和歌山県にあります「丹生酒殿神社」をご存じですか?ひっそりと佇む神社ではあるのですが、イチョウが見頃になる頃にはライトアップなども行われていますし、落ち着いて参拝することができる穴場神社です。そこで今回は和歌山の丹生酒殿神社について詳しくご紹介していきます。
和歌山の丹生酒殿神社をご紹介
みなさんは和歌山県にある「丹生酒殿神社」へ足を運んだことがありますか?和歌山県内でも有名な神社というわけではないですので、知る人ぞ知る神社として昔から地元の方々を中心に愛されています。そんな丹生酒殿神社ですが、実はイチョウスポットとして人気になっていて、イチョウシーズンにはライトアップなども行われています。
そこで今回は和歌山県にあります「丹生酒殿神社」についてご紹介するだけではなく、イチョウを楽しみたい方におすすめの情報などもご紹介していきます。イチョウの見頃などもお伝えしていきますので、ぜひ参考にして美しいイチョウを楽しんでみましょう。
丹生酒殿神社とは
丹生酒殿神社のイチョウについてご紹介していく前に、丹生酒殿神社がどんな神社なのかについてご紹介していきます。そもそも丹生酒殿神社は天照大神の妹君として知られる丹生都比売命(にゅうつひめのみこと)など、複数の神様を祀っている神社になっています。
昭和10年には上天野村官幣大社丹生都比賣神社の攝社として合併などもしたのですが、戦後に独立していて現在の神社の姿へと変化しています。高野山の麓や、紀の川のほとりにある神社ですので、観光スポットとして有名になっているわけでもないですし、アクセスも特別便利な場所にあるという神社ではないのです。
社殿の裏には鎌八幡宮もありますので、丹生酒殿神社を参拝される際には鎌八幡宮にも立ち寄ってみるのがおすすめになっています。この鎌八幡宮はイチイガシの大木をご神木として祀っていて、そのイチイガシの大木に鎌を打ち込んでいきます。打ち込んだ鎌が抜け落ちることがなかったら願いが叶うという言い伝えのある神社になっています。
全国にさまざまな神社がありますが、鎌を大木に打ち込んでいく神社などはあまりないですし、珍しい光景ではありますが、和歌山観光の際に立ち寄ってみるのもおすすめです。イチョウ狩りだけではなく、社殿の裏にある鎌八幡宮にも立ち寄ってみましょう。
丹生酒殿神社の由来
丹生酒殿神社の名前の由来についてご紹介していきます。元々丹生都比売神がこの地を訪れたとされているときに、地主神として知られる「竈門明神」が酒を造ったと言われています。そしてその造った酒を神前に初めて供えたことで丹生酒殿神社という名前がついたと言われているのです。なおこれは応神天皇か崇神天皇の時代だと言われています。
そのためお酒好きの方が参拝する神社としても人気になっていますし、和歌山県でも有名なパワースポットとして知られる高野山の麓にある神社ですので、和歌山県でパワースポット巡りを楽しみたい方にもおすすめです。
そのほかにも名前の由来というのが言い伝えられていて、その一つが丹生都比売神が自ら、紀の川の水を使って酒を造ったという言い伝えです。どちらにしてもお酒を造ったことが名前の由来になっていると言われているので、お酒好きの方に人気の神社なのです。
ご利益としては五穀豊穣、家内安全、無病息災だけではなく、子宝、縁結びに安産、そして就職や交通安全に学業成就などさまざまなご利益を授かることができます。そのため神社自体がパワースポットとしても人気になっていますし、和歌山を訪れた際には立ち寄っておきたい、素敵な魅力の溢れた神社になっているのです。
丹生酒殿神社はイチョウのシーズンがおすすめ
丹生酒殿神社だけではなく、鎌八幡宮への参拝もできる丹生酒殿神社ですが、イチョウのシーズンがおすすめだと言われています。丹生酒殿神社はイチョウが見頃を迎えるシーズンには、大きなイチョウの木に美しいイチョウの葉がたくさんついていますし、枝から葉が落ちた後は辺り一面を彩ってくれるイチョウの絨毯を楽しむことができます。
そのためイチョウのシーズンに訪れることで、いつも以上に神社の魅力を楽しむことができるのではないでしょうか。ここではイチョウの見頃シーズンについてや、ライトアップについてなどもご紹介していきますので参考にしてみましょう。
イチョウのライトアップ
まずはイチョウのライトアップについてご紹介していきます。よく夜桜などを楽しんでいるという方は、ライトアップなどもイメージしやすいのではないでしょうか。丹生酒殿神社では桜ではなくイチョウが人気になっていますので、イチョウの見頃シーズンはライトアップされたイチョウの木を楽しむこともできるようになっています。
例年同じ日にライトアップされているというわけではないですが、同じような時期ではありますのでライトアップを狙って和歌山観光を楽しんでみるというのもおすすめです。もちろんライトアップ期間中は夜も丹生酒殿神社で参拝することができます。
