうち約169ヘクタールが供用されています。

春には約1,500本の桜が咲き誇り、お花見の名所として人気を集めます。初夏にはネモフィラやポピーが一面に広がる花畑が訪れる人々を魅了します。そして秋には、園内各所で紅葉と黄葉が織りなす絶景が広がります。冬は落ち着いた雰囲気の中で静かに散策を楽しめる穴場シーズンとなっています。

レインボープールは閉鎖しました

なお、夏のレジャースポットとして長年親しまれてきた「レインボープール」は、施設の老朽化により2020年から営業を中止し、2023年に正式に営業終了が発表されました。1985年のオープンから約38年の歴史に幕を閉じ、現在は解体工事が進められています。

レインボープールがあった「水のゾーン」エリアは今後再整備される予定で、民間事業者のアイデアも募りながら新たな施設の検討が進められています。プール施設の復活を期待する声も多く寄せられていますが、具体的な計画はまだ発表されていません。

「昭和記念公園 プール」「レインボープール 営業」などで検索される方もいらっしゃいますが、現時点では水遊びができる施設は運営されていませんのでご注意ください。夏のレジャーをお考えの方は、広大な芝生広場でのピクニックや、サイクリング、バーベキューガーデンの利用をおすすめします。

子連れファミリーに優しい充実の施設

小さなお子様連れのファミリーには特におすすめです。園内には大型遊具が設置された「わんぱくゆうぐ」や「こどもの森」があり、思い切り体を動かして遊ぶことができます。無料でベビーカーの貸し出しもあり、広い園内でも安心して移動できます。

授乳室や多目的トイレも各所に完備されており、男性用トイレにもベビーシートが設置されているため、パパも安心です。売店やレストランも充実しているので、手ぶらで訪れても一日中快適に過ごせる環境が整っています。

園内はバリアフリー化されており、車椅子やベビーカーでも移動しやすい設計です。また、お弁当などの持ち込みも可能なので、芝生広場やベンチでピクニックを楽しむこともできます。ただし、バーベキューは指定エリア以外では禁止されていますのでご注意ください。

カップルのデートスポットとしても最適

落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと二人の時間を過ごしたいカップルにも、昭和記念公園は理想的なデートスポットです。特に秋のライトアップ期間は、幻想的な雰囲気の中でロマンチックな時間を過ごすことができます。

レンタサイクルを利用すれば、広い園内を効率よく巡ることができます。2人乗りのタンデム自転車もレンタル可能で、二人だけの特別な体験を楽しめます。

紅葉・黄葉の見どころエリア

昭和記念公園の紅葉・黄葉は、エリアごとに異なる魅力を持っています。各スポットの特徴を押さえて、効率的に園内を巡りましょう。

カナールイチョウ並木

立川口から入園してすぐ目に飛び込んでくるのが、全長約200メートルのカナールです。造園用語で「細長い直線水路」を意味するカナールには、大小5つの噴水があり、その両側に合計106本のイチョウが左右対称に2列ずつ植栽されています。

このイチョウは米軍基地時代に植栽されたものを移植したもので、開園以来40年以上の歳月を経て見事な黄金の回廊へと成長を遂げました。航空法による高さ制限のため、意図的に視線を下げさせる「サンクンガーデン形式」が採用されており、噴水の水面に映る黄葉のリフレクションが美しい景観を生み出しています。

見頃時期: 11月上旬〜中旬
本数: イチョウ106本
特徴: 幾何学的な空間美と水面に映る黄葉

2025年のライトアップイベント「秋の夜散歩」では、カナールも新たにライトアップ会場として加わり、鮮やかな黄色と白色のライティングで演出されます。

かたらいのイチョウ並木

園内で最も人気の高い紅葉スポットが、全長約300メートルの「かたらいのイチョウ並木」です。98本のイチョウが頭上を覆うように枝を伸ばし、黄金色のトンネルを作り出します。

カナールのイチョウとは異なり、航空制限がないエリアのため、イチョウ本来の自然樹形が特徴です。地面に高低差があることで奥行きのあるダイナミックな景観が生まれ、視界が黄金色に埋め尽くされる晩秋の光景は圧巻です。

見頃時期: 11月中旬〜下旬
本数: イチョウ98本
特徴: 自然樹形による黄金のトンネルと直線美

ライトアップ時には、光と音楽が連動する演出が約30分サイクルで行われ、リズミカルに変化する空間を楽しむことができます。落ち葉が積もった黄色い絨毯の上を歩く体験も、この時期ならではの贅沢です。