ライトアップの期間についてですが、例年11月上旬から12月上旬までということが多く、毎年10月の終わりから11月の初めにはその年のライトアップ期間が発表されています。そのためお出かけする前にライトアップ期間がいつなのかを調べておきましょう。
ライトアップが楽しめる時間帯は夕暮れ時から22時までとなっています。平日休日関係なくライトアップされていますので、お仕事終わりに立ち寄ってライトアップされたイチョウを楽しむのもおすすめです。イチョウの葉が落ち始めたころは、イチョウの絨毯とライトアップされたイチョウを楽しむことができ、幻想的だと人気になっています。
イチョウの見頃の時期
イチョウの見頃シーズンについてご紹介していきます。丹生酒殿神社のイチョウの見頃は11月上旬から12月上旬だと言われています。そのため見頃となる時期にライトアップを楽しむことができるようになっているのがわかります。また例年少しは見頃のシーズンも変わりますが、大幅なずれなどもありませんので計画も立てやすいはずです。
見頃を迎えたころは多くの方が訪れていて、和歌山の観光スポットとしても人気になっています。見頃のシーズンは混雑することも予想されますが、できるだけ昼間のイチョウとライトアップされたイチョウ両方を楽しんでみるというのがおすすめになっています。
イチョウの見頃は11月上旬からとお伝えしましたが、イチョウの絨毯を楽しみたい!という方は、見頃開始時期よりも遅めに訪れるのがおすすめになります。そうすることでイチョウの絨毯も増えますし、丹生酒殿神社だけではなく、周辺の紀の川の対岸などからでも眺めることができるようになり、辺り一面美しい黄色に覆われた風景が楽しめます。
毎年イチョウの見頃シーズンになるとライトアップされるようになっているので、イチョウの見頃はその年のライトアップ時期を目安にするというのもおすすめです。美しいイチョウを楽しむチャンスですので、見頃シーズンを逃さないようにしましょう。
インスタ映えスポットとしても人気
丹生酒殿神社のイチョウはインスタ映えすると人気になっています。丹生酒殿神社は境内なども含めて広々とした神社ではありません。そのため大きなイチョウの木がある丹生酒殿神社は、イチョウの絨毯を存分に楽しむことができるようになっているのです。
このイチョウの絨毯はもちろんのこと、ライトアップされたイチョウの大木は、インスタ映えすると話題になっていて仕事終わりなどに立ち寄っている方も多いです。比較的平日の方がゆっくり眺めることができますので、静かな雰囲気の中で写真を撮りたいのであれば、平日を狙ってみるのがおすすめになっています。
カメラなどを持って出かける方も多いのではないでしょうか。そんなときに注意していただきたいのが、周りの方への配慮や、ゴミの後始末です。飲み物などを飲むこともあるはずです。その際のゴミは持ち帰るようにしましょう。また写真を撮ることに夢中になって、周りの方々に迷惑がかかるような行為、大声を出すなどはやめてください。
また雨などが続いた場合、イチョウの絨毯もきれいに映らなくなることも多いです。そのためライトアップされたイチョウだけではなく、イチョウの絨毯もきれいに撮影したい!という場合には、天気予報などをチェックしておくことも大切になっています。
丹生酒殿神社の人気の御朱印
丹生酒殿神社の御朱印についてご紹介していきます。全国にはたくさんの神社があり、それぞれさまざまな御朱印があります。そのため御朱印集めをしているという方も多いのではないでしょうか。そこで丹生酒殿神社で御朱印を授与していただきたい!と考えている方も多く、御朱印についての情報を集めている方も多いのではないでしょうか。
丹生酒殿神社の御朱印はイチョウの装飾が入った御朱印になっていて、書き置きではありますが他の神社とは違ったオリジナルの御朱印を授与していただくことができます。御朱印は300円で授与していただくことができるので、硬貨を用意しておきましょう。
御朱印を授与していただくことができる丹生酒殿神社ですが、オリジナルの御朱印帳などはありません。そのためご自身で御朱印帳を準備しておくのがおすすめです。現在は手作りの御朱印帳を持っているという方も多いですし、丹生酒殿神社を訪れた記念になるように御朱印を授与していただき、きちんと保管しておくようにしましょう。
ですが社殿の裏側にある鎌八幡宮には御朱印がありません。そのため御朱印を授与していただきたい場合には、丹生酒殿神社で参拝するのがおすすめです。見た目もきれいな御朱印になっているので、ぜひ丹生酒殿神社を訪れた際には授与してもらいましょう。
丹生酒殿神社にはお守りはあるの?
丹生酒殿神社のお守りについてご紹介します。神社を訪れた際にお守りを授与していただくという方も多いのではないでしょうか。ですが丹生酒殿神社ではお守りの授与を行っていません。そのかわりではないですが、絵馬は授与していただくことができるようになっているので、絵馬に願いごとを書いて祈願するというのがおすすめです。
絵馬は初穂料500円となっていますので、ここでもできるだけ硬貨があると便利です。また厄除けや交通安全の祈祷を5000円からで行ってもらうことができます。絵馬だけではなく、祈祷を行ってもらうことで、よりパワーを授かることもできます。
丹生酒殿神社の口コミ情報
丹生酒殿神社の口コミ情報をご紹介します。本殿などは質素な造りではありますが、穴場パワースポットとしてゆっくり過ごすことができると話題になっています。秋は紅葉を楽しむこともできますので、美しい風景の中でパワーを感じることができ、和歌山の穴場パワースポットとしても人気です。
イチョウの木は世界遺産にもなっていますので、その堂々たる姿を見るだけでも、心が癒されると人気になっています。ライトアップシーズンは平日でも多くの方々が訪れていますので、口コミでも時間に余裕を持って出かけるのがおすすめと言われています。
丹生酒殿神社のイチョウはテレビなどでも紹介されました。口コミでもテレビで紹介されて以降、より多くの方々が訪れていると評判です。ライトアップされたイチョウの木はとても幻想的ですので、絵葉書などにするのもおすすめだと口コミで話題です。
普段はゆっくり参拝することもできますので、参拝だけをしたいという場合には紅葉シーズンを外すのがおすすめです。駐車場も無料で利用することができるので、口コミでもゆっくり楽しむことができると人気になっています。
丹生酒殿神社へのアクセス方法
丹生酒殿神社へのアクセス方法をご紹介します。車でアクセスする場合、京奈和自動車道の紀北かつらぎICからアクセスするのがおすすめです。なお紀北かつらぎICから丹生酒殿神社までは約15分程度となっていますが、当日の交通状況次第で所要時間は変わってしまいますので、時間に余裕を持ってお出かけするのがおすすめになっています。
電車でアクセスする場合、最寄り駅はJR和歌山線の妙寺駅となります。妙寺駅からは徒歩で25分程度と少し距離がありますので、タクシーを利用するか、バスを利用するのがおすすめです。なおタクシーの場合駅から5分程度ですので気軽にアクセス可能です。
駐車場について
駐車場についてご紹介していきます。丹生酒殿神社には専用の駐車場が3台分ほどあります。こちらは常時利用できる駐車場になっているので、空いていれば車を停めてゆっくり参拝することもできますし、神社周辺を散策することなどもできます。
またイチョウのライトアップが行われているシーズンは、神社周辺に臨時駐車場が用意されていますので、案内などに従って臨時駐車場を利用することもできます。バスなどの駐車場はありませんので、できるだけ自家用車などでアクセスするようにしましょう。満車になっている場合は、路駐などをせず駐車場に空きが出るまで待ちましょう。
丹生酒殿神社を参拝しよう
和歌山にあります「丹生酒殿神社」は、とくに紅葉シーズンがおすすめの神社になっています。お守りはないですが、さまざまな祈祷をしていただくこともできますし、絵馬を授与していただき願い事を祈願することもできます。
大きなイチョウの木は存在感もありますし、眺めているだけでも癒されると人気です。ぜひみなさんも丹生酒殿神社でイチョウを楽しみつつ、さまざまな祈願を行ってみてはいかがでしょうか。パワースポットとしても人気の穴場神社になっています。