日本庭園

昭和記念公園の中央に位置する日本庭園は、約6ヘクタールの広さを誇る池泉回遊式庭園です。1997年にオープンし、2004年には盆栽苑が増設されました。

庭園内には約300本のカエデ類が植栽されており、紅葉シーズンには赤や黄色、オレンジのグラデーションが池の水面に映り込む美しい光景を楽しめます。清池軒周辺のモミジは特に色鮮やかで、11月中旬から見頃を迎えます。

見頃時期: 11月中旬〜12月初旬
本数: カエデ類約300本
特徴: 池泉回遊式庭園での和の趣

日本庭園には盆栽苑もあり、見事な枝ぶりの盆栽が展示されています。大人二人がかりで抱えるような大きな盆栽もあり、青々とした竹林を背景にした展示空間は一見の価値があります。

夜間のライトアップでは、水面に映る夜の庭園美を堪能できます。2025年は和傘のオブジェも設置され、写真撮影スポットとしても人気です。ただし、日本庭園のライトアップ観賞には、入園料とは別に観賞券が必要となりますのでご注意ください。

その他の紅葉スポット

水鳥の池周辺

レンタルボートで池を巡りながら紅葉を楽しむことができるエリアです。ローボートやサイクルボートに乗って水上から眺める紅葉は、また違った趣があります。池の名前の通り、多くの水鳥が泳ぐ姿も観察できます。

こどもの森

紅葉シーズン終盤の12月上旬〜中旬にかけて、メタセコイアの紅葉が見頃を迎えます。星のピラミッド周辺では、赤銅色に染まったメタセコイアとボートハウス前のオレンジ色の水辺の景色が楽しめます。

こもれびの丘

雑木林の中で落ち葉を踏みしめながら散策できるエリアです。コナラやクヌギの紅葉が12月上旬まで楽しめ、静かな森の中でゆったりとした時間を過ごせます。

紅葉の見頃時期とライトアップ情報

紅葉の見頃予想

昭和記念公園の紅葉・黄葉は、エリアによって見頃時期が異なります。その年の気候によって前後する可能性があるため、訪問前に公式サイトの「花だより」で最新の紅葉状況を確認することをおすすめします。

  • カナールイチョウ並木: 11月上旬〜中旬
  • かたらいのイチョウ並木: 11月中旬〜下旬
  • 日本庭園: 11月中旬〜12月初旬
  • こどもの森(メタセコイア): 12月上旬〜中旬

黄葉・紅葉まつり2025

開催期間: 2025年10月30日(木)〜11月30日(日)
開園時間: 9:30〜16:30(通常期間)

期間中は園内各所で紅葉・黄葉を楽しむことができ、様々なイベントも開催されます。

秋の夜散歩2025(ライトアップイベント)

2025年で6回目を迎える「秋の夜散歩」は、昭和記念公園の秋の風物詩となっています。

開催期間: 2025年10月30日(木)〜11月30日(日)
点灯時間: 16:30〜20:30(閉園21:00)
ライトアップ会場: かたらいのイチョウ並木、日本庭園、カナール(2025年新規追加)

雨天時でも入園は可能ですが、紅葉鑑賞には晴天が理想的です。ライトアップは荒天時中止となる場合があります。

かたらいのイチョウ並木・カナール

公園入園料のみで観賞可能です。夜間の入退園は「西立川口」および「立川口」(11月2日〜4日、11月9日〜12月1日)から可能です。

日本庭園ライトアップ

日本庭園のライトアップ観賞には、入園料とは別に「日本庭園ライトアップ観賞券」が必要です。

観賞券料金:

  • 大人: 月〜木曜 1,100円、金〜日曜・祝日 1,200円
  • 小中学生: 600円
  • 未就学児: 無料

事前にWEBで予約購入することができます。WEB券の予定枚数が完売した場合、窓口での販売は行われませんのでご注意ください。

注意事項:

  • 10月30日(木)と31日(金)は公園入園料のみで日本庭園を観賞できます
  • 日中から日本庭園を観賞する場合、16:00までに一度退場し、再開門を待つ必要があります
  • 夜間は指定箇所以外での三脚使用は禁止(一脚は利用可能)

園内での食事・休憩スポット

広い園内を散策する際には、適度な休憩が大切です。昭和記念公園には、レストランやカフェが複数あり、それぞれ特徴的なメニューを提供しています。

ふれあい広場レストラン〜FOGLIA Botanical Park Cafe〜

植物園をイメージした開放的なレストランで、パスタやピザなどの本格的な食事を楽しむことができます。テント席もあり、天気の良い日には外の空気を感じながら食事ができます。

年間パスポート提示で、1,000円以上の食事利用時にコーヒーまたはソフトドリンク1杯のサービスがあります。

ぎんなん茶屋

立川ゲート入ってすぐ、イチョウ並木の手前にあるカフェです。パニーニ、パスタ、ピザといった軽食のほか、挽きたてのコーヒーや北海道ソフトクリームを提供しています。

パニーニの生地は発酵から焼き上げまで全て店内仕込みというこだわりで、ビールとの相性も抜群です。散策の休憩スポットとして気軽に利用できます。

総合案内所カフェ

総合案内所内にあるカフェでは、ドリンクやソフトアイスを販売しています。挽きたてのコーヒーで一息つくのにちょうど良いスポットです。園内で利用できるおもちゃやレジャーシートの販売もあります。

その他の売店

園内には約10箇所の売店があり、お菓子や飲み物、軽食、ビールなどを購入できます。紅葉ライトアップ期間中は、一部の売店が20:30まで営業時間を延長し、キャンプファイヤーでマシュマロを焼けるコーナーなども登場します。

入園料や売店での支払いには、各種キャッシュレス決済が利用できます(一部施設を除く)。

アクティビティで園内を楽しむ

レンタサイクル

広大な園内を効率よく巡るには、レンタサイクルの利用がおすすめです。

料金:

  • 大人: 3時間600円(超過料金30分ごとに100円)
  • 中学生以下: 3時間350円(超過料金30分ごとに50円)
  • タンデム(2人乗り特殊自転車): 3時間1,500円(超過料金30分ごとに200円)

貸出場所: 立川口・西立川口・砂川口サイクルセンター
貸出時間: 9:30〜閉園1時間前まで
返却時間: 閉園30分前までに貸出したサイクリングセンターへ

園内にはサイクリング専用コースが整備されており、安全に自転車で移動できます。カップルならタンデム自転車で二人だけの時間を楽しむのも素敵な体験です。

パークトレイン

園内の主要施設を結ぶパークトレインは、歩くのが大変な方や小さなお子様連れのファミリーに便利です。

料金:

  • 大人(15歳以上): 1回400円、一日フリーパス600円
  • 中学生以下(4歳以上): 1回200円、一日フリーパス600円
  • 65歳以上: 1回400円、一日フリーパス500円

車椅子やベビーカーは折りたたんで乗車可能です。車椅子は1台につき1台まで、乗ったままの乗車もできます。

運行ルートや時刻表は季節や曜日によって異なるため、各停留所の掲示を確認してください。混雑時は発車時間の遅れや待ち時間が長くなる場合があります。

ボート

水鳥の池では、ローボートやサイクルボートをレンタルして水上散策を楽しめます。

料金:

  • ローボート(3人乗): 60分800円(超過料金5分以降30分ごとに400円)
  • サイクルボート(2人乗): 30分800円(超過料金5分以降30分ごとに800円)

営業時間: 9:30〜閉園30分前(貸出受付は閉園1時間前)まで
休業期間: 12月〜3月第1日曜は土日祝日のみ営業

紅葉を水上から眺める特別な体験ができます。

スポーツ施設

園内にはフットサルコートやディスクゴルフ場、バーベキューガーデンなど、アクティブに楽しめる施設も充実しています。バーベキューガーデンは事前予約制で、手ぶらでも楽しめるプランがあります。

入園料金・年間パスポート

入園料

入園料を支払えば当日に限り再入園が可能です。一度退園する際には、ゲートスタッフへ声をかけて再入園券を受け取ってください。

区分通常料金団体料金2日間通し券年間パスポート
大人(高校生以上)450円290円500円4,500円
シルバー(65歳以上)210円210円250円2,100円
小人(中学生以下)無料無料無料無料
国営昭和記念公園の入園料金 (2025年10月現在)

※団体は小学生以上20人以上で適用
※65歳以上の方は年齢証明書の提示が必要な場合があります
※障害者手帳等をお持ちの方は本人と付添人1名が入園料・駐車料無料

年間パスポートの特典

年間パスポートは発行日から1年間、本人に限り何度でも入園できるお得なパスポートです。大人の場合、通常入園料450円の10回分で元が取れる計算です。

特典内容:

  • 全国の国営公園(有料12公園)への無料入園
  • 駐車料金割引(普通車900円→800円、二輪車250円→200円)
  • レストランでのサービス(飲食利用時にドリンク1杯サービス)

販売場所: 立川口・西立川口・砂川口の各ゲート
申込方法: 本人が窓口で申込書に記入し、顔写真撮影(無料)

年間パスポートは昭和記念公園だけでなく、滝野すずらん丘陵公園、みちのく杜の湖畔公園、ひたち海浜公園など全国の有料国営公園でも利用可能です。他の国営公園もよく訪れる方には特にお得です。

お得なセット券

昭和天皇記念館セット券:

  • 一般(個人): 760円(記念館のみ510円)
  • 大学生・高校生(個人): 630円(記念館のみ300円)

公園入園とみどりの文化ゾーン内にある昭和天皇記念館の入館がセットになったお得な券です。公園入園は購入日当日限り、記念館入館は購入日より3ヶ月間有効です。

多摩モノレールセット券:

  • 高校生以上: 920円(別購入の場合1,340円)

多摩モノレール全駅の券売機で購入できます。公園入園券と多摩モノレール1日乗車券がセットになったお得な券です。

項目内容
施設名国営昭和記念公園
所在地東京都立川市緑町3173(立川市・昭島市にまたがる)
開園時間【3月〜10月】9:30〜17:00<br>【11月〜2月】9:30〜16:30<br>【4月〜9月の土日祝】9:30〜18:00<br>※みどりの文化ゾーン(無料エリア)は8:30開園
休園日年末年始(12月31日・1月1日)<br>2月の第4月曜日とその翌日
入園料大人450円、中学生以下無料、シルバー(65歳以上)210円
駐車場あり(立川口・西立川口・砂川口)<br>普通車900円、二輪車250円<br>※料金は公式サイトで最新情報を確認してください
公式サイトhttps://www.showakinen-koen.jp/
問い合わせ国営昭和記念公園管理センター TEL: 042-528-1751

アクセス方法

電車でのアクセス

昭和記念公園には5つの入口があり、それぞれ最寄り駅が異なります。目的のエリアに近い入口を選ぶことで、効率的に園内を巡ることができます。

立川口(おすすめ)

  • 最寄り駅: JR中央線「立川駅」北口、多摩モノレール「立川北駅」
  • 徒歩: 約10分
  • 近いスポット: カナールイチョウ並木、花の丘、総合案内所、レストラン
  • 特徴: 最もメジャーな入口。紅葉シーズンはカナールのイチョウ並木がすぐ楽しめます

西立川口

  • 最寄り駅: JR青梅線「西立川駅」
  • 徒歩: 約2分
  • 近いスポット: 水鳥の池、日本庭園、こどもの森
  • 特徴: 駅から最も近い入口。ライトアップ期間の夜間入園に便利

あけぼの口

  • 最寄り駅: JR中央線「立川駅」北口
  • 徒歩: 約13分
  • 近いスポット: わんぱくゆうぐ、こどもの森
  • 特徴: 子連れファミリー向けの遊具エリアに近い

昭島口

  • 最寄り駅: JR青梅線「東中神駅」
  • 徒歩: 約10分
  • 近いスポット: スポーツエリア、わんぱくゆうぐ
  • 特徴: スポーツ施設を利用する場合に便利

砂川口

  • 最寄り駅: 西武拝島線「武蔵砂川駅」
  • 徒歩: 約20分
  • 近いスポット: こもれびの丘、バーベキューガーデン
  • 特徴: バーベキューやドッグラン利用に便利

都心からのアクセス例:

  • 新宿駅からJR中央線特快で「立川駅」まで約35分
  • 東京駅からJR中央線快速で「立川駅」まで約55分

車でのアクセス

中央自動車道から:

  • 国立府中ICから約8km(約20分)

駐車場:

  • 立川口駐車場: 約1,755台
  • 西立川口駐車場: 約345台
  • 砂川口駐車場: 約431台

駐車場は予約制ではなく、先着順となります。駐車料金は時期や曜日によって変動する場合があるため、訪問前に公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。紅葉シーズンの週末や祝日は混雑が予想されるため、午前中早めの到着、できれば開園時刻(9:30)前に到着するのが理想的です。

紅葉観賞の注意点とおすすめの服装

服装のポイント

11月の立川・昭島エリアの気温は、日中15〜20度前後、朝晩は10度を下回ることもあります。特にライトアップ観賞の場合は、日没後かなり冷え込みますので、しっかりとした防寒対策が必要です。

  • 日中の散策: 長袖シャツに薄手の上着があれば快適
  • 夜間のライトアップ: ダウンジャケットやコートが必要
  • 足元: 歩きやすいスニーカーや運動靴がおすすめ
  • 持ち物: マフラー、手袋、カイロがあると安心

園内は非常に広く、たくさん歩くことになるため、履き慣れた歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。

混雑を避けるコツ

紅葉シーズンのピーク(11月中旬の週末・祝日)は多くの来園者で賑わいます。混雑を避けたい場合は、以下のポイントを参考にしてください。

  • 平日の午前中: 最も空いている時間帯
  • 開園直後(9:30): 駐車場も確保しやすい
  • 見頃前半: 11月上旬は比較的空いています
  • 夕方以降: 日中の混雑が落ち着き始める時間帯

ライトアップ期間中は、17:00〜18:00頃に日中の来園者と夜間の来園者が重なるため、混雑のピークとなります。

撮影のポイント

美しい紅葉の写真を撮影したい方へのアドバイスです。

カナール:

  • 順光の午前中がおすすめ
  • 水面のリフレクションを入れた構図が定番
  • 噴水が稼働している時間帯を狙う

かたらいのイチョウ並木:

  • 両端から中央に向かって撮影すると奥行きが出る
  • 落ち葉が積もった地面を入れるとより印象的
  • ライトアップは三脚使用不可(一脚はOK)

日本庭園:

  • 池に映る紅葉を狙う
  • 建物と紅葉を組み合わせた和の構図
  • 早朝は人が少なく撮影しやすい

ペット同伴について

昭和記念公園はペット同伴での入園が可能です(一部エリアを除く)。

ルール:

  • リードは2m以内に保つ
  • 排泄物は必ず持ち帰る
  • 日本庭園など一部エリアは入場不可
  • ドッグランの利用には「わんパス」(年間300円)の登録が便利

入園時に「ペット同伴誓約書」への記入が必要です。愛犬と一緒に紅葉散策を楽しめるのも、昭和記念公園の魅力の一つです。

周辺の観光スポット

昭和記念公園を訪れた際には、周辺の観光スポットにも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

昭和天皇記念館

公園内のみどりの文化ゾーンにある記念館で、昭和天皇の生涯と昭和の時代を振り返ることができます。セット券の利用がお得です。

IKEA立川

立川駅から徒歩圏内にあるIKEA立川では、北欧家具の買い物やレストランでのスウェーデン料理を楽しめます。公園散策の前後に立ち寄るのに便利です。

ららぽーと立川立飛

立川エリア最大級のショッピングモールで、ファッション、グルメ、エンターテインメントが集結しています。公園で自然を満喫した後のショッピングに最適です。

モリパーク アウトドアヴィレッジ

昭島駅北口に隣接するアウトドア専門の商業施設です。アウトドアブランドのショップやレストランが並び、アクティブな一日を演出できます。

まとめ:東京屈指の紅葉名所で秋を満喫

国営昭和記念公園は、都心から1時間圏内でアクセスできる、東京を代表する紅葉・黄葉スポットです。約180ヘクタールの広大な敷地に広がる黄金のイチョウ並木や、池に映る日本庭園の紅葉は、毎年多くの来園者を魅了しています。

2025年の「秋の夜散歩」では、新たにカナールもライトアップ会場に加わり、より充実した夜間観賞が楽しめるようになりました。幻想的にライトアップされたイチョウ並木の下を歩く体験は、秋ならではの特別な時間となるでしょう。

園内には充実した施設が整っており、小さなお子様連れのファミリーから、落ち着いたデートを楽しみたいカップル、写真撮影を楽しみたい方まで、それぞれのスタイルで紅葉を満喫できます。レンタサイクルやパークトレインを活用すれば、広い園内を効率的に巡ることができます。

見頃のピークは11月中旬から下旬ですが、時期によって異なるエリアの紅葉を楽しめるため、何度訪れても新しい発見があります。この秋は、昭和記念公園で都会の喧騒を忘れ、美しい紅葉に包まれる贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

事前に公式サイトで最新の紅葉状況やイベント情報を確認し、計画的に訪問することで、より充実した紅葉観賞が楽しめます。ライトアップ期間の日本庭園観賞券は事前予約がおすすめです。

昭和記念公園で、東京の秋を存分にお楽しみください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次